拝啓
次々と様々な桜の花が咲き続ける2月の島ですが、
ご滞在のお客様はめっきりさっぱりの閑散期。
そこで思い立って向かったのが……
屋久島本島にはアツアツの尾之間温泉や干潮前後しか入れない平内海中温泉、
口永良部島に渡ればトロトロの湯向温泉などが点在する温泉の島。
にも関わらず、
いわゆるスパに近いものは「縄文の宿 まんてん」さんぐらいで、全国各地の温泉郷や街中にある天然温泉スーパー銭湯のようなサービスを提供している施設はありません。
※一般社団法人日本スパ協会による日本における「スパ」の定義は……
「健康なライフスタイルの獲得を目的とした利用者を支援する、水をはじめ自然の力を利用にした各種の伝統的な療法、自然療法を総合的に提供する施設。
温泉と銭湯、スーパー銭湯、スパ…それぞれの違いとは? [温泉] All About
また、全国の観光地や農漁山村に点在するような「道の駅」もありません。
※「道の駅」とは……
①安全で快適に道路を利用するための道路交通環境の提供し、
②地域のにぎわい創出を目的とした施設で、
「地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場」を基本コンセプトにした全国1,209か所のネットワーク。
道の駅 公式ホームページ 全国「道の駅」連絡会 (michi-no-eki.jp)
今、日本は何度目かのキャンピングカー&車中泊&温泉巡りブーム。
その波に乗り遅れているのが屋久島。
高級ホテルの高級スパを開設するホテルがあっても良いですし、個人営業のお宿への配慮も必要ですが、選択肢=多様性の豊かさこそが地域の未来を切り開く鍵。
そこで、屋久島の魅力=ご滞在のお客様を増やす手立てを探るための旅に。
その第一回は2024年2月の旅の前半で利用したスパのご案内。
高松ぽかぽか温泉
フェリー屋久島2で鹿児島に渡り、その夜は熊本空港近くのビジネスホテルに宿泊。
翌日、門司の港を巡り、瀬戸大橋を渡って四国入り。
夕刻立ち寄ったのが「高松ぽかぽか温泉」
11種類のお風呂と2種のサウナが満喫できる温浴ゾーン。
木づくりの落ち着いた雰囲気の内湯に、緑に囲まれた開放的な露天エリア。
館内での写真はNGなのでHPから画像を転載。
清潔感あふれる心地よい湯船でゆったり過ごした後は定番コーヒー牛乳……
ではなくフルーツ牛乳を一気飲み。
温泉の〆はやっぱりこれです。
堺浜楽天温泉祥福
その翌日、四国のお遍路札所1番から6番を巡って淡路島へ。
その晩はちょっとおしゃれなホテルに一泊し、翌日明石海峡を渡り神戸を経由して堺へ。
そこで泊まったのが「堺浜楽天温泉祥福」のカプセルホテル。
HPより画像転載。
広々とした館内には漫画ぎっしりのリラックススペースも。
カプセルホテルはこんな感じ。
館内食堂で頂いたのは「穴子一本揚げ香味野菜そば」。
実はこの旅の直前に定期検診に行って、炭水化物と間食を制限せよとの厳命を。
そこで2月から『コメ・ムギ・イモなし食事』を開始。
蕎麦なら良いかと勝手に決めてサクサクズズッと頂きました。
翌朝、駐車場に出てみればなんと!
映画館やボーリング場も備えた大きな施設でした。
またいつか訪れたいと思ったスパでした。
泉の湯
翌日利用したスパはひらかたパークにほど近く、1月にリニューアルしたばかりの泉の湯。
館内画像はHPより借用。
とてもシンプルな作りでしたが、リニューアルされたばかりで清潔感はたっぷりでした。
ただ、Wi-Fiが使えても電源を取れる場所がないのが残念でした。
今回は「愛のスコール」で〆を。
玉光湯 ひじりのね
翌日利用したのは、京都伏見区にあるスパ「玉光湯 ひじりのね」。
館内画像はHPより頂戴。
お食事処では気になるカレーが紹介されておりましたが、
ここはグッと我慢して鶏の白湯スープ鍋に。
ここで発見したのがフレッシュオレンジの自動販売機。
ネットで検索してみると最近日本にやってきたばかりの様子。
こんな自販機が屋久島にあればポンカン・タンカンの季節に訪れるお客様も喜ぶでしょうに。
でも600円を惜しんで、温泉の〆はコーヒー牛乳に。
こちらの施設もWi-Fi可能ですが、やはり電源を採れるところがないのが残念。
車中泊の前にガストに寄って、
ドリンクバーを頂きながらパソコンとスマホの充電を。
今回の車中泊の旅も予定の半ば。
次回は、前半に訪れた道の駅をご紹介する予定です。
敬具