屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道

島のラーメン食べ歩き記事

屋久島ラーメンの細道 第34回 細道を巡りて眺む 島の明日

拝啓 島に移住してはや6年目、 これまで何度も宮之浦のお寺の麓にあるこの看板をちらみしつつ、 提灯に明かりがついて営業中となっているのに出会わずじまい ところが先日の夕刻、前を通ると明かりがともっており、 どうやら夜のみの営業なのだと得心。 そこ…

屋久島ラーメンの細道 第33回 即席麺編 レトルトに詰めたし島の心意気

屋久島ラーメンの細道 第32回 島外編 中段の構えでスラリめん一本より続く 全国各地の高速道路SAや道の駅、物産館、観光センターの陳列棚にはご当地即席めん(インスタントラーメン)が溢れています。 先日覗いた天文館の物産店にもずらり。 今回は、サバ節や…

屋久島ラーメンの細道 第32回 島外編 中段の構えでスラリめん一本

拝啓 新横浜ラーメン博物館の「鹿児島ラーメン - 全国ご当地ラーメン」の紹介によれば http://www.raumen.co.jp/rapedia/study_japan/study_raumen_kagoshima.html 鹿児島には琉球から伝わった豚食文化があり、豚骨中心のラーメンスープに抵抗が無かったよう…

屋久島ラーメンの細道 第31回 思いやる人に想いの募る春

拝啓 この数年、島の南部では「アゴ(飛魚)ダシ」や「サバ節」など魚介系の出汁を効かせたスープが売りのラーメン店も其処此処に。 第17回 打って出る・引いて蓄える (屋久島らーめん日高屋) 第29回 アゴダシに踊る鯖豚鶏チャーシュー(ラーメン屋久島オリ…

屋久島ラーメンの細道 第30回 チャンポンの響きを浜の波に聞き

拝啓 平内の「気まぐれ厨房ギンガマン」さんに大阪から凄腕料理人がやってくるとの報をFacebookで知り ホントは秘密にしておきたい「倉庫中華」で脂っこい中国料理のイメージが完全に覆された https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chimidoro/18-00043?fb…

屋久島ラーメンの細道 第29回 アゴダシに踊る鯖豚鶏チャーシュー

拝啓 立春も過ぎ、島の県道を彩っていた寒緋桜も葉桜になりつつある屋久島。吹き出す新芽の如く、昨年閉店した原の洋食屋「屋久島オリオン」さんが 2月7日、ラーメン専門店「ラーメン屋久島オリオン」としてリニューアルオープン。 初日は込み合うだろうと2…

屋久島ラーメンの細道 第28回 湯気立ちて昭和風味のUターン

拝啓 昨年末に看板が掛って、年明けに開店予定日が記されていた 安房の中華料理店「万福」さんがいよいよOpen。 開店初日、混雑を避けて昼の営業終了ちょっと前に伺ったのですが……テーブル席は満席。 カウンター席の端に腰を掛けメニューをつらつら。 最初に…

屋久島ラーメンの細道 第27回 ガジュマルの門をくぐらん麺の湯気

拝啓 この10月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』は日清食品の創業者夫婦をモデルにしているようで、開始早々から屋台のラーメンを啜る場面が頻発。 漫画deまんぷく https://www.nhk.or.jp/mampuku/manga/ そんな秋の一日、とある島のごはん…

屋久島ラーメンの細道 第26回 川を越え流るる店で汗を拭き

拝啓 八月もあと一週間終わりを告げる台風一過の屋久島は、海に立つ入道雲を見ることもなく、セミの鳴き声はデクレッシェンドしてまいりました。 そんな秋の気配が忍び寄る屋久島の椨川集落から楠川集落へ、先月移転オープンした「たぶがわ」さんを訪れまし…

屋久島ラーメンの細道 第25回 石一つ重ね置きたる道標

拝啓 台風5号マリクシ(フィリピン 名で「 速い」 )が島の南方をかすめて去った後、爽やかな天気が続く離島屋久島。こんな天気であれば森のトレッキングも沢登りやカヤックもさぞかし楽しいだろうにと思われるのですが、観光のお客様の姿はまばらで雨季休業…

