屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

おみずの島プロジェクト

屋久島と日本列島の新たな未来を切り開く提案

おみずの島プロジェクト 新たな島めぐりの道を探る車中泊の旅 ① 高松・堺・枚方・京都のスパ

拝啓 次々と様々な桜の花が咲き続ける2月の島ですが、 ご滞在のお客様はめっきりさっぱりの閑散期。 そこで思い立って向かったのが…… 屋久島の未来を探る「スパと道の駅 車中泊遍路」。 屋久島本島にはアツアツの尾之間温泉や干潮前後しか入れない平内海中…

“屋久島ごっそう”の“いのち輝くデザイン”を探る 頂いたのはカレーとお重と定食の三品

拝啓 前回のブログ記事「屋久島丼紀行第70回 & 屋久島うどんドン第5回 「エアポートやくしま」にて島の名物考 」でもご紹介しましたが、 2023年12月1日から屋久島の8店舗で「屋久島ごっそう」という食企画がスタート。 その概要は次のWEBサイトに。 www.kag…

映画俳優が誕生した今こそ 屋久島にミニシアターを

拝啓 先日、埴生窯さんのFacebookを拝見し、「えっ」となった「つ。」 https://www.facebook.com/haniigama1986 さっそく、映画「つ。」をネット検索。 佐賀映画制作プロジェクト のサイトには、主演俳優の写真が。 山下万希https://imyourbrother.net/?fbcl…

島のキッチンカー 2022 屋久島カレー事情 第114回 &屋久島ラーメンの細道 第45回

拝啓 鹿児島では皆さん完全な冬の服装でコートやマフラーを身に着ける女性の方も見受けられましたが、屋久島ではさすがにそこまでは。 それでも例年にない寒さに加え、降り続く雨で気も塞ぎがちになりますが、 元気にお店を開いているキッチンカーを見ると励…

おみずの島プロジェクト Rainbow Ⅽosmosを目指して

拝啓 屋久島は知る人ぞ知る虹の島。 今日も冬至前の高度の低い太陽の日差しを受けて、 種子島からグィンと虹が。 春田浜から望んだ虹、分かりますか? 安房大橋から望めば、 うっすら虹が種子島と屋久島を結んでいます。 虹を見るといつも思い出すのが吉野弘…

おみずの島プロジェクト 「屋久島町パートナーシップ制度創設」の請願 町議会で可決!

拝啓 2021年12月17日、今冬一番の寒気が入りフェリー屋久島2が欠航した朝。 10時から始まる屋久島町本議会の傍聴に間に合うよう、 小雨突き抜け走る県道際、船行バス停手前には、 目にも鮮やかに散り敷く山茶花の花びら。 11月29日に議会事務局に提出した「…

おみずの島プロジェクト 誰でも憩えるベンチのある島に Smileyのたそがれベンチ

拝啓 このベンチに座ったことのある方がいらっしゃれば幸い。 安房川沿い、如竹通りの歩道にはベンチが置かれておりますが、 その多くはこうした背もたれなしタイプ。 中にはパラソルが立てられるような器具付きも。 亀石の案内板がある川岸にも、 ベンチが…

おみずの島プロジェクト 本日「請願書」提出 痒い所に足の届く町政を

拝啓 朝陽にタンカン色付き始め、 夕陽にヒマワリ燃えながら、 暮れれば師走の屋久島町。 12月議会に向けての請願書を岩川たくのり議員の紹介を得て、 本日11月29日、町議会事務局に提出してまいりました。 タイトルは「屋久島町パートナーシップ制度創設の…

おみずの島プロジェクト 島の木や鹿革を使ったパートナーシップ証明書用フレーム&カードケース

拝啓 今日の昼前、屋久島町役場に所用で出向くと…… 「屋久島木材フェスタ」開催中。 六角堂では大変お世話になっている福島木工さん 愛らしい人形なども制作されているアセンス工房さん 気品のあるスプーンなどの食器を中心としたMurakami Woodworksさん 心…

おみずの島プロジェクト 多様な人々が世界中から集まって活き活き暮らせる島にするセンターと条例作り

拝啓 今月初め、屋久島町から次のようなお知らせが。 尾之間支所庁舎跡地利活用事業に係る事業者を募集します|人と自然と。世界自然遺産屋久島 (yakushima.kagoshima.jp) 要するに旧尾之間支所庁舎の跡地の利活用を行う事業者募集のお知らせ。 募集する事業…

