屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島の人と暮らし

「屋久島安産祈願シート」完成 切羽詰まっても入るスイッチは別系統

拝啓 確定申告の期限は3月15日。 しかし入力は道半ばどころか、そのずっと手前。 こうしている間も、時を惜しんで仕上げなければならないのですが、 そうならないのは相も変わらず。 学生時代は試験前になると部屋の模様替えをし、 前職時代は問作の締め切り…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ⑦ 伊王島の産業転換 観光産業から学ぶもの

拝啓 旅のまとめ⑥を書いてから、あれこれ立て込んで続きを書くゆとりがなくなっておりました。 今更感もありますが、このまま途中で終えるのも何なので速足で巡り終えたいと。 そこでは屋久島の未来を切り開くヒントも多く採取することができました。 2月5日…

屋久島ボンボンポイ 第68回 まる釜炒り茶+かからん団子& 屋久島あいすくるりん 第38回 旬のタンカンジェラート

拝啓 六角堂の庭ではブルーベリーの愛らしい花が鈴なりに。 春はグイグイ歩みを進めております。 そんな島で季節の風味を味わえるお店がそこここに。 まずご案内するのは小瀬田(長峯)のSAMS下、 シリウス×山cafeの「かからん団子のまる釜セット」。 3分待…

海を渡ったキッチンカーの車列 アタフタの弥生の一息

拝啓 天草・長崎の旅の記録を中断したまま、気付けば3月。 ひな祭りも過ぎてしまいました。 2月下旬に終えた右目の白内障の手術の経過はよく、 本当はミニcafeでもと思っておりましたが、 あれやこれやで果たせぬまま月が替わってしまいました。 次回営業は…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ⑥ 不屈の精神 『天草エアライン』と『市民シアター』

拝啓 2月4日、天草二日目の夜。 天草の海や山の神様と、日本の近代産業黎明の遺産を訪ねた後、 向かったのは薄暮の天草空港へ。 展望デッキから眺める滑走路には、垂れ込める夕闇と満月。 誰もいないロビー。 今回の天草探訪、 本当はこの天草空港に天草エア…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ⑤ 天草の道に迷って出会った龍と弁天さんと六

拝啓 天草二日目の午後。 棚底港から天草最高峰、標高682mの倉岳へスバルR2のカーナビをセット。 漁港の集落を抜け、国道266号線から山道をグイグイ登ること30分。 そこに現れたのは…… 「龍ヶ岳山頂」の案内板。 どうしたスバルR2⁉ 龍ヶ岳登山道 - 熊本県天…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ④ 屋久島に通じる天草の海と里の神さん 龍と六

拝啓 2月4日、天草二日目はレンタカーで天草東部から三角へと。 まず会いに向かったのは、天草東海岸の巨大なえびすさん。 富田漁港の脇に高さ10m重さ320tの倉岳大えびす。 像の下には大笑いのえびすさん。 横の水道栓は鯛の顔。 いかにもですが、愛嬌があっ…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ③ 天草崎津の神さんと神さんと仏さん

拝啓 2月3日の午後3時半、 にこにこレンタカーのスバルR2でいざ、世界文化遺産「天草の﨑津集落」 へ。 ※この写真はこの日の一番最後に訪れた大江天主堂前で撮影したR2 天草にはサイクリングロードが設定されているのでそのマップで位置をご案内。 天草市の…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ② 天草本渡到着まで 電車×3+バス=7時間

拝啓 2月3日朝6:30、 鹿児島中央駅から目指したのは、天草の埼津教会。 2018年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産とは / 世界文化遺産「天草の﨑津集落」 / 天草市…

天草-伊王島-長崎 旅のまとめ ① 鹿児島の夜を迎えるまで

拝啓 2月2日から8日間の九州縦断。 そもそも、 この旅の動機は長崎県の伊王島に行っておきたいと思ったこと。 そのきっかけは1970年に封切られた映画『家族』を数年前にDVDで観直したこと。 高度経済成長と大阪万博に沸く日本の裏側にはもう一つのドラマが。…

