屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島丼紀行

屋久島丼紀行 第25回 時雨降る島の常夏丼

拝啓 新春第2ラウンドのイートハーブを終えた木曜日。気が抜け疲れがどっと押し寄せ鼻もグスグス。SAMSへの買い物ついでにクワッと体を引き締めてくれるような韓国丼ビビンバを食べよう!っと向かった先は…… 火・水・木が営業日のはずなのにもしやと思いネ…

屋久島丼紀行 第24回 島の救世主なるやタンドリチキン丼

拝啓 一月も半ば。久し振りに小瀬田から尾之間までくるっと回れば臨時休業、冬季休業のお知らせだらけ。 空港近くのカレー屋「ハイビスカス」さんは休業のお知らせもなくシャッターが閉まったまま。この前通ったときは屋根工事やペンキの塗り替えをされてい…

屋久島丼紀行 第23回 味覚的向上心三段活用

拝啓 夏目漱石の代表作『こころ』の名言に、〈私〉が〈K〉に対して投げつけ〈K〉を自殺へと追い詰めた「精神的に向上心のない者は ばかだ」という台詞があります。向上心は精神の一種なのですから、「精神的に」とことわる必要もないのに、わざわざそうした…

屋久島丼紀行 第22回 流れ来て流れ去るかな海老天丼

拝啓 雨が上がったかと思うと冬らしい冷え込みが来て、何やら風邪気味の正月明け。そんな折、宮之浦への買い物で「わいわいランド」に立ち寄ると、またしても挑戦的な貼り紙が。 昨年末には、同じ場所にこんな挑戦状が貼られていて 「屋久鹿入り野菜カレー」…

屋久島丼紀行第21回 さ迷って立ち止まれば何かの縁

拝啓 しょぼしょぼ雨が降り続く島の正月明け。そろそろホウレン草の収穫期ではと麦生のうどん屋「むいごっこ」のお姉さま方に尋ねると、「今年は温かくって虫がついて葉っぱが全部だめになって、みな引いてしまった」とのこと。 冬はそれなりに寒くなければ…

屋久島丼紀行第20回 いつもそこに有る有り難さ

拝啓 島ではぼちぼち正月明けの営業を始める飲食店がある一方、年末年始の営業を終えて冬季休業に入られるお店も。 そんな中、そこに行けば何時もある安心感のお店が。しかも、県道際の幟は「丼」と「カレー」。私のために開けていてくれるのではないかと錯…

屋久島丼紀行第19回 どんぶりこどんぶりこっこの島の美味

拝啓 今年9月から始めた「屋久島丼紀行」。2015年の〆に向かったのは先月春牧の県道沿いにオープンしたばかりの居酒屋「安永丸」さん。今のところ夜だけの営業と聞き、七時半過ぎに伺うと駐車場は満杯間際。 忘年会のご予約客で個室は満室、立派な屋久杉のカ…

屋久島丼紀行第18回 年明けにもう食べられないステーキ丼

拝啓 風がきつくなりフェリー2も欠航した今日の昼、室内の温度計は20℃を越えた師走も十日。あと二十日ばかりで今年も仕舞かと思うと何やら切なくなります。 そんな島のスーパーで、こんなお知らせを見かけませんか? 心惹かれて走った「島・しまキッチン」さ…

屋久島丼紀行第17回 春牧の昇る朝日に照るお店

拝啓 屋久島で一週間以上過ごされた方なら誰もが思うことは「離島の割にパチンコ屋とコインランドリーが多い」かも。 町であればそうした店の周辺には定食屋かラーメン屋、牛丼チェーンなどが必ずと言ってよいほどありますが、春牧の昇る朝日の様なパチンコ…

屋久島丼紀行第16回 島民だから味わえる限定海鮮丼

拝啓 島で一番島らしい、しかしながら島民限定で滅多にいただくことができない海鮮丼。噂に聞きつつその存在を確認することができずにいましたが、数日前にfacebookで知った次の案内。 島民のお客様へ✨感謝の気持ちを込めて✨✨ おトクで美味しいランチのお知…

屋久島丼紀行第15回 丼で寂しさを乗り越えよう

拝啓 「すんません『武田館 キッチンハウス』はどこですか?」と聞かれても、古くから住んでいる島の人ほど「それどこや?」となるかも。 安房でたぶん一番大きな土産物屋「武田産業」さんの横手に2年ほど前建てられたキッチンハウス。向かって左手が『なつ…

屋久島丼紀行第14回 ハロウィンの夜は丼とともに

拝啓 今日も小雨そぼ降る屋久島麦生でしたが、六角堂では2時から「こどもパステルクラブ」(http://color50.wix.com/yakushima#!about2/c1zb0)が催され、4時過ぎからは臨時の「ヨガ教室」(http://ameblo.jp/yakushimaspiritual-life/)も開催。 和やかな気分の…

