拝啓
10月1日にPCR 検査検査を受けて入院するまでの5日間はホテル暮らし。
せっかくなので、今まで頂いていないインド料理屋巡りを。
今回お世話になっている病院の周辺にもいわゆるインド料理屋が二軒。
一つは店名に“ハラル”の入った「サルマン アンド ソエル ハラル キッチン京都」。
インド料理のみならずアラブアラブ・ペルシア・トルコ料理も……
残念ながら時短営業でタイミングが合わず断念。
非合法なものがハラーム。
ムスリムにとって、ハラールの食品のみを口にすることは神の教えに忠実に従うこと、すなわち信仰そのもの。
ハラールとは | NPO法人 日本ハラール協会 (jhalal.com)
屋久島ではビーガン御用達のお店がありますが、
ハラール料理を提供できると明示しているお店を、寡聞にして知りません。
しかし、2016年の時点の世界のムスリム人口は約16億人強。
世界の総人口 約70億人の4分の1弱。
インドネシアが最大で2億人。
そのインドネシアからの訪日観光客はコロナ禍前まで急増中。
そうしたムスリムのお客様を屋久島でご滞在在頂くために不可欠なのが、
ハラール料理。
島にも肉を食べたいムスリムのためのお店を数軒作ることを本気で考えるならば、
一番手っ取り早いのはハラル料理を作れるムスリムに移住していただくこと。
その環境を整えることが役場の課題だとも。
病院の並びにはネパール料理のチェーン店「ナマステタージマハル」も。
灰っていtないのでわかりませんが、
外観からするとシェアキッチンなのでしょうか?
この並びで一番流行っているのは台湾料理の「台南微風」だとか。
この界隈はいくつもの大学に近く、
京都府立文化芸術会館もあり、
こうしたお店が並んでいるとも言えますが、
京都は留学生も含めアジア各国からの居住者も多く、
観光スポット以外にもこうしたお店が其処此処に。
若者や外国人の観光客・移住者を増やしたいのであれば、
島内に「屋久島風エスニックな定食屋」をどれだけ増やせるかも課題の一つかと。
今回はどちらも頂くチャンスがなかったのが残念。
実食できたのは、
伏見稲荷の近隣の「レストラン ナマステ」。
インド料理屋あるあるのネパール料理店。
日本語ペラペラの奥さん?が愛想よく応対してくださり、
ランチに加えてお薦めの“モーモ”も頂くことに。
待つことしばし……
辛さは一番辛いはずの「激辛」を選びましたが、
ネパール人のお店にありがちな穏やかな辛み。
モーモはとても気に入りました。
六角堂の新メニューとして研究する価値ありかと。
この店の特徴の一つは東急不動産が後押しする
「学生と作るまちの未来プロジェクト」が一枚かんでいること。
tokyu-fudosan-hd-gakumachi.com
条件も運営主体も別になりますが、
ここで何とかならんか?と思ったのが……
屋久島高校の「情報ビジネス科」とコラボした飲食店メニューの開発。
学科紹介 | 鹿児島県立 (pref.kagoshima.jp)
機会があれば高校生や先生方と話をしてみたいものです。
ちなみに食事(糖質)制限中ゆえナンは半分だけ頂いて、
残りは翌日の朝食用に持って帰りました。
そしてもう一軒は、
夕食に出向いた丹波橋通りの「ガンガ」。
こちらも日本語ペラペラのネパール人のお店。
スペシャルセットのカレーはキーマとプラウン(海老)でしたが、
プラウンをパラックパニール(ホウレンソウとチーズ)に替えてほしいとお願いすると快く。
何でもありの融通無碍がインド(ネパール・パキスタン)料理屋のよいところ。
こちらの“激辛”もネパールらしくほどほどの辛さ。
タンドリーチキンが思いのほか香ばしくジューシーで心ほっこり。
こちらのナンも大振りだったので半分包んで頂きました。
ここで思ったのは香り
昔ながらの飲食店街や飲み屋街を歩けば必ず、
焼き鳥だのホルモンだのかば焼きだのトンカツだの、
路地に流れ出す香りに引き寄せられてあっちへフラフラこっちへヨロヨロ。
それが最近では排気の規制と空調の“進歩”によって無臭の街に。
つくづくつまらん。
一方、縁日や祭りの屋台。
今はコロナ禍で観る由もなくなっておりますが、
居並ぶお店の店先からジュージュー薫る多彩な香りでウキウキワクワク。
少しばかりお値段が張っても思わず買ってしまうのは、
お祭り気分からだけではないはず。
イカ焼きや焼き鳥に代表される醤油系の焦げた香りに加え、
インド系を始めとするエスニックな香り、
ポップコーンや綿菓子やりんご飴のような甘いお菓子の香り。
安房と宮之浦の“ウオーターフロント”に香り溢れる飲食店街、
いわば“屋久島屋台村”を是非にと。
なぜ“ウオーターフロント”なのかは改めて。
その前に、次回は地域活性を図るお好み焼きと和菓子のお店の考察を。
敬具