屋久島ラーメンの細道 第24回 ジュダイマスターのフォース溢れる麺

拝啓 沖縄を飛び越えて奄美大島はすでに梅雨入り。屋久島も梅雨の走りのような雨雲で空も海も鉛色。リフォーム中の看板の色塗りを雨で中断されないかとやきもきしつつ、昼はズズッとラーメンでも啜ろうかと思い立って向かったのが春牧の「ヨロン坂」さん。 …

屋久島ラーメンの細道 第23回 焼き肉屋のチャーシュー麺だから

拝啓 先日初めて訪れた安房の「屋久島御膳 華皐月」さん。お昼にはラーメン屋チャーシュー麺もあると知り再訪。店先には「うまっ! ラーメン」の幟が元気にひらり。 玄関を入ると先日の看板が頭巾外してお出迎え 入り口わきのテーブル席についてメニューを確…

屋久島ラーメンの細道 第22回 久永式日替わりランチC

拝啓 六角堂ブログ~手紙の食シリーズでは同じ店を三回連続してご紹介することはなかったのですが、今回は特例。訪ねるごとに疑問が残る安房の「麵屋 りんたろう」さん三回目のご案内。 第20回 ベトコンの上陸したる港町で「ベトコンラーメン」、第21回 R77…

屋久島ラーメンの細道 第21回 R77のラーメン

拝啓 屋久島ラーメンの細道第20回 ベトコンの上陸したる港町でご紹介した安房の「麵屋 りんたろう」さん。大将の纏うTシャツの背に書かれた「隠れ家」の文字が気になって、なおかつ「ベトコンラーメン」と「担々麺」にどれ程の違いがあるのかを知りたくて再…

屋久島ラーメンの細道 第20回 ベトコンの上陸したる港町

拝啓 朝からひんやりとした雨降りしきる屋久島の海。フェリー屋久島2が欠航した分、安房発の高速船はほぼ満席の様子。物寂し気な港の風景を後にして、二週間ほど前から気になり続けたあのお店の様子を窺いに。 この春閉店してしまった安房のラーメン店「NABU…

屋久島ラーメンの細道 第19回 フェリー眺めてセンチメンタルラーメンジャーニー

拝啓 先日「屋久島カレー事情 第53回 春陽の海を越えゆく森カレー」でご紹介したYakushima Pocket Navi」。愛らしくもスタイリッシュな装丁で島内で人気となっているようですが、2017年3月20日初版創刊早々、掲載されていながら店を閉じてしまったお店がもう…

屋久島ラーメンの細道 第18回 港の喫茶店ラーメン

拝啓 立冬が過ぎた後も、日中は25℃を超える日もある屋久島ですが、冬季メニューをお提供くださるお店もチラホラ。前回の「屋久島ラーメンの細道」でちらりとご紹介したように安房Aコープ内の「喫茶ケルン」さんは夏の冷麺からラーメンへ衣替え。 「吉祥寺 武…

屋久島ラーメンの細道 第17回 打って出る・引いて蓄える

拝啓 やっと台風が抜けたかと思いきや、秋雨前線の南下ですっきり秋空の広がらない屋久島。それでも雲が切れた夜空に覗く星座は、秋の訪れをしみじみ感じさせてくれます。 そうした自然の移ろいに合わせるかのように、島のお店にもいくつか変化が。 安房の武…

屋久島ラーメンの細道 第16回 招き猫に招かれて

拝啓 ひとまず区切りを付けたはずの「屋久島ラーメンの細道」ですが、島の冷やし中華の紹介で、触れぬままではやはり気が収まらぬ二店があっての迷い道編。 その一店は安房のラーメン専門店「こしば」さんの一品。店内には今までとは違う黒塗り札で「冷し中…

屋久島ラーメンの細道 第15回 サウナの島に流行れ冷麺

拝啓 昨日の夕方は落雷により停電となった島南部。一度は明けたかと思った梅雨でしたが梅雨前線はいまだしっかり島の上空に。 それでも今日は久し振りの青空が広がり、いよいよ夏本番の到来間近のようです。 強い日差しもさることながら、屋久島の暑さはその…

