屋久島の天地
拝啓 2023年12月22日、冬至の朝。 折からの寒波で、朝ごはんの時間になってもベッドから出ない接客担当従業員。 12月になって実を付け始めたバナナの成り具合を点検しつつコテージの掃除に。 10時過ぎ、徳洲会病院へクビツリハビリに向かう途中、春牧で虹発…
謹賀新年 明日は島の年始を締めくくる鬼火焚き。 遅ればせながら、キジトラのニャーと共に新年の寿ぎを。 2022年、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。 コロナ禍に揺れた2021年の大晦日。 安房のサンガンバーガーで年越し蕎麦ならぬ、年越しボンゴレを頂き、…
拝啓 今日は仲秋の明月。 屋久島では月見団子を見かけたことが無かったのですが、宮之浦のスーパー「わいわいランドで売ってるよ!」と言う情報を頂き、仕入れがてら六角堂を発進。 頂いたのはこちら。 こし餡入りの団子は、何故だか愛らしい角付き。 京都風…
Space & Spice Lab 六角堂からのお知らせ 8月に入ってちんたらカフェに「今日はお店開いてますか?」「次はいつですか?」とお問い合わせがしばしば。 今のところ、8月の営業はお盆明けの19日木曜日以降を予定しております。 詳細は改めてご案内申し上げま…
拝啓 11月29日午後4時過ぎ、 鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット43号機の打ち上げを眺めに、ヤクスギランド線の種子島展望所までドライブ。 一番乗りでしたが、やがて観光バスも止まって結構な人出。 待つこと20分。きらりと閃光。 種子島上空は生…
拝啓 午後8時30分、屋久島麦生の夜空に浮かぶ満月。 10月31日、今夜はハロウィン。 おまけに同じ月に二度現れる満月の夜。 ひと月に2度の満月はとても珍しいことから、英語では「ありえない・滅多にない」という意味で「once in a blue moon」という表現を使…
拝啓 2020年10月1日十五夜、仲秋の名月。 今年はその月の出を春田浜でとっぷり味わおうと思いつつも、 浜に着いた時にはすでに洋上。 昇る月を堪能して帰宅の途に着かれる方もいらっしゃる中、 ずいずい波打ち際に進んで三脚立てておもむろに、色付く十五の…
拝啓 前回のブログ更新(8/28)からこの10日ほどの間、二つの台風が接近。 9号Maysak(カンボジアの木)さんは9月3日に屋久島の西方を通過してホッとする間もなく、 10号Haishen(中国の海神)さんが接近してアタフタ。10号は当初の予想ほどには発達せずに済み…
拝啓 六角堂の川縁では早やホトウの花がふっさり咲き始め 海には漁船がくるりと輪を描いて ググリと寄れば釣り船なのか 走らす波の心地よさ 隣の畠ではポンカンの花が満開に。 山手に上がればタンカンの白い花が咲きそろい ふうわり漂う甘い香り。 思わず頭…
拝啓 荒れ模様の続く屋久島空と海。 フェリー屋久島2は欠航し、JAC鹿児島発の午後の便も欠航。 そんな屋久島空港を通り過ぎようとした刹那、海上の異様な色彩が目に入り、 mori café standさんの脇に緊急停車。 平らな虹は、あたかも海から湧き出るオーロラ…
拝啓 12月25日、屋久島はJACも遅延する豪雨の一日。陽が沈んでも漁火一つ見えませんでしたが、夜更けて満天の星。午後10時の六角堂南東の空にはオリオンがくっきり。 並んだミツボシはどうしようもなくクリスマス。 注意深く全天を眺めれば、オリオンの上に…
拝啓 2019年12月15日の午前4時前。 双子座流星群の流れ星を一つでも拝めればとごそごそ起き出し、六角堂の母屋のデッキに三脚立ててカメラをセット。 気温18℃とTシャツにフリース一枚羽織った素足でも寒さは感じず、こりゃ幸いと思ったものの空には月齢17.5…
拝啓 観光・帰省シーズン真っただ中のお盆に襲来した台風10号クローサさんの気象衛星の画像を振り返ってみると 8月7日には8号、9号、10号と台風の連なり。 8月8日には西に9号、東に10号の眼がくっきりと。 8月10日、9号は上海を襲い、10号の眼は見開いて 13…
拝啓 今日2月19日は二十四節気の雨水。 雪は雨となり、氷も溶けて水となる時季。 雨水がぬるみ草木の芽も萌え出し、農耕の準備を始める目安となる日。 屋久島は午前中、嵐のような風雨に見舞われましたが、吹く風は生温かさえ感じました。 そんな午後の7時過…