屋久島丼紀行第61回&おみずの島プロジェクト 狸が呼び寄せるASEAN 尾之間 サンキュー食堂

拝啓 先日、どなたかのFacebookで画像を見て気になっていた丼。 それを頂きに上がりました。 尾之間のサンキュー食堂さんの新メニュー。 赤い文字で一番下に表示された屋久島海鮮丼。屋久島なのになんで狸やねん! と誰しも突っ込みたくなる器をパッカ~ンと…

おみずの島プロジェクト-島の外から明日の島を見る ⑤ ヒトにもベンチタイム

拝啓 いよいよ明日は退院。 お世話になった病院の裏手は鴨川。 出町柳(賀茂大橋)で合流する東側の高野川と西側の賀茂川が合流して鴨川に。鴨川と賀茂川を総称して鴨川。ちなみに上流にあるのが“上賀茂”神社、 下流にあるのは“下鴨”神社。 いずれにしても、…

おみずの島プロジェクト-島の外から明日の島を見る ④ 人が集う和菓子と鉄板

拝啓 京都の商店街を歩けば必ず行き当たるのが和菓子屋。 茶会に出されるような洗練された工芸品のような和菓子は観るだけでも楽しいですが、 庶民の三時のおやつになる気取らない和菓子を置く昔ながらのお店もまた。 今回お世話になっている病院の徒歩圏内…

おみずの島プロジェクト-島の外から明日の島を見る ③ 若者とムスリムを呼び込む島に

拝啓 10月1日にPCR 検査検査を受けて入院するまでの5日間はホテル暮らし。 せっかくなので、今まで頂いていないインド料理屋巡りを。 今回お世話になっている病院の周辺にもいわゆるインド料理屋が二軒。 一つは店名に“ハラル”の入った「サルマン アンド ソ…

おみずの島プロジェクト-島の外から明日の島を見る ② 魚嫌いも食い付く魚料理を

拝啓 入院五日目。 これまでに朝・昼・夕の12回、病院食を頂きました。 そのうち4回の主菜が魚。 皆美味しく頂きましたが、西京焼きがことのほか気に入りました。 「西京焼き」とは…… 「西京味噌」とみりん・酒などを加えた漬け床で、 さわら・銀だら・まな…

おみずの島プロジェクト-島の外から明日の島を見る ① 飛行機とバスと民泊

拝啓 9月30日に島を離れて京都に3週間ばかり滞在することに。 10月1日に緊急事態宣言は解除されたとはいえ、暮らしが元に戻ったわけでもなく、 この先この国はどうなるのか…… 規模も歴史も形態も全く違えど、 島と同じく観光産業を基盤とする京都の町を通し…

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト コミューンの過去と未来

拝啓 7月9日現在、梅雨末期の豪雨災害により熊本県を中心に65人が死亡し、1人が心肺停止、16人が行方不明。 豪雨被害 熊本中心に65人死亡 1人心肺停止 16人不明 捜索続く | NHKニュース 東京都は9日、都内で新たに224人が新型コロナウイルスに感染しているこ…

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト 屋久島トマソン その5 黒崎から島のテイクオフ

の続編です。 拝啓 今回ご案内する本は、 講談社スポーツシリーズ「ハンググライダー」と 山と渓谷社の「パラグライダー 入門とガイド」 どちらも30年ほど前に購入した本。 空を飛びたくて、伊吹山のパラグライダースクールに通い、 J.H.FのB級技能証も取得…

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト 屋久島トマソン その4 木立茂る夕陽の楽園 栗生沿岸海中公園

の続編です。 予定では中間・小島地区妄想散歩の予定でしたが、 その前に栗生の散策を。 拝啓 さて、 今回ご紹介する本は古川弘文館発行、片山一道著の 歴史文化ライブラリー139 「海のモンゴロイド ポリネシア人の祖先をもとめて」。 南太平洋のポリネシア…

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト 屋久島トマソン その3 麦生の里~蛍の浜公園構想

の続編です。 拝啓 前回、麦生漁港の 女性名船のご案内で少しばかり触れた、 麦生漁港海浜計画。 麦生漁港はGWともなれば、 海に注ぐ川面を蛍舞翔ぶ幻想的なスポットに。島の歴史が詰め込まれた「廃船」を オブジェのように配置し、島の様々な個人事業主がア…

