屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

おみずの島プロジェクト 「屋久島町パートナーシップ制度創設」の請願 町議会で可決!

拝啓

2021年12月17日、今冬一番の寒気が入りフェリー屋久島2が欠航した朝。

10時から始まる屋久島町本議会の傍聴に間に合うよう、

小雨突き抜け走る県道際、船行バス停手前には、

目にも鮮やかに散り敷く山茶花の花びら。

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11月29日に議会事務局に提出した屋久島町パートナーシップ制度創設」の請願が、屋久島町本議会で議案とされ、

賛成15:反対0で可決されました。

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請願は事前に議会の「産業厚生委員会」で審議・可決され、

本会議では質疑なし、討論なしのまま粛々と採決。

議論がなされ、それが議事録に残らなかったのは残念ですが、

とりあえず大きな一歩に変わりはありません。

この後は、役場の担当課がどれほど実際的かつ先進的な制度に仕上げ、

早期に実施していくのか注視、と言うより後押しを。

 

傍聴した議会で面白(興味深)かったのは、補正予算案の中にあった「自衛隊員勧誘看板設置」に対する賛成・反対意見。

お隣の馬毛島の軍事基地化とも絡めた議論が、議会でなされていることを知る町民は少なかろうとしみじみ。

 

国の方針が二転三転したコロナにまつわる子育て支援に関する議題については、

10万円一括現金で、12月24日に支給。

2022年3月31日までに生まれた赤ん坊も対象となるとのこと。

960万円の所得制限に対して反対意見が述べられましたが、

賛成11:反対4で提案通り可決。

思わぬクリスマスプレゼントに「良かった!」とほほ笑む世帯もあれば、

釈然としないまま諦める世帯があることを忘れないようにしたいものです。

岩川たくのり後援会「学誉会」 | Facebookによれば、その対象は20世帯ほどだとのこと

 

ホッと一息ついて議場を出ると暴風雨。

このまま帰るのもなんだかな、と言う訳で、

mori cafe standでお昼を頂くことに。

来週から年明けまで冬休みとのことで、

「今年の食べ納には何がいい?」と伺えば、

グリーンカレーとのお答え。

素直に注文。

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強風になぎ倒される笹竹と遠くに霞む種子島を見ながら、

世界人類が無事年を越せますようにと願いつつ、ご馳走様でした。

 

屋久島では冬季休業に入るお店も多々。

既に、尾之間のノマドさんや平内のnaa yuu cafeさんは春までお休みに。

永久保の雪苔屋さんは23・24・25・26日が年内最終でその後しばらく冬休み。

長期休業はされなくても、年末年始は休業されるお店も多々。

そこで先日来、お世話になった何軒かのお店に食べ納へと。

 

安房川を望むSmileyさん。

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志戸子のKiinaさん。

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長峰の喫茶樹林さん。

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ツワブキの花が咲き渡るお店の奥には、

まだ新しい木製のブランコ。

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ここでポンコツオヤジが座って揺らしたら、

1952年に公開された黒澤明監督・志村喬主演の名画「生きる」の世界になりかねないので自制。

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生きる (映画) - Wikipedia

ただ微かに「ゴンドラの唄」を口ずさんでみた次第。

 

『ゴンドラの唄』

吉井勇作詞、中山晋平作曲


いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日の ないものを

いのち短し 恋せよ少女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ少女
波に漂う 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを

ちあきなおみ ゴンドラの唄 歌詞&動画視聴 - 歌ネット (uta-net.com)

 

映画『生きる』は、

事なかれ主義に徹し、無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、

胃癌で余命幾ばくもないことを知り、

「生きる」意味を求めて市民公園の整備に注ぐ作品。

ブランコに揺れる志村喬が低くかすれた声で歌う「ゴンドラの唄」に、

涙誘われぬ者はいない名場面。

 

町長を言うに及ばず、

屋久島町役場の職員の皆様が「島で生きる意味」を問いつつ、

道路や公民館の補修や橋の修繕、

町営住宅の家賃滞納者への対応に明け暮れるばかりでなく、

屋久島をWonderLand「誰も見たことがない素敵な島」にする。

少なくとも、小さなお店がつつがなく年を越し、

晴れやかに新年を迎えることのできる島にしていきたいもの。

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その実現を一町民として微力ながらも応援することが、

わたしの今の生きる意味なのかもしれません。

敬具

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