屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島トリッコロール第27回(最終回) 一緒に春を迎えよう 尾之間 ボンクラード

拝啓

屋久島の鶏肉料理をお昼に頂けるお店を紹介してきた屋久島トリッコロール」も今回が最終回。

締めを飾るのはこちらの唐揚げランチプレート

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六角形のご飯を見ただけでどのお店か分かる方には屋久島唐揚げ帝王」の称号を差し上げます。

 

まずは、この唐揚げに辿り着くまでの道程を少しばかり。

実は、「トリッコロール」の最終回は以前頂いていながらブログでご紹介していなかった春牧の「のどか」さんの唐揚げ定食をと思っていたのですが……

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ずっと[CLOSE]のまま。

ならば久しく訪れていない船行の「みかん」さんへと向かったものの、

あったはずの看板が

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ない!

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どうしたものかと山手に上がる小径を進めば……

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冬季休業に入られたのかお店を閉められたのか分からず仕舞い。

屋久島トリッコロール第13回 夏雲を見上げてサクリ島のカフェ 松峰 Cafe & Bike みかん 

 

その翌日、向かった先が尾之間の「ボンクラード」さん。

車を走らせペイタの先、JRホテルの手前まで進むと……

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矢印看板がない!

海沿いに坂を下って小径を往けば、

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「GO TO Eat」の幟も立って営業中。

お店の入り口の先のチカチカ灯るクリスマスツリーに誘われ入店。

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メニューで「唐揚げ」を確認し、注文して待つことしばし。

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上品な色合いに揚げられた衣をサクリと口に含めば、

程よい塩味にジュワッとひろがる豊かな滋味、そしてふくよかな肉の弾力。

お店の標識は台風で壊れたままで、夜は予約のみですがランチは月曜以外毎日営業とのこと。

来年もまた頂けますように。

屋久島トリッコロール第5回 味噌香る焼き鳥で越す島の冬 尾之間 ボン・クラード

 

お腹が満ちて、そういえばと気になったのが平内の「海泉茶屋」さん。

ここ最近、週末には県道にひらめいているはずの幟が……

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ない!

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それが気になり、一路車を西へ。

どうしたものかと海手に下る小径を進めば

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玄関にあった看板も取り外されて人の気配もなし。

ダメもとで「こんちは~」と声を掛ければ、勝手口からママさんが。

聞けば、「いろいろ大変だった上、コロナもあってお店は閉めて、来年はお宿の営業に専念する準備中」とのこと。

もう、盛々おかずにケーキ付ドリンクセットを頂けないかと思うと寂し限り。

屋久島トリッコロール 第19回 海泉に揚がる海老カツ湯気の立ち 平内 海鮮茶屋

 いつかまた、お元気なお姿を拝見出来ますように。

 

その帰り道、小島のサンタマリア教会の厩の具合を確認。

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やはりまだ、イエス様は誕生されておりませんでした。

一方、

コスモス畑は、ボチボチ花仕舞い。

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お子様連れが名残を惜しんでいらっしゃいましたが、

県道を挟んだ山手にあるヒマワリ畑はご存じないようで。

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農道を少し上がれば、お正月には満開になるかと思われる三分咲き。

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そこで、おやおやの発見。

ヒマワリのステージで、

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しっかりとハグする二匹の蝶。

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交尾の体勢ではないので、一緒に寒さをしのいでいるのかも。

モンシロチョウはふつう蛹で越冬するはずなのですが、

屋久島では成虫で冬を越せるのでしょうか?

 

コロナ禍で年を越せるかどうか心許ないお宿や飲食店、土産物や工芸品のお店、ガイドさんやらレンタカー屋さんなどなど……

みなで支え合って、暖かな春を迎えられますように。

敬具

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