屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島トリッコロール第16回 山雀の留まれる店や大当たり 宮之浦 やまがら屋

拝啓
 
ネットでたまたま出会った中古車部品会社の社長さんの記事に
昔は、たらいで洗濯をしたものですが、そうすると泡ができるでしょう。
あるとき、母親がその泡を集めてみろ、というんです。不思議に思いつつ、水に手を入れて、自分のほうに泡をかき集めようとしました。
すると、集めても集めても、横から泡が奥のほうへと逃げて行ってしまう。
するとお袋がいったんです、「相手のほうにあげるようにしなさい」と。
言われた通りに泡を奥へ、奥へと動かしたところ「ほら、手前の自分のほうに、泡が集まってきたでしょう」
 
という一節を見付けて、せやな~~と溜息一つ。
感嘆するだけでは何も変えられぬと思い立ったのが、島の新規出店巡り。
お金を払って新鮮な心意気を頂こうと、軋んでは崩れそうになる身と心を車に押し込み発進。
 
その最初の行き先は先月プレオープンされ、11月から本オープンとなった宮之浦の「茶屋 やまがら屋」さん。
宮之浦川から白谷雲水狭へ向かう町道を数分走り、屋久島総合自然公園との分かれ道となるカーブの右脇
イメージ 7
ひっそりと愛らしい看板が
イメージ 6
その奥には古民家のようなたたずまいの瀟洒な新築のお店が
イメージ 5
暖簾をくぐって店内へ、一つ空いたテーブルに腰かけてメニューを拝見
イメージ 4
「やまがら屋の気まぐれごはん 本日の一汁五菜」の内容を確かめるべくカウンター上のお品書きに目をやると……何ということでしょう
イメージ 3
今日の五菜のメインは鶏のから揚げ
早速注文して待つことしばし。
イメージ 2
 
鶏の唐揚げとドラゴンフルーツの天麩羅は南洋に浮かぶ不思議の島のごとし。
イメージ 1
どのお品も上品な味付けで、分けても地魚のレンコン蒸はほろほろと口にほぐれ、揚げものはほのかにスパイスの香り立ち、食後の珈琲は軽い酸味と滑らかな舌触り爽やかな後味で印象的。
山雀に大吉のおみくじを授けられた気分に。
イメージ 9
林に囲まれた静かな店内は独りで切り盛りする女将さん(山口出身で千葉から移住されたとのこと)の繊細な趣味が行き届いて居心地も良し。
誠にご馳走様でした。
イメージ 8
12席ほどのスペースなれば原価償却に何十年かかることかといらぬ心配をしながらも、心豊かな一時を頂けて感謝しつつ、車を南に走らせました。
 
敬具
 
PS.
やまがら屋さんの情報は下記FASEBOOKで
電話 0997-42-3620
PS.2
秋の島、新規出店巡り
第二弾は
第三弾は
でご覧ください。



屋久島トリッコロールインデックス
 
  小瀬田(長峰)  AQUA CAFE
  宮之浦 グリーングラス から揚げ定食
  船行  Cafe & Bike みかん  鶏のから揚げ定食
  中間  つわの花  からあげ定食
  安房 友やけ呼やけ  やきとり  ※2017年8月閉店
  安房 かたぎりさん  チキンステーキ定食
         ファミリーレストラン かもがわ  鶏ももニンニクステーキ
  安房 八重岳食堂 唐揚げ定食
         お食事処 あわほ  鶏のカラアゲ定食
         サンパウロ みそチキンカツ定食
  尾之間 モッチョムビュー トーン 唐揚げセット  ※2017年6月閉店
  安房  スマイリー 照り焼きチキン入りイングリッシュマフィンサンド
  安房 ファミリーレストラン かもがわ 唐揚げ定食
  原  食堂 モッチョム山荘  鴨鍋  ※2017年6月より休業
  尾之間  ボン・クラード 唐揚げランチプレート+タンドリーチキンセット
  平内 naa yuu cafe  な~ゆ~プレート-油淋鶏
  尾之間  味徳  唐揚げ定食
  原  屋久島オリオン  屋久島流幽庵焼き
  安房  日と月と  京都+広島+屋久島風お雑煮
  宮之浦  雪苔屋  東京+埼玉+屋久島風お雑煮