屋久島の人と暮らし
拝啓 「不屈の精神」と聞いて次の詩を思い起こす日本人は多いのでは。 写真は『新潮日本文学アルバム 宮沢賢治』から拝借したものですが、 「サウイフ ヒトニ ワタシハ ナリタイ」の後に続く「南無妙法蓮華経」の題目と諸仏の名に、賢治の精神的バックボーン…
拝啓 千尋の滝の駐車場裏。 昨年は3月末にしか咲かなかったソメイヨシノがすでに開花。 日毎に春めく屋久島ですが、 里のお店も開花の声が。 この「屋久島ラーメン紀行」の最終回として昨年末にご案内した「ラーメンたぶ川」さん。 小瀬田(長峰)のSAMSにて…
拝啓 屋久島サウスビレッジ & 屋久島ユースホステル さん協賛 「屋久島カフェ巡り実行委員会 」主催の 「2021 屋久島カフェ巡り」は 1月15日開始の3月15日まで。 これからボチボチとお考えのみな様に、 今回参加の全8店の様子をご案内。 これまでお届けした…
拝啓 いよいよ 屋久島サウスビレッジ& 屋久島ユースホステル さん協賛「屋久島カフェ巡り実行委員会 」主催の「2021 屋久島カフェ巡り」も最後の一店に。 そろりそろりと伺ったのは松峰の「日と月と」さん。 またまた「今日のお薦めは?」と伺えば、 「寒い…
拝啓 屋久島にも再び寒波がやってきて、フェリー屋久島2は欠航。 発注したスパイスが届かず、31日に予定していたちんたらブックカフェの再開は厳しくなって参りました。 山に上がる町道も凍結・積雪のため通行止めとやら。 それにもめげずヤクスギランド線で…
拝啓 全国各地の緊急事態宣言の期限まであと十日ほど。 2月末まで延長されるだろうというのが大方の見方。 そんな中、鹿児島県は新たな支援策を打ち出しましたが…… 鹿児島県/鹿児島県事業継続緊急支援金給付事業 屋久島はもともと売り上げの少ないシーズン…
拝啓 2021年屋久島カフェ巡りも折り返しの五店目に伺ったのは、 小島のおやき処 Na*ganoさん。 2016年の春に開業されて間もない頃にもこのブログでご案内いたしましたが、 五年経った今もスタンスは変わらなぬものの、メニューは進化。 六角形の東屋の席に…
拝啓 降り続く雨と共に一気に春が来たような屋久島南部。 コロナ禍と関係なく観光のお客様の姿がまばらなのは例年通りですが、 ジェットスターの中部-鹿児島線は廃線になり ジェットスター運休6路線を廃止|NHK 首都圏のニュース 鹿児島-屋久島間の高速船も…
拝啓 島の南部六角堂から一湊のキヨコンネガイさんまでは38㎞。 志戸子のkiinaさんまで34㎞。 寄り道しながら往復すれば80㎞の道程。 そうそう頻繁に行くことはできないので、キヨコンネガイさんでお昼を頂いた後、 kiinaさんでお茶とケーキを頂こうと。 お…
拝啓 六角堂の建つ島の南の麦生ではシャツ一枚で過ごせそうな大寒でしたが、 ぐるりと島を半周した一湊は北西の風が吹きつけウインドブレーカーが必需品。 そんな屋久島最北端のカフェ 「キヨコンネガイ」さんへ。 Yakushima gatherhouse cafeキヨコンネガイ…
拝啓 いくら入念なコロナ対策を取ったところでお客様が来て下さらなければ始まらないのがお宿や飲食店。 例年オフシーズンの1月は冬季休業の多い屋久島ですが、そんな時期こそ島民にカフェの魅力を味わってもらおうと昨冬始まった「屋久島カフェ巡り」。 そ…
拝啓 『古事記』は上・中・下の三巻構成。 上巻は、天地開闢に始まり様々な神さんが活躍し、神武が誕生するまで。 中巻は、神武から応神まで、倭建命(ヤマトタケルノミコト)が登場するヤマト族の征服史と新羅の王子アメノヒボコなど朝鮮との関わりを記した巻…
拝啓 一月十日、屋久島の原漁港では粛々と神事が。 ※ 島のカヤックガイド「サウスアイランド 」のフェイスブックから画像を拝借いたしました。 漁港のある集落には必ずと言っていいほど祀られているヱビスさんの様子は、5年前にもブログ特集「島の恵比寿さん…
拝啓 初詣の最終回は方言で「オネラ」「オネダ」「オナイダ」などと呼ばれる尾之間(オノアイダ)、縄文時代の石器や土器も出土する古い集落の神さん達のご案内。 オネラは「仰ぐ・見上げる」の意の方言、本富(モッチョム)岳、耳岳、割石岳三山の尾根の間を…
拝啓 麦生の西隣、千尋の滝-龍神の滝-トローキの滝と流れ下る鯛之川(タイノコ)を渡るとハラ、ハルオ、ハローと呼ばれる集落。 今は柑橘類の産地ですが江戸時代には奄美大島から製糖技術が輸入され、昭和中期には大きな製糖工場もあった集落。 (『屋久島町…
