屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島丼紀行第70回 & 屋久島うどんドン第5回 「エアポートやくしま」にて島の名物考

拝啓

2023年12月1日から商工会の肝いりで「屋久島ごっそう」という企画が始まっております。

www.kagoshima-kankou.com

その概要や実食体験につきましては改めてご案内いたしますが、

今回はそれをきっかけに食した丼と麺のご案内。

そこは島の玄関屋久島空港の一角にある「レストラン エアポートやくしま」

11月29日のオスプレイ墜落事故(その詳細は別途ご紹介予定)で空港には、アメリカ空軍の輸送機が駐機。

落ち着かない空港ロビー(というには少しばかり情けないスペース)の売店でメニューを確認。

最近登場した、

お目当ての漬け丼を頂けるのはランチタイム(11:00~14:00)のみ

 

その一品が、屋久島産飛魚の醤油漬け丼」

飛び魚は独特の香りがあり刺身は苦手な方も。

私もその一人。

それが、漬けにするとその風味と旨味が格段にup!

生卵を割り掛けて頂くとまたとろみが増して美味しさ1.5倍増。

 

そしてもう一品が「天然カンパチの醤油漬け丼」。

そぎ切りではなくコロコロした賽の目切りのカンパチは、触感プリプリ。

千円ちょとで味わえる離島気分は島外のお客様にも好評。

 

2時すぎてランチタイムに間に合わないときには、

屋久島うどんorそば」

うどん、そばいずれもトッピングにトビウオのつけ揚げ(さつま揚げ)と焼きサバ。

添え物に屋久トロ(屋久島特産の山芋)とトビウオのから揚げ。

これで1,000円なら文句なし。

お薦めの席は窓際の一番右端。

JACターボプロップ機を眺めつつ、羽までパリパリ頂けるトビウオが旅情を掻き立ててくれます。

ただ残念なのは、食券や容器の受け渡しの際のスタッフさんの接客。

そしてそれ以上に、残念なのがこれ。

「エアポートやくしま」とは全く関係ありませんが、

島の玄関口の空港から島の観光に向かうお客様が、その初っ端の交差点でこの看板を見て何を思うや⁈

世界自然遺産の島なのに、なんかさびれたとこみたいやね」

「癒しの島だと思ってきたけど、くたびれた島なんかな」

 

企業の看板なので他人がとやかく言うことではありませんが、

島の観光を担う会社の看板がこれでいいのか?とも。

観光立島を目指し、それが島の経済基盤になるのであれば、

島の住人、企業の都合ではなく島を訪れるお客様の目線、

自らを客観的に見つめる観点が求められているのではないかと。

 

それを改めて考えさせてくれたのが、

冒頭にご紹介した屋久島ごっそう」

次回、その体験記をご紹介いたします。

敬具

“屋久島ごっそう”の“いのち輝くデザイン”を探る 頂いたのはカレーとお重と定食の三品 - 屋久島六角堂便り~手紙 (hatenablog.com)