屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島トリッコロール

島の鶏肉料理食べ歩き記事

屋久島トリッコロール 第22回 潮風を受けしダチョウぞ夢の島

拝啓 屋久島はこのところ荒天続きで、今日はフェリー2が欠航。 JACも欠航や出発遅延、高速船も条件付き出航。 このまま梅雨に入ってしまうのではなかと溜息一つ。 先日、そんな島の県道を走っていると 原の木村珈琲さんの立て看板が目に入って…… Uターンして…

屋久島トリッコロール 第21回 ポンカンの照る山裾にニコ一番

拝啓 12月も中旬となり島の南部の飲食店は冬季休業がぼちぼち。原集落では「屋久島オリオン」さんはらーめん屋へのリニューアルのため2月まで閉店。 農家食堂の「食彩なからせ」さんは農繁期休業 「ノマドカフェ」さんも冬季休業とあってで今シーズンの「バ…

屋久島トリッコロール 第20回 とろとろと煮込むシチューの紅葉狩り

拝啓 今年の屋久島の秋は、例年以上の乾燥と冷え込み。熱々でトロトロの何かを食べたいなと思っていた折、宮之浦のやまがら屋さんの「月一洋食」のお知らせが。「鶏肉の赤ワイン煮バターライス添え」、島で鶏肉料理と言えば唐揚げかカツが大半の中、煮込み料…

屋久島トリッコロール 第19回 海泉に揚がる海老カツ湯気の立ち

拝啓 春休みも終わり「わ」ナンバーの車も少しばかり減った屋久島の県道77号線。今日は以前から気になっていたあのお店を訪ねてみようと、島南部の平内集落を過ぎ、海中温泉の辺りまで走るとランチの幟がはためいて…… 店名のない立て看板の「下る」の指示に…

屋久島トリッコロール第18回 海望む窓にキティの招き猫

拝啓 日本国の過疎と過密は今に始まったことではありませんが、島内の人口やお店の偏りも年々大きくなっている様子。宮之浦や安房などの「都市部」に人が集まる中、六角堂のある麦生集落は移住者の定着が進んで人口もお店も漸増。この12月にも新しいお食事処…

屋久島トリッコロール第17回 イザナミをいざない飲まん赤提灯

拝啓 昼の日差しの下では半袖で過ごせても、6時頃すとんと日が落ちると長袖を一枚着たくなる屋久島の11月11日。 1が四つ並ぶぞろ目の日だけあって日本全国様々な記念日が林立。お上が定めたのは、“いい日いい日”の「介護の日」のようですがあまり知られるこ…

屋久島トリッコロール第16回 山雀の留まれる店や大当たり

拝啓 ネットでたまたま出会った中古車部品会社の社長さんの記事に 昔は、たらいで洗濯をしたものですが、そうすると泡ができるでしょう。あるとき、母親がその泡を集めてみろ、というんです。不思議に思いつつ、水に手を入れて、自分のほうに泡をかき集めよ…

屋久島トリッコロール第15回 いかにして王手掛けるや島の秋

拝啓 夏前から小瀬田(長峰)の県道沿いに建設中だったお店。外壁が大胆なチェック柄になる頃から、どんなお店になるのか楽しみだった「AQUA CAFE」さんが10月にOPEN。 やっと足を運ぶ機会を得て、入店。 天井が高く明るい店内には観光客風のお客様と地元島民…

屋久島トリッコロール第14回 台風に押されて敷居跨ぎたり

拝啓 台風が近づいている時に、トリッコロールとはなんともはや……とあきれられるかもしれませんが、日々の暮らしの必要に迫られて出掛けたついでに初めて入ったお店のメニューをご案内。 島に立ち寄るようになって十数年、移住して早や四年目となりますが、…

屋久島トリッコロール第13回 夏雲を見上げてサクリ島のカフェ

拝啓 前回のトリッコロール「第12回 つわぶきの島に宝の貝眠る」でご案内した中間の「つわの花」さんは言わば島の古民家カフェ。それに対して今日ご案内するカフェは、6月に開店したばかりの新築今風カフェ。お料理の盛り付けや味付けもおのずと違うはず。 …

屋久島トリッコロール第12回 つわぶきの島に宝の貝眠る

拝啓 最近街では「ゲリラ豪雨」の頻度が高くなったと聞きますが、それでいえば屋久島はゲリラが常駐しているようで、過激な雨が年中。のんびりまったりの島時間を楽しみに来られるお客様は、屋久島の自然のパワーにびっくりされることもしばしば。 島の気象…

