屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島丼紀行

島の丼もん食べ歩き記事

屋久島丼紀行第52回 丼に乗って流るる潮の道

拝啓 毎年のことではありますが、GWが明けて一息ついた島では飲食店に新たな動きが。 連休前からホームセンターSAMSの掲示板には ひとまず閉店して、新規リニューアル予定のSLOW改め「PASTA SLOW」さんの案内。 そして3月に開店された安房の「SEIRIOUS(シリ…

屋久島丼紀行第51回 初夏の風薫る川縁 麻婆丼

拝啓 安房のモスバーガーと県道を挟んだ路地に入ってすぐ。 3月に開店された「島海味 kitchen Seirios シリウス」さんにようやく参上。 営業時間が17:00~24:00でランチ営業されていないうえ、 何やらグループのお客様が席を占めている様子だったので、 送…

屋久島丼紀行第50回 港町HANかDONかと悩む飯

拝啓 2016年に「萬来軒」が閉店してから中華料理屋が消えていた屋久島南部。 2019年1月15日、安房集落に「お食事処 万福 中華 ラーメン 餃子」さん誕生。 お昼に頂いたラーメンについては「屋久島ラーメンの細道 第28回 湯気立ちて昭和風味のUターン」でご案…

屋久島丼紀行第49回 山椒のヒリリと辛き火箭かな

拝啓 2018年6月12日、シンガポールで金正恩とドナルド・トランプが朝鮮戦争終結に向けて歴史的な会談が実現。 同日、種子島宇宙センターから情報収集衛星=軍事偵察衛星「レーダー6号機」を載せたH2Aロケット39号機が打ち上げられるということで、久々…

屋久島丼紀行第48回 トッピーの波に乗りける想定外

拝啓 昔から旅をしながら漁港や魚市場でちょっとした定食や海鮮丼を扱っているお店があれば必ず入って旅情を深めてまいりました……が。屋久島を訪れて何がガッカリだったかと言えば魚市場or漁協直営店で魚料理を頂けなかったこと。そのがっかりを覆してくれる…

屋久島丼紀行第47回 皐月咲く丘に集える牛と鯖

拝啓 島で暮らしていて時に無性に食べたくなるのが吉野家・松屋・なか卯の牛丼。そしてOGビーフの厚切りサーロインステーキ。島にいてそれがかなわず「牛肉が食いたい」となると焼き肉屋へ行くことに。そこで今回はまだ行ったことのなかった安房の「屋久島御…

屋久島丼紀行第46回 零戦の舞う島に立つ飯の湯気

拝啓 買い出しに宮之浦まで出掛けると「さっき港の上空をゼロ戦が飛んでました!なんでも屋久島の人が関係しているそうです。」と聞き、少年時代航空ファンだった私としてはエ~~~っと曇り空を見上げるしかありませんでしたが、すぐ思い出したのが、つい先…

屋久島丼紀行 第45回 うな丼は何風と問う島巡り

拝啓 あれこれあって六角堂イートハーブを一ヶ月以上お休みしたまま、このブログも途切れ途切れの内に本格的な夏到来。来週はもう土用の入りと言う訳で、一か月前に「屋久島丼紀行 第43回 幻のウナギ巡らん土用前」でその存在をご案内した春牧のお食事処「み…

屋久島丼紀行 第44回 一粒の雨と種にて繁る島

拝啓 この数カ月、島のあちこちで槌音高く新たなお店が建てられつつあることを気に掛けていらっしゃる島民の方も多いかと存じますが、「えっ!あそこの新築、お店になったの⁈」と嬉しい不意打ちを食らうことも。 そんな一軒が5月5日にオープンしていた安房の…

屋久島丼紀行 第43回 幻のウナギ巡らん土用前

拝啓 四方を海に囲まれた日本列島に暮らす人類の一員としての屋久島人。その一員として麦生の沖の波間に漂う漁船を眺めながら不可思議に思うことが。 なぜ年間数十万人が観光に訪れ、ホテルや民宿が数十軒もある「離島」屋久島に、京都の錦、大阪の黒門、明…

