屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

2022-2023 年越しシリーズ ⑤ 四捨五入で70歳となった身に染みる味わい

拝啓

2023年1月2日。

朝、ニャーのにゃごにゃごに呼び出されて庭を見ると、

なんとまあ、今年も律義に誕生日プレゼント。

何故だかわかりませんが、ニャーはクリスマスイブや誕生日になるとメジロやらヒヨドリやらハトやらモグラやらを、ホレホレと。

今年は野ネズミでしたが、いったいどこで仕留めたのやら。

 

今回も、気持ちだけ頂いておきました。

 

で、ご滞在のお客様の朝食をご用意したのち、

今回は厚切り食パンのオープンサンド。

 

あれこれ片付けを済ませ、

お昼過ぎに伺ったのは平野のHIRANO WRAPSさん。

久し振りのお昼の営業で、正月限定メニューがあると知って駆け付けました。

頂いたのは自家製麺の汁なし混ぜソバ、香味野菜と長野県産茜じょうゆバージョンとすべて国産焼きサバと筍のおにぎり

六角堂までテイクアウトして、穏やかな日差しが注ぐデッキで頂くことに。

パクチーとニンニクたっぷりの蕎麦で精気を。

ふっくらとした味わい深いおにぎりで癒しを。

ポンコツジジイの身と心に染みました。

 

HIRANO WRAPSさんは昨年体を壊され、「負担になりすぎない営業形態などを模索し、来年飛躍できるよう頑張っていきたい思います。大きく方向転換‥するかも」とのこと。

新たな一歩を楽しみにしております。

営業時間やメニューはInstagramでご確認を。

https://www.instagram.com/hirano_wraps_yakushima/

 

食事後、またあれこれ雑用をこなした夕刻、

今日が長期休業前最後の一日と聞いていたnaa yuu cafeさんへ、取り置きしていただいていた関東風雑煮を頂きに。

冬季休業前最終日ということもあってか、室内満席のためテラス席で。

昨日頂いた汁粉と同様、朱塗りの椀に和みます。

蓋を開けると、リクエスト通りに焦げ目のついた餅がぷかり。

カシワの旨味と触感に、ああ今日も一日生きていたんだという感慨を。

 

思い起こすのは高浜虚子の一句。

去年今年 貫く棒の 如きもの

 

そこで一句。

去年今年 ヤミにたゆとう デクノボウ

 

つづく かな