拝啓
9月12日まで「まん延防止等重点措置」が発令されている鹿児島県は、
県独自の「緊急事態宣言」を発令。
屋久島のあちこちのお店も時短営業されたりしばらくお店を閉められたり。
晴れ渡る空、輝く海の青さとは対照的にグレーな飲食、宿泊、観光業界。
そんな島で、このところ目を引くのがチキン。
余り知られていないようですが、実は
鹿児島県のブロイラー生産量は宮崎県に次ぐ全国2位。
ちなみに、豚を筆頭に
肉用牛(黒毛和種)、さつま芋、たんかん、さやえんどうは全国1位。
私事ではございますが、好きな肉は何かと問われれば、
六角堂スパイシーブックカフェでお楽しみ頂いているタンドリーチキンは別として、
自家製のタレに漬け込んでオーブンでカリッと焼いたポークスペアリブをガジガジかぶり付くのが昔から大好き。
お店で食べるなら
1番 インド料理屋で頂けるラムチョップ
2番 韓国風焼き肉屋で頂ける骨付きカルビ
3番 お好み焼き屋で頂ける大振りの砂ずり
番外は安房のサンガンバーガー特製のミートオンリーダブルポーク月見バーガー
と言う訳で、チキンを進んで頂くことは稀。
ところが、
平内の naa yuu cafe さんで半月ほど前に頂いたタンドリーチキンに触発され、
島のチキン再発見の旅を再スタートした次第。
このプレートの左側にあるのが、
モモ肉とムネ肉二種類のタンドリーチキン。
炭火焼きのような香りが食欲をさそってくれました。
で、それから数日して頂いたのが、
原の nomado cafe のバターチキンカレー。
しっかりとマリネされた存在感ある鶏もも肉が秀逸。
色合いと言い味わいと言い、如何にもnomado風。
何やら店先の睡蓮のような華があります。
ですが、今回の本題は
テイクアウトできる鶏料理。
その一つ目は、
麦生のデイビスさんの「松田さんの有精卵とモツァレッラチーズ入りチキンバーガー」。
週替わりのメニューなのでいつもあるとは限らないレアメニュー。
グリルしたチキンがそのまま入っているのかと思いきや、
鶏の挽肉がパテになった新食感。
デイビスさんらしいスッキリとした味わいでした。
二つ目は、
春牧の安永丸さんのテイクアウト総菜、「鶏皮ポン酢」と「とり天」。
鶏皮は下手をするとムニュっと脂がよれるような食感になりがちですが、
カリッとした香ばしさとポン酢の酸味がよい塩梅に。
とり天もさっぱりとした安永丸さんらしい仕上がり。
三つ目は、
小瀬田の mori cafe さんの「ピリ辛チキン丼」。
メニューには「照り焼きチキンカレー」や「テリヤキチキンバーガー」(漢字とカタカナの使い分けの意図は不明)がありますが、
TERIYAKIはブリの照り焼き以外は苦手なのでパスして、
以前頂いた「辛口麻婆豆腐丼」の爽やかな辛みと「ピリ辛チキン丼」の辛み具合がどう違うのかを試してみることに。
すると……
「ピリ辛」はほんのりとした辛み。
カレーの王子様ならぬチキンの王女様といった味わい。
こちらもまた、お子様にも人気の mori cafe さんらしさが滲み出ておりました。
8月30日のTBSネットニュースでは、全国各地のチキンメニュー紹介が。
「鶏肉と言えば唐揚げ」という島の常識を打ち破る新たな挑戦の時。
それぞれのお店らしさが映えるチキンメニューの展開を、
9月15日から始まる「離島カード割引」で楽しめれば幸いです。
敬具