突端のニャーに背押され春にたつ

拝啓 立春前。 ニャーがデッキの木枠に登って、 彼方を見つめる日が増えて参りました。 突端にニャー眺め居り水平線 眺めているのは海なのか空なのか。 コントレイル の無音の響きに耳を傾けているのか。 同じく彼方を眺むれば、 荒井由実の「ひこうき雲」が…

屋久島トッピーサバダバ 第18回 オアシスは移転オープン お地蔵さまもにっこり

拝啓 島の南部の県道沿の其処此処で、寒緋桜が目を和ませてくれております。 中でも車を止めて写真を撮っていらっしゃる方が多いのは、 平野の慶照院さんの延命地蔵さんを取り巻く桜並木。 慶 照 院 (webnode.jp) お地蔵さんに手を合わせる方は少ないようで…

旅のまとめ その⑩ 伊丹🛫屋久島より 屋久島空港🚌六角堂の方が遠かった

拝啓 旅の10日目、1月18日。 京都駅八条口のホテルを出て徒歩2分、 伊丹に向かう阪急空港バスのチケット売り場へ。 空港まで1,340円ならお安い料金。 高速道路工事中で迂回したものの、約50分で空港に到着。 搭乗時間が迫っておりましたが、 せっかく大阪か…

旅のまとめ その⑨ 「出町座」参観 お別れ誕生会

拝啓 旅の9日目、1月17日。 早起きをして近鉄京都駅から新田辺行き普通電車に乗り、近鉄伏見駅へ。 桃山城に向かうのではなく、 ここで長男の車を借りてあちこちへと。 まずは電子クーポンの使える宇治小倉のカラフネヤで腹ごしらえ。 フレンチトーストモー…

旅のまとめ その⑧ もう一つの世界遺産 姫路城の六と商店街のご縁

拝啓 旅の8日目、1月16日。 屋久島が世界自然遺産に登録されたのが1993年12月11日。 今年はちょうど30周年。 これからどうする屋久島。 と言う訳もあり、今回の旅の目当ての一つは「世界遺産」巡り。 昨日の朝までは、「古都奈良の文化財」の春日大社や興福…

旅のまとめ その⑦ 残ってほしい芝居小屋とほうじ茶 ようやくの墓参り

拝啓 旅の7日目、1月15日。 高槻のホテルを出て、すぐ電子クーポンを使い切ろうと寄ったのが「やよい軒」。 庶民の味方、肉増・すき焼き定食で一日分のスタミナをしっかりつけてスタート。 JR高槻駅から新快速で京都駅へ。 そこから向かうのは名古屋での墓参…

旅のまとめ その⑥ お地蔵さんと「坊」 マハー・プルシャとの再会

拝啓 旅も6日目、1月14日。 泉佐野の宿を出て南海電鉄で大阪難波へ。 そこから地下鉄に乗り、梅田から阪急京都線で京都へと。 その途中、梅田の北向き地蔵さんにごあいさつ。 お百度石の「起点」がどこにあるのかは確認しませんでしたが、繁華街の中でお百度…

旅のまとめ その⑤ 紀三井寺の六角堂と和歌浦の『油屋』 泉州の居酒屋

拝啓 旅も五日目、1月13日。 この日は秘かな人気スポットと聞く和歌の浦の「和歌浦食堂」で昼食を頂くのが主たる目当て。 ところが和歌浦行きのバスに乗りそびれ、次のバスは1時間半後。 そこでJRで紀三井寺へと向かうことにしたのですが、乗れる普通電車は1…

旅のまとめ その④ 二つの六角堂 遣唐使船と補陀落渡船 那智勝浦

拝啓 1月12日朝、宿のご主人に屋久島で六角堂という名の宿を営んでいると話すと、 「この宿の裏山に六角堂があります。子供のころかくれんぼしてよく遊びました。何が祀ってあるのかわからない謎のお堂です」との教え。 それでは是非にと宿を後にし、 とこと…

旅のまとめ その③ 特急サザンと特急くろしお 波乱の移動

拝啓 1月11日は神戸から阪神電車で大阪難波へ。 そこから南海電車で和歌山まで。 結構な時間がかかるので、街の楽しみとして駅の立ち食いそば屋に。 「南海そば」のメニューボードをみて、 ここはまさしく大阪だと実感。 大阪で「きつね」といえば油揚げの載…

