拝啓
三月になって、これまで冬季休業されていた島のお店もあちこちで営業再開。
そして、新規オープンのお店もまた一つ。
小瀬田(長峰)のサムズ旧社屋がいよいよ全面リニューアルオープン。
すでに「ラーメンたぶ川」さんが移転オープンされておりましたが、
2019年春、安房にオープンされた
「島海味 kitchen Seirios シリウス」さんの姉妹店、
「CAFE シリウス」が新規オープン。
早速伺いメニューを拝見すると……
食事は「本日のきまぐれ丼 850+税=935円」と
「フォカッチャサンド 750+税825円」の2種類。
「無料でドリンクセットにできます」なので言わばドリンク付きメニュー。
スイーツは2種類。
飲み物はアルコールもあり。
「今日のきまぐれ丼」は何かとカウンターのボードを確認すると、
「ベーコンステーキ&ピリ辛オニオンソテー」。
これに無料のジンジャーエール付きでお願いすることにしましたが、
生憎ジンジャーエールは品切れとのことなので、
本日のコーヒー『ファミリーブレンド ブラジル・インドネシア』を注文。
前金で会計を済ませ、個別照明灯るカウンター席ではなく、
ガラス窓を隔ててスタジオに接したテーブル席に着席。
聞けば、スタジオもシリウスさんが管理していて予約制の時間貸し。
料金は何と1時間1,000円。1人でも20人でも1,000円。
空調、鏡付きなのに安過ぎではと心配?すれば、
集落の公民館の使用料を参考にした設定だとのこと。
音響設備や照明器具は各自持ち込み、大音量での演奏もOK。
窓が気になるお客さんには目隠しパーテーションもご用意。
利用時間は朝8時から夜10時まで。
すでに毎週定期的に利用する予約も入って幸先良さげ。
などと伺っている内にベーコンステーキ&ピリ辛オニオンソテー丼登場。
先着100名様限定のおまけ付き。
容器は店内でもテイクアウト仕様。
思わず思い起こしたのは、
5年前の2015年、一年足らずの営業でしたが島民に愛された「島・しまキッチン」さんのステーキ丼。
プラスチックの蓋をパカリと開ければ。
目に楽しい赤・黄・緑の彩に、思いの他の厚切りベーコン。
税込み935円も納得。
肉に隠れたオニオンソテーはお子様でも大丈夫な程度のピリ辛度。
島で指折り料理人のご主人の手になるだけあってお味はしっかり。
営業時間は午前11時から午後6時まで。
CAFEの運営はスタッフさんに任されるものの、ご主人が安房店で下準備をされるとのこと。
しかも「島海味 kitchen Seirios」に加え……
これまで雑貨を扱っていた店舗も、
年内には三番目の飲食店としてリニューアルオープンする予定とのこと。
圧倒される勢い!
どんなお店にするのか検討中とのことなので、
旧満州大連出身のご主人なれば、リーズナブルな中華料理店に!とお願い。
すると、中華はコンロの火力や換気などの設備が大変ということなので、
これからの新たな観光客誘致のためにも、
それもインドネシア産コーヒー豆の延長線上、
将来の需要を見越してインドネシア料理店に!
と勝手なお願いをして参りました。
日本人の多くはご存じないようですが、
今やインドネシア人の人口は国内だけで約2億7020万人と世界第4位。
しかも39歳以下の人口が約65%を占め、若々しく経済発展著しい国。
大統領は2045年には世界5位以内の経済大国となる目標を掲げており、
高度経済成長期1960年代の日本のよう。
将来有望な潜在的観光客にアピールできる飲食店の展開こそ、島の新たな未来を切り拓く突破口。
いずれにせよ、島に新たな風を送って下さるシリウスさんのお店が、末永く繁盛なさいますように。
お昼を頂いてお腹が膨れた後、
同じ建屋にオープンした家具・雑貨・木材販売のお店「MOKURE」さん訪問。
店内には今まで島で手に取ることのできなかった品々が。
材木は、一般的な板材・角材だけでなく広葉樹の無垢材も豊富に。
こうした素材を活かしたお店が増え、
島で新たに家を建てたい移住希望者のお楽しみが増えれば幸いです。
安房では近々、新たに移住してこられた方が美容室を開店準備中。
原ではネット販売の焼き菓子店もすでに稼働?
寒かったコロナの一年にも、春が巡ってきているような屋久島です。
敬具
追伸:3月5日のメニュー