屋久島丼紀行 第42回 丼に随喜の涙流す暮れ

拝啓 島の南の海鮮丼を堪能したからには、島の北のあの海鮮丼を試さねばと、イートハーブの仕入れがてらに行って参りました宮之浦。まずはわいわいランドで紫キャベツとパプリカを仕入れ、レジ前のガラスに張られたチラシを眺めて一瞬グラリ…… ……としました…

屋久島丼紀行 第41回 海鮮丼食らいて祈る開戦日

拝啓 12月8日は日米開戦75周年。島のファミリーレストラン「かもがわ」で手に取った南日本新聞の一面には、これまで国内では知られていなかった鹿児島大空襲の航空写真が掲載されていました。 その鹿児島市内から100㎞も離れていない馬毛島は、米軍空母艦載…

屋久島丼紀行 第40回 神秘の島に宿るカツ丼とギョウザ

拝啓 この「屋久島丼紀行」は第40回をもって筆を置く予定でしたが、ふらふら島の食べ歩きをしていると、まだまだ紹介すべき丼があると実感。静かな冬の島で長期滞在をされる方のお役に立てばと、今しばらく連載を続けることにいたします。 この夏オープンし…

屋久島丼紀行 第39回 色はにほへど散りぬるを

拝啓 今「あい(愛)」で始まる日本の言葉は、昔は「いろ(色)」で始まりました。人と人とを睦み合わせる素敵な言葉の力を学びましょう……とかつて国語の教師だったころ、文法の最初の授業に教えた「50音図」と「いろは歌」。いろは歌はいろんな解釈が巷に流れて…

屋久島丼紀行 第38回 カフェ丼が切り開く未来

拝啓 三日三晩振り続ける雨に大雨警報は発令しっぱなし、飛行機の欠航が続く屋久島。そんな大荒れの中行われた鹿児島県知事選挙では、「川内原発を停止し、点検するよう九電に申し入れる」との公約を掲げた元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が無…

屋久島丼紀行 第37回 崖っぷちでの新規開店

拝啓 変化を好まずとも時代はギシギシ音を立てながら変えられつつあり、ズルズル今の流れに沿っていては暮らし向きを変えることもできません。おまけに熊本を中心とした地震は、まだまだ活発に活動を続けて不安は募るばかりです。 そんな折、安房の古い町並…

屋久島丼紀行 第36回 盛られたる磯の香りに満つ笑顔

拝啓 お宿でお食事を召し上がられない観光客のお客様に人気の地魚料理とお寿司のお店、安房の「いその香り」さんの14周年感謝イベントとしてご用意された3日間限定「いその香りランチ」を頂いてまいりました。 ランチのメイン料理は「にごり」「地魚にぎり」…

屋久島丼紀行 第35回 まばたき村の親子丼

拝啓 宮之浦のわいわいランドのレジ前ガラス窓掲示板。買い物の当てがなくても車を止めて覗きに行ってしまう島のお楽しみポイント。そこで今回発見したのは 椨川(たぶがわ)に6月8日Openした「お食事・酒処 たぶ川」さんの貼り紙。「親子丼」の案内を見て早速…

屋久島丼紀行 第34回 屋久島の五月晴れなるハワイアン

拝啓 前回は麦生のDAVISさんのレッドカレー丼をご紹介いたしましたが、今回は ハワイ風ならぬデイビススタイルポークハンバーグのロコモコ丼をいただきに まずはマスタードとオリーブオイルとパンがサーブされ、ラタトゥイユにインゲン、オクラとクレソンが…

屋久島丼紀行 第33回 丼もアートとなれり島の梅雨

拝啓 麦生のカフェDAVISさんで頂いた「黒豆ご飯とトビウオすり身揚げレッドカレー丼」。 これから島ではカフェ丼が流行るのではないかと思う絶品。 詳しくは「屋久島カレー事情第48回 島に居て上機嫌なる腹の虫 一食の価値あるアートカレー」でご案内いたし…