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト 屋久島トマソン その2 麦生のことみ丸とさとるくん

の続編です。 拝啓 今回ご案内する本は、 有吉佐和子の『日本の島々、昔と今』(岩波文庫)。 元本は1981年に集英社から発行。 その中に 1979年12月16日脱稿の 「二十日は山に五日は海に 屋久島」が収録。 二度に渡って島を訪れた島民との交流記。 例えば、 …

BookCafeの散歩道&おみずの島プロジェクト 屋久島トマソン その1 栗生のマンボウ号

拝啓 2020.05.29、屋久島町観光まちづくり課/産業振興課より 「町独自の新型コロナウイルス感染症経済対策事業」のお知らせ。 「現状対策+収束後観光キャンペーン」の二段構えなのですが、 どうもしっくりこないのは、 先日、閣議決定された国の消費喚起策…

Book Cafeの散歩道 番外編 その4 「健康づくり1万歩街道モッチョム岳展望コース」

※Book Cafeの散歩道 番外編 その3の続編です。 拝啓 アフターコロナ時代のキーワードは“積極的なSlow dawn”。 そして求められるのは「人の息遣いと香り立つ料理、歩く速度の風景」。 只今、屋久島に眠る化石、あるいは遺跡の如く散在する「資源」を探索中。…

Book Cafeの散歩道 番外編 その3 「新しい滞在様式」の創出

拝啓 屋久島観光と言えば縄文杉登山と白谷雲水狭巡りが定番。 しかし、 六角堂コテージのリピーター様の多くは、「ひたすらゆったり過ごしたい。天気が良ければ森の中でボーっと過ごすのが一番」と。 脳性麻痺や視覚障害などをお持ちのグループ様は、バリア…

おみずの島プロジェクト 長野県宮田村の防災アプリ、屋久島での導入予定は今年度中?

拝啓 予定では、今回のおみずの島プロジェクトのテーマは「日本の離島初のパートナーシップ条例発効」だったのですが、ゆえあって「防災アプリ」に変更のお許しを。 先日は一気に冷え込みその後ザザ振り。いよいよ冬の到来かと思いましたが、勤労感謝の日は…

おみずの島プロジェクト「プレミアムパートナーシップ証明書」の発行で悲劇を避ける

拝啓 11月22日は「いい夫婦の日」。1988年に財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部)によって提唱されたとのことですが、この日に「入籍」する人も多いようで、NHKの朝のニュースでは東京都立川市の「プレミアム婚姻届」の話題が取り上げられておりま…

おみずの島プロジェクト 生まれる前から死んだ後まで 巡る~巡る~よ命は巡る

拝啓 六角堂の明冥文庫(カフェの本棚)のテーマは「SEIとSHI」。 SEIは生と性と聖、SHIは死と詩と子。 一番目に付き冊数も多いのが性=ジェンダーとセクシュアリティに関する書籍。 学校の保健の授業であまり習わないような生理や出産に関する本や 性愛に関す…

おみずの島プロジェクト [条例再検討] 荒れた施設と元気な女性cafe その3

拝啓 前回の「おみずの島プロジェクト [条例再検討] 荒れた施設と元気な女性cafe その2 からの続きです。 尾之間の「文化の森」-「珈琲屋 木霊」から栗生の「ラ・ポンタ」-「栗生加工センター」-「栗生漁港休憩所」-「ワイケーエス・屋久島」と巡った帰り、…

おみずの島プロジェクト [条例再検討] 荒れた施設と元気な女性cafe その2

拝啓 島は清々しい秋晴れですが、町長選挙後もあれこれ燻って何やら不穏な空気も。 それはさておき、前回の続編。 尾之間の「カフェ木霊」で新カフェオープンの話を聴いて、栗生へ一路。 栗生橋を渡り、青少年旅行村に向かう途中……ありました。 まだ看板は出…

おみずの島プロジェクト [条例再検討] 荒れた施設と元気な女性cafe その1

拝啓 今日は久しぶりのオフの一日。明るい日差しを浴びて頭に浮かんだのがこの画像。 ずっと以前から尾之間のバイパス、パン・ド・シュクレさんと寿司将さんの間にある「尾之間文化の森」の看板。あの奥はどうなっていて、だれが何の目的で作ったのか? 先ご…