屋久島ラーメンの細道 第14回 海を越え時代を越えるカフェの翼

拝啓 今回の参院選の投票率は54.7%で戦後4番目の低さとのこと。棄権した45.3%の有権者が、その意思にかかわらずこの国の現状を肯定し、進路を決めたと言えるかもしれません。 こうなるのは立場を共にする者同士、生身の声を交わす場が少なすぎるからかも…

屋久島ラーメンの細道 第13回 めんどうと言わずに運ぶ足やあれ

【六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブからのお知らせ】 来週の営業は 12日(火)・13日(水)・14日(木) Open 12:00 ~ L.O. 19:00 拝啓 梅雨が明け、台風も直撃せずにほっとしたのもつかの間、屋久島は二日続きで大雨警報発令。飛行機も厚い雨雲に阻…

屋久島ラーメンの細道第12回 美味しい空気を頂ける店

【六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブからのお知らせ】 今週の営業は 6日(月)・7日(火)・8日(水) Open 12:00 ~ L.O. 19:00 拝啓 飲食店に行くのはご飯を食べる=お腹を満たすため。もしそれだけのことであるならば、外食はもったいなくて贅沢な…

屋久島ラーメンの細道第11回 鳳凰と龍のあやなす島の梅雨

拝啓 やっと晴れ間がのぞいたかと思へばまた篠突く雨。ため息が雨に溶け込みそうな梅雨入り目前の島ですが、県道際を彩る紫陽花がせめてもの慰め。六角堂の紫陽花を眺めていて 思いついたあそこへ一走り 宮之浦の港の手前にはためく黄色い暖簾 風にあおられ…

屋久島ラーメンの細道 第10回 島の細腕繁盛記

拝啓 今日朝日新聞のWebニュースでは「ロンドン市長に初のイスラム教徒 住民の多様化が後押し」との見出しで、パキスタン移民2世の労働党下院議員であり人権派弁護士であるサディク・カーン氏(45)がロンドン市長に当選したとことが報道されていました。 htt…

屋久島ラーメンの細道 第9回 丼鉢にみる歴史

拝啓 わらべ歌というものは、洋の東西を問わず不思議な歌詞が多いものですが、それも時代や地方によって歌詞が変わっています。 「かごめ」なども、馴染の歌詞は かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ? …

屋久島ラーメンの細道 第8回 島のファミリーレストラン

拝啓 本日は普段の営業日(一応日・月・火・水なのです)とは違う臨時営業。Openの12時を過ぎてもご来店のお客様の気配はなし。「ああ今日こそ、開店二周年を前にして初めてお客様ゼロの日を迎えるのか」とため息つき掛けていると、顔馴染のお二人様のご来店…

屋久島ラーメンの細道 第7回 吊り橋のたもと その2

【六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブからのお知らせ】 5日(木)は Open 12:00~売り切れ御免の臨時営業 白いココナッツエビカレーと赤いチキンカレーの祝日バージョンです 拝啓 島を巡る県道77号線の安房大橋の上流にかかる、今は赤い安房川橋 昔…

屋久島ラーメンの細道 第6回 吊り橋のたもと その1

拝啓 この数回は島の旧上屋久町のラーメンをご紹介してまいりましたが、再び島の南旧屋久町のラーメンをご紹介。旧屋久町には2007(平成19)年に編まれた「屋久町郷土誌」があり、その第3巻には安房の村落のいわれや町並みが写真と共に紹介されています。 安房…

屋久島ラーメンの細道 第5回 レンゲの位置から見えるもの

拝啓 トビウオのつけ揚げやサバ節を使ったラーメンが「屋久島ラーメン」ならば「屋久島うどん」も同様かと、島のうどんを代表する安房の「屋久どん」さんで再確認して参りました。 メニューには「屋久どんオリジナル屋久島うどん」の説明書きが セットメニュ…