旅のまとめ その② 古書とヱビスさんとお化け屋敷で大吉

拝啓 1月10日、旅の二日目は鹿児島空港からスカイマークで神戸空港へ。 荷物をホテルに預け、まずは宿の近くの「生田神社」へ。 参道に吊るされた広告の波がいかにも商魂たくましい関西の風情。 境内には神戸らしく海の安全を守るお社も。 そこからぶらぶら…

旅のまとめ その① 出屋久島はジブリの旅だった

拝啓 何泊するのか、どこに泊まるのかも決めぬままの10日間のちんたら旅。 戻ってみればこんな巡りに。 記憶から消えてしまわないうちに、このブログに足跡を残しておこうと。 そもそも今回の出屋久島の目当ては…… ① 那智勝浦の「補陀落山寺」の渡海船を見る…

2022-2023 年越しシリーズ ⑦ 七草と鬼火焚き+揚げ餃子

拝啓 光陰矢の如し。 早や正月行事の締め括り、七草と鬼火焚きの日。 トロトロと、七草粥を作ることに。 久しぶりに小ぶりな土鍋に研いだ米を半合、水600㏄を火に掛けて炊き、 前日、Aコープで頂いた七草セットを別鍋でさっと湯通し、 炊けたご飯にトッピン…

2022-2023 年越しシリーズ ⑥ 真菌とヒト オピストコンタの力

拝啓 あたふたしている内に、正月三が日も過ぎ去りました。 日本の「しきたり」の一つに、 三が日にすべきではないタブーが幾つかあるとのこと。 ・掃除をすること・水仕事・火を使う料理・刃物を使うこと・お賽銭以外のお金を使わない 三が日とはどんな意味…

2022-2023 年越しシリーズ ⑤ 四捨五入で70歳となった身に染みる味わい

拝啓 2023年1月2日。 朝、ニャーのにゃごにゃごに呼び出されて庭を見ると、 なんとまあ、今年も律義に誕生日プレゼント。 何故だかわかりませんが、ニャーはクリスマスイブや誕生日になるとメジロやらヒヨドリやらハトやらモグラやらを、ホレホレと。 今年は…

2022-2023 年越しシリーズ ④ 元旦cafe巡り sādhu

拝啓 数年前までは、元旦に開いているお店を見つけることはまれでしたが、 今年はその数も増えたので、 初詣を済ませた後、気の向くままにcafe巡りを。 まずは春牧、ヤクスギランド線を上がったtama cafeさんへ。 今年も白味噌仕立ての京風雑煮を頂くことに…

2022-2023 年越しシリーズ ③ 麦生の神さん仏さん巡り

拝啓 2023年元旦、午前7時過ぎ。 水平線に掛かった雲間から初日の出が顔をのぞかせました。 六角堂も穏やかな光と空気に包まれた年の始まり。 益救神社で頂いたウサギも迎春セットに仲間入り。 シャワーで身を清め、地元麦生の神さん仏さんに新年のご挨拶を…

2022-2023 年越しシリーズ ① ニャーへの年末賞与

拝啓 つい先日の寒波とは裏腹に、屋久島は誠に穏やかな年末年始となりました。 六角堂では年越しのお客さまもお迎えして、パタパタしておりましたが、 その年越しの様子を少しばかりご案内。 2022年12月31日。 大晦日の朝は、ご滞在中のお客様に朝食ホットサ…

映画俳優が誕生した今こそ 屋久島にミニシアターを

拝啓 先日、埴生窯さんのFacebookを拝見し、「えっ」となった「つ。」 https://www.facebook.com/haniigama1986 さっそく、映画「つ。」をネット検索。 佐賀映画制作プロジェクト のサイトには、主演俳優の写真が。 山下万希https://imyourbrother.net/?fbcl…

ちんたらカフェの次回営業予定と灯る島のイルミネーション

Space & Spice Lab 六角堂からのお知らせ ポインセチアの紅く染まった葉が天を衝く六角堂。 12月のちんたらカフェの営業は12月25日㊐と26日㊊を目指して準備中…… ですが、 フェリーの欠航などで食材がそろわずどうなることやら。 詳細は追ってご連絡申し上…