屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道 第41回 胡麻だれ冷やし中華の優しさ 安房りんたろう&宮之浦 絆

拝啓

テレビがないのでオリンピック中継とも無縁。

屋久島では6月以降新規感染者もいないので、デルタ株とも無縁。

と思いきや、

8月7日午後16時40分、

島の防災無線が「本日、町内において新たに本町31例目となる1名の感染者が確認されました。」と臨時放送。

お知らせ-防災行政情報無線|人と自然と。世界自然遺産屋久島 

おまけに台風9号の影響で大雨警報発令が予測され、登山バスは運休との追加放送も。

 

そんな島での冷やし中華を訪ね歩く行脚中。

今回ご案内するのは、いわゆる白い胡麻ダレの冷やし中華

 

まず一軒目は、

安房のラーメン専門店「麺屋 りんたろう」さん。

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表に冷やし中華の幟はなく、果たして冷やし中華はあるのかと恐る恐る入店。

メニューボードには表示はなく、店の厨房入口にこっそり張り紙が。

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ほっと一安心して、注文。

併せて餃子も一皿。

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彩りのバランスが涼し気で、煮卵のトロリン感が食欲をそそります。

何より白胡麻を擦ったタレが何とも穏やかな味わいでほっこりさせられ、

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ズズリズズリと完食させて頂きました。

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餃子もパリパリパンパンで食べ応えもしっかり。

ご馳走様でした。

 

で、二軒目は

宮之浦の「居酒屋 絆」さんへ。

徳洲会病院での診察の帰りに寄った「わいわいランド」のインフォメーションウィンドウにチラシがペタリ。

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それに惹かれて、初めての居酒屋ランチを頂きに急行。

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暖簾の裏の扉には「コロナ感染対策で県外のお客様お断り」の張り紙。

がらりと開けて「大丈夫ですか?」と問えば、「どちらから?」のお尋ね。

「麦生からです」と答えれば「お仕事でいらしたのですか?」のお尋ね。

「八年前から住んでます」と答えれば、やっと安心した笑顔でお出迎え。

島の南はコロナに対してのんびりムードがありますが、

北の宮之浦は感染拡大への気遣いが強いのは以前から。

怪しげなオッサンの初来店なのですから、これもまたさりなんと。

で、登場した冷やし中華はこちら。

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居酒屋らしく、麺の頂上に載っかっているのはチャーシューでもつけ揚げでもなく豚の時雨煮。

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こちらも酸っぱい醤油系ではなく、甘いゴマダレ系ですが、すっきりとした味わい。

冷やし中華を完食した後、

カレーライスを頂きながらの女将さんとの会話のあれこれなどは、屋久島カレー事情第97回 虹の橋のたもとのあったかカレーライス」でご案内しております。

 

はてさて、屋久島にもデルタ株初上陸でしょうか?

それとも昨日判明した地球の裏側南米ペルーからお越しになった「ラムダ株」でしょうか?

NHKの報道では「感染力やワクチンへの抵抗力が従来のウイルスより強い可能性はあるものの、データが限られている」として、現時点では「注目すべき変異株」に位置づけていないとのことですが……

www3.nhk.or.jp

皆様ご安全に、残暑の夏をお過ごしくださいませ。

敬具

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