屋久島トリッコロール第11回 焼く炭の香りや高し五月晴れ

拝啓 楠川から宮之浦に浮ける県道沿いに「やきとり」の提灯が掛ってしばらくたちますが、なかなか寄れないまま日々を過ごしている内に、何と安房にテイクアウト専門で焼き鳥を頂けるお店が出現。 元々安房の町中で焼き鳥屋をしていた徳島出身のご主人がしば…

屋久島トリッコロール第10回 とりどりの日々

拝啓 フェリーハイビスカスは今日もまた「機関整備の為、欠航」。このお蔭で六角堂コテージにご滞在予定のお客様はキャンセルとなってしまいました。ツライ…… こんな日々の辛さを乗り越えるには、飛魚のつけ揚げでも屋久トロでもなく肉。本当ならばOG ビーフ…

屋久島トリッコロール第9回 鶏肉で羽を休める港町

拝啓 今年のGWは不安定な天気で飛行機の欠航が相次いだ上、フェリーハイビスカスはエンジントラブルで屋久島に辿り着けない事態も起こり、ご来島のお客様は大変な思いをされたご様子。 それでも麦生の「桜とホタルの里公園」ではホタルもゆらりと飛び交い始…

屋久島トリッコロール第8回 百八つ舌の煩悩数えたり

拝啓 移住してから三年余り、島の食文化と飲食業経営の研究に加え観光のお客様の手引きにと、このブログ「屋久島六角堂便り~手紙」では様々なお店をご紹介してまいりました。 最初に始めたシリーズは「屋久島カレー事情」で、次が「屋久島丼紀行」、その次…

屋久島トリッコロール第7回 唐揚げで憂さを払いし菜種梅雨

拝啓 この一週間、木の芽流し(菜種梅雨)の雨が降り続け、先日は一時間の降水量が80㎜を超えたほど。宮之浦岳に登頂されたコテージにご滞在のお客様によれば、淀川登山口からは登山道が凍って雪も残っていたそうで、何はともあれ屋久島の自然の息吹を存分に体…

屋久島トリッコロール第6回 すさぶ海渡りて鴨の鍋となる

拝啓 二週連続、島の週末は荒れ模様。波浪警報と強風注意報が発令され、フェリー屋久島Ⅱに加えフェリーハイビスカスも高速船トッピー&ロケットも終日欠航。空の便も乱れ、伊丹発のJAC直行便は島に着陸できず、鹿児島に降りてしまいました。 こんな日はがつ…

屋久島トリッコロール第5回 味噌香る焼き鳥で越す島の冬

拝啓 この冬最強の寒気が日本列島に南下してきておりますが、屋久島麦生の六角堂は今日もほのぼの暮れました。 それでもやはり冬だと実感させられるのは、飲食店の冬季休業。 六角堂のある麦生のホトー川バス停から尾之間へと県道を走れば、 六角堂のお向い…

屋久島トリッコロール第4回 陽だまりに浮かぶカシワを一つまみ

拝啓 新春、六角堂コテージにご滞在くださったお客様がチェックアウトされた後、気が緩んで風邪を引き、二日ばかり寝込んでおりました。ひたすらぐっすり眠って元気を取り戻したところで「屋久島トリッコロール」の連続掲載。 鶏は煮ても焼いても揚げても美…

屋久島トリッコロール第3回 香り立つ鶏の香りに背伸び猫

拝啓 年改まって穏かな好天続きの屋久島麦生の六角堂。水仙は陽気に誘われ花を開き始めました。 さて、屋久島トリッコロールの第1・2回は、比較的最近島に移住してこられたご夫婦のお店をご案内いたしましたが、今回は創業1984年創立で島の南を代表する尾之…

屋久島トリッコロール第2回 ポンと打ちゃケッコウと鳴くヤクの鳥

拝啓 穏かな快晴に恵まれた屋久島麦生の元旦でしたが、開けた二日はどんより雲が海まで垂れて、水平線も朧です。 それでも昨夜は冬の星座のど真ん中、シリウスを引き連れたオリオンの三つ星も冴えわたる満天の星空。 そうした星々を見上げていると、自分もこ…

屋久島トリッコロール第1回 雑煮にも移住の島の香り立ち

謹賀新年 2017年元旦、屋久島麦生はのどかな小春日和。記念すべき「屋久島トリッコロール」第1回目、正月のトリと言えばやはり……あれ。 宮之浦の益救神社まで初詣がてら、正月三が日限定の雑煮を食しに六角堂を出発。 まずは安房の小屋カフェ「日と月と」さ…

屋久島トリッコロール プロローグ

拝啓 半月を待たずして干支も申(猿)から酉(鶏)へ。十二支に動物が配される前の酉(しゅう)の意味は、果実が成熟の極限に達した状態を表していることだとか。 新庁舎建設問題でぐらぐら揺れた屋久島町政ですが、来年は議会選挙の年。世間でいうところの「民主…