拝啓
昨日からの強風は終夜続き、フェリーに加えて高速船も欠航。
フェリー2でご帰郷予定のお客様は前日から延泊を決めていらっしゃったので、今朝は遅起き。
今日は通院の長い1日となるので原までひとっ走りし、
「つむコロキッチン」さんの「チャーシュー丼」を連れ帰り、
つむコロキッチン(@tsumucoro) | Instagram
卵グチュグチュ頂きま〜す、ご馳走様🙇の後、
島の東の海は大荒れ。
リハビリの後の眼科診察は午後3時から。
それまで「すばらしい」ラムカレーを頂いてKiinaさんでお茶のルーティンをと向かったものの、すばらしい店の前には車が溢れ、待受ボードには6組の名が。
諦めて、永田のSea&Sunさんでカレーか何か頂くことにしようと北に向うと……
県道際にはためく「ラーメン」の幟。
「民宿まんてん」さんでラーメンやっているとは知らなんだ!
聞けば、昨年6月から何度か、期間限定で飲食営業しているとのこと。
12時過ぎとあって、座敷の4人掛けテーブル4台は満席。
カウンター席に滑り込み、
「味玉赤辛豚骨ラーメン」と「ミニチャーシュー丼」を注文。
待つことしばしの後登場。
撮影してみると、なんかおかしい。味玉がない!
そこで「すんません!」と声を掛けると「すみません!!」と味玉登場。
再撮影。
好みの麵堅。好みのピリ辛スープ。
ミニと呼べないほどのボリューム。
どうやら設備関係の仕事で島外から来られた男性三人組のお客様は、
お会計の際に「屋久島に来て一番おいしいラーメンだった!」と激賞。
店を出ながら「かわいい女の子と次もしゃべりたいな」と。
お店のかわいい女の子が民宿の若奥さんであることも知らずに……
屋久島 民宿 まんてん (manten-yakushima.com)
で、
その後予定通りKiinaさんへ。
志戸子の海も波高し。
店内には馴染みのジモッティーの他に、
島めぐりをしてフラっと立ち寄られた女性の一人旅のお方も。
今回はキノコ型のマフィンのお供にココアを。
熱々ココアを啜りながら、
島の振興策=埴生窯のペット骨壺‐ペットと共に眠れる霊園-黒潮散骨-苔むす森の樹木葬-ムスリム霊園-モスク建設-ハーラル料理の浸透-空港の新ターミナルビルフードコート構想etc.
による、ペットを愛する日本人や中東からインドネシアにかけての観光客10万人、移住者5000人増計画、それにより迫りくる小中学校の統廃合の回避をも。
果ては仏教・耶蘇教諸宗派の性的児童虐待から、親鸞六角堂での開眼の経緯についてベラベラ。
そうこうする内にお客様が途絶え、Kiina本日閉店宣言。
【キーナ】森のとなりの小さなカフェ(@kiina.yakushima) | Instagram
で、
この閉店後が、いわば本日のメインエベント。
一湊のWaa ma_no yakushimaさんのアップルパイをKiinaアイス添えで特別に頂かせて下さることに。
今回の営業には、アップルパイも引き連れてこられたとの情報をInstagramで得ておりました。
WAA ma-no(@waa_ma_no_yakushima) | Instagram
ただ、時間が合わずご縁がないと思っていたところ、
お店に行かれたKiinaさんがご厚意で私の分も買っておいて下さったもの。
アップルパイには、やはり紅茶をと注文。
ナイフで切れば、
三日月型のリンゴがホロリ。
Kiinaさんのご厚情が染み渡りました。
で、
その後徳洲会病院に戻って眼科健診。
老化による眼瞼下垂の進行が視野を狭めているのだろうと。
これは年末のお宝が舞い込んだら手術するかも。
と言う訳で、六角堂に帰り着いたのは5時前。
夕焼け空には三日月が。
日暮れと共にぐっと冷え込む屋久島。
来週半ばは暦の「小雪」。
ここらで「リンゴブギウギ」も、ご紹介しそびれていた「Smiley」さんのキャラメルりんごケーキのご案内で締め括りにしようかと。
紅玉が品不足で手に入らなかったのが残念だとのことでしたが、
お客様への思いの籠った一皿を、お気に入りの月姫茶と共に頂きました。
Cafe-Smiley | Yakushima Kagoshima Facebook
日高 靖子(@cafesmileyyakushima) | Instagramプロフィール
ついでながら、
この世の中にはイスラム教徒の戒律に触れないハラールアップルパイもございます。
青森県では、ハラール認証のリンゴジュースをイスラム圏に輸出。
ちなみにイスラム教徒の聖典コーラン(聖クルアーン)において、
あの旧約聖書「創世記」の禁断の果実の一節はどのように書かれていたのか。
(主はアーダムに仰せられた。) 「アーダムよ、あなたとあなたの妻は楽園に住み、随所であなたがた(の好むものを)食べなさい。只この樹に近付いて不義を犯してはならない。」
その後悪魔〔シャイターン〕はかれらに囁き、今まで見えなかった恥かしいところを、あらわに示そうとして言った。
「あなたがたの主が、この樹に近付くことを禁じられたのは、あなたがたが天使になり、または永遠に生きる(のを恐れられた)からである。」
そしてかれは、かれら両人に誓っ(て言っ)た。「わたしはあなたがたの心からの忠告者である。」
こうしてかれは両人を欺いて堕落させた。
かれらがこの木を味わうと、その恥ずかしい処があらわになり、2人は園の木の葉でその身を覆い始めた。
その時主は、かれらに呼びかけて仰せられた。
「われはこの木をあなたがたに禁じたではないか。また悪魔〔シャイターン〕は、あなたがたの公然の敵であると告げたではないか。」
クルアーン『高壁章』第19-22節(日本ムスリム情報事務所 聖クルアーン日本語訳)
何処にも禁断の木の実がリンゴとは書いておりませんが、
「園の木の葉でその身を覆い始めた」とあるので、創世記との関連で言えばその実はイチジクなのかも。
ただ、ダン・コッペル著「バナナの世界史」によると、古代のインド以西の中東地域においてはバナナはイチジクと呼ばれたとも。
また、アラビア語で書かれたコーランに出てくる楽園の禁断の果実「talh」はバナナと考えられており、ヘブライ語聖書では禁断の果実は「エバのイチジク」と書かれていることから、実は創世記に出てくる知恵の樹の実は、通説のイチジクではなくバナナであったとする仮説も。
それを絵にしたら、ずいぶんエデンの園の風景も変わって見えるかと。
アップルパイやリンゴのケーキ一個からも人類の多様な文化を味わえる。
そしてそこから島の未来を妄想する楽しみも得られるというもの。
ただしかし、
今月から糖尿病の治療薬を増量されているこの身。
これにてこのブログの屋久島スイーツ紹介「屋久島ボンボンポイ」と「屋久島ラーメンの細道」はしばらくお休みとさせていただきます。
敬具