屋久島丼紀行第13回-無理言って秋の丼セット

拝啓 六角堂から島の海を見渡せば、もう秋の空。 あちこちの無人市には薩摩芋やら里芋やらに交じってドラゴンフルーツなども並んでいますが、やはり島のキノコを見かけることはありません。それでも車で5分ほどの原集落にある『ノマドカフェ』(http://nomad…

屋久島丼紀行 第12回-車で24時間走っても食べられない丼

拝啓 所用にて屋久島-京都間を車で往復しておりました。今回の往復の目的の一つにしたのは車で24時間丼紀行。島では24時間走っても食べられないのに、街では24時間いつでも食べられる丼巡りです。 九月末、二日間の欠航明けのフェリー屋久島2でしたが無事鹿…

屋久島丼紀行 第11回-空の玄関もう一つの特産丼

拝啓 台風21号は与那国島で最大瞬間風速81.1メートルを観測し、1957年の観測開始以来、最大を記録。全国の観測史上4位となったとのこと。千キロ以上も離れた屋久島では二日連続でフェリーの足を止め、飛行機も厚い雨雲に阻まれて着陸不能になりかけ。島に入…

屋久島丼紀行第10回-海鮮丼は海鮮チラシであるべし

拝啓 「漁港あるところ海鮮丼あり」が日本の常識かもしれません。ところが、屋久島の南部の中心安房港の周辺では「海鮮丼」を売りにしているお店は先ごろ閉店したお寿司屋さん以外で目にすることはありませんでした。 その一方、北部の宮之浦では「屋久島お…

屋久島丼紀行 第9回-丼はハイブリッド文化の象徴

拝啓 この5年ほどの間にあちこちで飲食店が増えてきた屋久島。地元の方が開くお店はお食事処といった趣の店が多く、移住者が開くお店はエスニックだったり創作料理だったりそれぞれのお店の個性が割とはっきりしています。 そうした中で今回ご紹介するのはGW…

屋久島丼紀行 第8回 名に隠された丼の真の姿二つ

拝啓 日本語は何かをあからさまに表すことをためらう性質を持っています。 「忌み言葉」なるものは縁起の悪い言葉を良い言葉に置き換えて果物の「ナシ」は「アリの実」、「スルメ」は「アタリメ」、結婚式の「閉会」は「お開き」などと言い換えます。 それと…

屋久島丼紀行 第7回 思い通りの親子丼と思いがけない海老丼

拝啓 世知辛く、ときに切ない世間を渡っていると、何とも言えぬ倦怠感、軽い無力感や脱力感に憑りつかれがちです。 そんな時、自分がぼんやり思い描いていた素敵な何かと出会ったり、自分の既成概念をガシャリと打ち砕いてくれるような発見をした時、大げさ…

屋久島丼紀行 第6回 宮之浦の飛魚丼

拝啓 前回の丼紀行では、屋久島らしい丼として安房の麻婆丼を紹介しましたが、もっと素直に単純素朴に屋久島らしさを感じたいという観光客の方もいらっしゃるかと。 そこで屋久島の特産海産物の代表トビウオを使った丼をご紹介します。 これまでの5回は島の…

屋久島丼紀行 第5回 安房の麻婆丼

拝啓 屋久島と言えば縄文杉、もののけの森、九州最高峰1,936mの宮之浦岳といった具合に山をイメージする方が多いでしょう。 ガイドブックに載っている特産物は首折れサバやトビウオやカメノテなどの海産物、タンカン・ポンカン・お茶・ウコンなどの農産物。…

屋久島丼紀行 第4回 安房のステーキ丼

拝啓 重陽の節句も過ぎ、六角堂のある屋久島麦生では日暮れが早くなるとともに鈴虫の音も高くなり、秋の駆け足を感じます。 今日も六角堂コテージは2泊3日の弾丸旅行で縄文杉と宮之浦を縦走された元気な男子学生5人組さんが昼前にチェックアウト。 入れ替わ…

屋久島丼紀行 第3回 尾之間の牛丼

拝啓 関東から東北にかけてお住いの方は記録的な豪雨で難儀をされているご様子。 それをニュースで知りながら呑気に丼巡りをしているのは申し訳ないようですが、やりかけると納得するか飽きるかくたびれて寝込むかするまで続けたくなる難儀な性分をお許しく…

屋久島丼紀行 第2回 春牧のカツ丼

拝啓 子供の頃から、思い立つと居ても立っても居られない性分。 丼巡りをするならば、あそこは絶対外せないと思う店、「みち草」さん(http://4travel.jp/domestic/area/kyushu/kagoshima/rito/yakushima/restaurant/10194116/)に参りました。 安房から麦生方…

屋久島丼紀行 第1回 栗生の天丼

拝啓 まだまだ夏の名残の入道雲も立ちながら、夜になれば鈴虫のリ~ンリ~ンが六角堂を包み込む初秋の屋久島。 無性におなかがすくのも秋の兆しのせいでしょうか。 そんな時欲しくなるのがガツガツガッツリ掻き込める丼。 今日は月に一度の診療所通いのつい…