屋久島丼紀行 第32回 鍵盤をたたく指先湯気も立ち

拝啓 屋久島では観光のお客様が一息つく秋の終わりとGW明けの5月下旬に島のあちこちでLIVEが催されます。そのイベントのお楽しみの一つがお食事。島でお馴染みのカフェやレストランが出店されて、音と味の共演となります。 この5月下旬に寄せていただいた二…

屋久島丼紀行 第31回 トンではなくてブタなのです丼

拝啓 このところカツ丼の話題を続けておりますが、カツを丁寧に言えばカツレツ、今でも古い洋食屋さんに行くとビーフカツレツなどと表示されております。「カツ」の原型はフランス料理のコートレット(cotelette)で、仔牛肉をスライスしたものに細かいパン粉…

屋久島丼紀行 第30回 レストランのスープ付きカツ丼

拝啓 先日、「屋久島ラーメンの細道 第8回 島のファミリーレストラン」で画像だけご紹介したのは安房の「ファミリーレストランかもがわ」さんのカツ丼。 かもがわさんらしくしっかりとしたボリュームのカツ、そして島らしい味付けの“つゆだく”。このカツ丼を…

屋久島丼紀行 第29回 屋久島は九州の島なのだ丼

拝啓 こんな雨が降ったかと思えば、 夜にはこんな星空のもとでホタルも飛び交い始めた屋久島麦生六角堂 連休を島で過ごされたお客様は島のダイナミックかつ繊細な自然を堪能していただけたのでは。 さてこのGW、『屋久島ラーメンの細道』では安房川の左岸に…

屋久島丼紀行 第28回 晴れ時々豚

拝啓 島の肉の主役は鶏肉。弁当には必ずと言ってよいほど鶏の唐揚げ入り。カツと言えばトンカツもありますがやはり主流はチキンカツでしょうか。庶民的な島の定食屋でビフカツは見たことがありません。 六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブも基本鶏…

屋久島丼紀行 第27回 春風に乗って飛び発ちたくなる丼

拝啓 昨日は南から春の嵐がやって来たかと思えば、今日は北西の季節風が吹きつけフェリー屋久島Ⅱが欠航。島は季節の変わり目を行ったり来たり。そんな荒れ模様の午前中、午後の飛行機でお帰りのお客様を、六角堂から時計回りの島内観光にお連れして、空港ま…

屋久島丼紀行 第26回 想像力が問われる丼

拝啓 宮之浦まで買い物に行くついでにあちこちの店を訪れるのは楽しみの一つ。ただ、冬季休業中のお店も多く、徳洲会病院の隣にあるヒトメクリさんも2月いっぱい休業中。 そこで今回は、ご近所さんに美味しいお店と教えていただいた四季(とき)亭さんに。 お…

屋久島丼紀行 第25回 時雨降る島の常夏丼

拝啓 新春第2ラウンドのイートハーブを終えた木曜日。気が抜け疲れがどっと押し寄せ鼻もグスグス。SAMSへの買い物ついでにクワッと体を引き締めてくれるような韓国丼ビビンバを食べよう!っと向かった先は…… 火・水・木が営業日のはずなのにもしやと思いネ…

屋久島丼紀行 第24回 島の救世主なるやタンドリチキン丼

拝啓 一月も半ば。久し振りに小瀬田から尾之間までくるっと回れば臨時休業、冬季休業のお知らせだらけ。 空港近くのカレー屋「ハイビスカス」さんは休業のお知らせもなくシャッターが閉まったまま。この前通ったときは屋根工事やペンキの塗り替えをされてい…

屋久島丼紀行 第23回 味覚的向上心三段活用

拝啓 夏目漱石の代表作『こころ』の名言に、〈私〉が〈K〉に対して投げつけ〈K〉を自殺へと追い詰めた「精神的に向上心のない者は ばかだ」という台詞があります。向上心は精神の一種なのですから、「精神的に」とことわる必要もないのに、わざわざそうした…