拝啓
先月、さよならした松峰の「こしば」さんが、
なんとカラオケボックスの併設ラーメン屋。
その名も「uta」さん。
店内に入ってまずびっくりしたのは、その広さ。
銀行だった頃の営業部分が全部ラーメン屋。
カウンターとテーブルで30席はありそう。
ひょっとしたらラーメン専門店としては鹿児島県下でも最大規模なのでは?
メニューは、「こしば」時代とほぼ同じ。
伺ったのが日曜日だったのでサービスセットは注文できず、
「ラーメン」と「餃子」を単品で頂くことに。
広々とした厨房で立ち働く三人のスタッフさんを眺めながら、頂きます。
味は「こしば」時代と同じ。
そして餃子。
こちらは、こしばで最後に頂いた時の華麗な姿ではありませんでしたが、
お味はほぼ一緒。
「uta」の営業時間午前11時から午後11時まで。
屋久島で昼も夜も一日中頂ける初めてのラーメン店の誕生でもあります。
(※カラオケボックスは午後12時で閉店)
で、ここで、
どうでもよさげなことなのですが、
utaのラーメンを頂きながら気になったのがラーメンの丼の底。
ひょっとして⁈と期待しつつ、
高血圧と糖尿病に悪いと存じておりますが、
スープをすべて飲み干すと……
残念ながら、店名やら踊る龍のマークやら「当たり」の文字は現れませんでした。
なんでそんなことが気になったかというと、
島のいくつかのお店の丼はこんな具合。
たぶん島で現存する最古のラーメン、八重岳食堂さんの丼には鳳凰。
残念ながら閉店された味彩さんの器には愛らしい顔の龍。
そして龍鳳さんの器には、まだ一桁だった頃の局番。
得も言われぬ味わい、郷愁をそそる楽しさがありました。
で、
これまでブログでご案内した屋久島のラーメンの丼がどんなだったか、
2014年4月以降、2022年12月現在の再確認をしました。
北部のラーメン10軒。
南部のラーメン11軒。
そして今は亡き北部と南部のラーメン(とチャンポン)10軒。
計31軒。
これだけの屋久島のラーメン(の丼)一覧画像は他にないかと。
製作するのに3時間半を要しました。
これを人生の無駄遣いと言わば言え。
ひょっとしたら今回が『屋久島ラーメンの細道』のどんつきとなるかもしれません。
敬具