屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道 第37回 新年に新天地へ飛躍 楠川のたぶ川

拝啓

人の成長と同じように、お店の成長する姿を見るにつけ、何やら嬉しく元気をもらえるようにも。

この屋久島ラーメンの細道」2020年の最後を飾るのはそんな島のラーメン店、

楠川にありながら発祥の地を冠した「たぶ川」さんのラーメン2種類。

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「たぶ川」さんに始めてお邪魔したのは椨川で「お食事・酒処 たぶ川」として開店したばかりの2016年

その時にはメニューにラーメンはなく定食中心。

親子丼

カレーを頂きました。

それから2年経った2018年、ラーメン中心のお店として楠川に移転。

その時は「半チャーハン付き味噌ラーメン」を頂きました。

 

そしてそれからまた2年たった2020年の暮れ

久しぶりに伺ってみると、駐車場に車びっしり大盛況。

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色紙の招き猫が仲睦まじく「かがやく笑顔  わになって」とお出迎え。

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メニューを見れば、日々成長の跡。

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さてさて何にしようかと迷ったところ、

目に入ったのが厨房前、カウンター上の簾に張り紙。

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しょうゆラーメンできます!」「ぎょうざ3つ200円」。

それではそれを半チャーハンセットで頂くことに。

待つことしばし、

湯気もうもうとやって来たのがこちらのしょうゆラーメン。

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やっぱり、醤油ラーメンには海苔。

スッキリしたスープの味わい絡む程よいゆで加減の麺を、ズズッズズズズッと啜りこむ幸せ。

肉厚のチャーシューがご主人と女将さんの心意気を感じさせてくれます。

 

で、その二日後。

どうしても、メニューにあったあの「辛 台湾ラーメンを頂きたくて再び参上。

半チャーハンセットをお願いすれば、目に鮮やかな赤トウガラシ。

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立ち上る湯気に台湾ラーメン独特の香りがグイ~ンとテンションが上がります。

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しっかりとしたコクのあるスープに唐辛子の辛みがよいアクセント。

ニラの風味と肉の触感がぴったり合った逸品でした。

今思い出しただけでも、頭のてっぺんから汗がにじんでまいります。

 

ズズリズズリとやっている内、他のお客様が「〇〇ラーメンに小ライス」とご注文。

+100円で半チャーハンが付くのに、小ライスはいったいいくらなのかとメニューを見直せば……

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何と★小ライス/辛みそ  無料★とな。

「麺大盛り」や「替え玉」があることに後から気付いて、ああ無念。

 

実は、今回お店にうかがおうと思ったのは近々移転するとの噂を耳にしたため。

聞けば年明け、小瀬田で改装中のサムズ旧店舗にオープンするフードコートの一店舗として移転オープンするのだとか。

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屋久島あるある」で工事が遅れているため、年内は今の店舗で営業とのこと。

まだの方はどうぞお早目に。

 

帰り道、たぶ川さんの新しいお店も今まで以上に繁盛いたしますようにと

楠川天満宮さんにお参りしてまいりました。

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コロナ禍は東日本大震災原発事故と同様、ある意味人災、政治災。

2021年はそんな災難を乗り越えて、島の飲食店が島に暮らす人々や観光のお客様に元気をお配りできる年にできますように。

敬具

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