拝啓 2019年1月6日午前9時過ぎから11時前まで屋久島でも部分日食が。 穏やかに晴れ渡る太平洋をきらめかせ、太陽が少しずつ欠け始めましたが、もちろん肉眼ではわかりません。 カメラの絞りを最大に、露出補正もマイナス最大にして ファインダーは覗かずに、…
拝啓 屋久島で何軒もの家の屋根を吹き飛ばし、樹々をなぎ倒して10時間以上の停電を引き起こした台風24号チャーミーさんが北の海に去ったと思いきや、南の海では25号コンレイさんが瞳をパッチリ見開いて沖縄→東シナ海→九州北部へと旅を続けている様子。 それ…
拝啓 台風24号チャーミーさんは屋久島を天空から見下ろしながら駆け抜け、非常に強い勢力を保ったまま日本列島縦断の旅へと向かっている最中ですが、 昨夕からの屋久島24時間を振り返ってみることに。昨日29日3時過ぎ、沖縄で猛威を振るっていたころ、屋久島…
拝啓 正月三が日は穏やかな小春日和に恵まれた屋久島麦生。小寒を迎えた今日1月5日は朝から雨模様でしたが、昼過ぎからわずかに晴れ間も。午後3時過ぎに買い物がてら安房へと車を走らせると県道正面にぶっとい虹が。 今年の初虹なればしっかり撮影をと屋久島…
拝啓 満月から新月へと向かう2018年最初の16夜。 同じ山を歩いても、登りと下りでは見える風景が違うとか。 同じ時を過ごしながら、人それぞれに時代は違って見えているのかも。 若葉萌え出す太陽にはなれずとも。夜道を照らす月ぐらいにはなりたいと願う還…
賀正 45億歳の太陽。生きとし生けるものへの新たな光の恵みに感謝。
拝啓 7月21日に発生した台風5号ノルーは7日に屋久島を去った後、四国近畿東海北陸に爪痕を残しつつ、なお歩みを進めている様子。18日間も暴風雨を維持できるほど日本の近海の温度は高くなっていることを再認識させてくれました。 さて、今日8日の未明は部分…
拝啓 ほぼ三日、鹿児島南海上の離島を孤絶させ、十数時間の停電をもたらした台風5号ノルー。 午後7時過ぎには宮崎の東海上へ ノルーの尻尾が島を離れたちょうどその頃、屋久島麦生の海は開けて 沈む夕日に辺り一面小麦色に輝き始め 流れる雲はオーロラのよう…
拝啓 2017年7月21日に発生した台風5号ノルー(韓国の言葉でノロジカ)は8月3日に発生した台風11号ナルガエ(北朝鮮の言葉でつばさ)と6号差で存在するという観測史上新記録の台風。南北朝鮮に挟まれた日本の南海は大荒れ。 のらくらノルーは目元パッチリ。何…
拝啓 2017年6月9日午後8時12分の十五夜。 9日の満月は今年1年で、地球から最も離れ、一番小さく見える「ストロベリームーン」。米国でいちごの収穫時期に見えることからつけられた呼び名だそうですが、朝日新聞のWeb Newsによれば他の時期より赤く輝くのは…
拝啓 一昨日までは爽やかな風吹き抜けていた屋久島麦尾の六角堂。昨夜から雨がぱらついたかと思ったら、今日の午後から本ぶりに。天気図を見れば…… しっかり梅雨入りしたようです。 オタフクアジサイの花芽も色づき始め ノウゼンカズラは朱色に染まり 月桃の…
拝啓 島で一番温暖な麦生の里を北風から守ってくれるトイモ岳。今年一番の寒気が流れ込んだ朝 山頂付近は朝8時前までうっすら雪化粧。 それでも9時ごろにはポカポカ陽気で、六角堂コテージに東京からご滞在中のお客様も温かさにびっくり。ヤクスギランドや白…
拝啓 屋久島麦生の六角堂。穏かな初日の出に始まり 穏かな夕暮れで一日を閉じたかと思いきや、午後9時ごろにはこの冬一番の星空。 左下にはオリオン、右上にはスバルがくっきりと。 オリオンの三つ星にぐっと近づけば スバルにググッと寄っていくと 更にググ…
拝啓 2016年12月13日23時00分。この数日の寒気が去ったせいか、風も生ぬるく日中同様、夜が更けても暖房無しどころか網戸で外気を通したままの屋久島麦生六角堂。温度計を見ると、なんと21.5℃。 外がほの明るいでカメラを盛ってデッキに出ると、満月を明日に…
拝啓 2016年12月9日午後10時27分頃。種子島宇宙センターからH-IIBロケット6号機が宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)を載せて打ち上げられました。 いつもは安房のサウスアイランドさん( http://www.south8940.com/ )のプライベートビーチ…
拝啓 日付が変わる前ごろまで、屋久島麦生は厚い雲からポツポツ。68年振りの大きさで照り輝くスーパームーンにはお目に掛ることはできないかと思いきや、日付が変わった15日の午前0時過ぎ、ふらりと外に出てみれば、何ということでしょう、雲の切れ間からそ…