拝啓 旧年中のご愛顧に感謝し、皆様方のご多幸を祈念して、 『古事記』に登場する島の神々を巡る新シリーズ、 5年前に綴ったヱビスさん巡りの記事「島の恵比寿さん」の改訂版ともなる 「2021年古事記の旅」をお年賀に。 元旦の朝は初日の出に「今年もよろし…
拝啓 島のほとんどの飲食店が正月休みの最中、 お正月メニューで元旦から営業されたお店を三店ご案内。 その1. 島cafeラ♡モンステラさん 空港近く長峰のモーニング専門店 ラ♡モンステラさんでは 1日と2日のみ「お正月プレート」をご提供。 プレートにはお節…
拝啓 2020年も残り600分ほどになった午後、買い物ついでに昼食をと思うも。 ただでさえ冬季休業で休みの多い島の上、残った店も年末年始の休業。 そんな時に頼りになるのが屋久島空港内にある「エアポートやくしま」さん。 新型コロナウイルスの感染確認が、…
拝啓 先日、春牧・尾之間・平内に灯る島のイルミネーションをご紹介いたしましたが、 ご紹介しそびれていた灯を二つご案内。 一つは春牧の盛久神社。 神社は春牧公民館の裏手。 吊られたボンボリには子供達の絵が描かれて気持ちもほっこり。 拝殿の前には新…
拝啓 穏やかな小春日和に恵まれたクリスマス。 開業以来、六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブは、クリスマスバージョンのメニューでお楽しみ頂いておりましたが、 2014年 頼りなき日々を支える便りかな 2015年 12月は25日(金)・26日(土)、二日連続…
拝啓 師走でも秋桜と向日葵の咲く小島。 鎖国されキリスト教は禁教となった江戸時代、 イタリアから布教のために密航した宣教師シドッチ神父を記念して建てられた「屋久島カトリック教会」で12月25日、クリスマスのミサが行われました。 クリスマスは12月24…
拝啓 大晦一週間前、六角堂に牛一頭。 日毎夜ごとにコロナ感染予防や風評被害防止を呼び掛ける屋久島の防災無線。 今年の大晦日の催し事はどうなるかと気に掛かり、定期診察に徳洲会まで行きがてら、訪れたのは宮之浦の法華宗のお寺「久本寺」さん。 毎年参…
拝啓 屋久島南部には島では珍しい浄土宗のお寺があります。 「浄土宗玄清寺別院 慶照院」さん。 その県道際にはお地蔵(延命慈悲地蔵菩薩)さんが人々の暮らしを見守って下さっております。 今回は、このお地蔵さまに見守られた平野区と高平区の野菜市をご案…
拝啓 小島のカトリック教会では12月初めからイエス様生誕祝いの準備が。 25日には、誰でも参加できるミサも。 教会に足を運ぶ島民は少ないようですが、 島のあちこちのパン屋さんではクリスマスシーズンの定番「シュトレン」の予約や販売。 シュトレンはドイ…
拝啓 小島の畠では「ひまわり祭」の幟がたなびいておりますが 12月も中旬となり、島のカフェは冬季休業に入るところも。 おまけにコロナの第三波で店内でお茶を頂けなくなっているお店も。 年末年始のお休みは仕方ないとして、この冬何処で過ごせばいいのか…
拝啓 人の成長と同じように、お店の成長する姿を見るにつけ、何やら嬉しく元気をもらえるようにも。 この「屋久島ラーメンの細道」最終回を飾るのはそんな島のラーメン店、 楠川にありながら発祥の地を冠した「たぶ川」さんのラーメン2種類。 「たぶ川」さん…
拝啓 屋久島の鶏肉料理をお昼に頂けるお店を紹介してきた「屋久島トリッコロール」も今回が最終回。 締めを飾るのはこちらの唐揚げランチプレート。 六角形のご飯を見ただけでどのお店か分かる方には「屋久島唐揚げ帝王」の称号を差し上げます。 まずは、こ…
拝啓 屋久島七不思議のひとつに数えられているかは知りませんが、 人口13,000にも満たない島に、自家製パン屋さんが知る限り9店も。 その上、自家製パンの販売所が二か所。 島の最北一湊から南端尾之間までぐるりと巡れば、 ① 一湊の「平海製菓」さんは1963…
拝啓 島のカレーを紹介する『屋久島カレー事情』にも一区切りをと、 向かった先は日頃足を向けることの少ない島の北部。 まずは、 「屋久島丼紀行第57回(最終回)屋久島最北端の親子丼」でご案内した、 一湊のなっちゃん食堂。 お店の奥には、ド~ンと大き…
拝啓 原の木村珈琲さんが、いよいよ12月8日㊋に廃業・閉店。2017年の初夏、 ジャズの流れるワンコインのモーニング専門店として開業されて三年半。 マスターの御病気など、様々なご障壁を潜り抜け、 女性スタッフお二人による日替わりランチの人気店へと生々…