屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

2022-2023 年越しシリーズ ③ 麦生の神さん仏さん巡り

拝啓

2023年元旦、午前7時過ぎ。

水平線に掛かった雲間から初日の出が顔をのぞかせました。

六角堂も穏やかな光と空気に包まれた年の始まり。

 

益救神社で頂いたウサギも迎春セットに仲間入り。

 

シャワーで身を清め、地元麦生の神さん仏さんに新年のご挨拶をと玄関を出ると、

ニャーが何かもの言いたげな風情。

たぶん一句、「ウサギ年?あたしゃ今年も猫のまま」

 

本当は、ウオーキングコースを歩いて回ろうとも思ったのですが、

結局ステップワゴンに乗り込み発進。

 

麦生の公民館の駐車場に車を止めて、最初に向かったのは弓矢八幡宮

集落のご高齢のご夫婦が仲睦まじく、軽トラでお参りに来られておりました。

その先に本慶寺さん。

外まで響く読経が厳かに。

その先に、大山祇(オオヤマツミの神さんを祀った祠のある神社の入り口。

苔むす参道の先に鳥居。

その先の急な階段を登り切ると祠が。

運動不足の息切れ足ガク。

山と杜の安寧祈願。

 

車に戻って集落を海側に抜け、向かった先は恵比寿さん。

まずは手前の凛々しいお姿に、海の安全・商売繁盛を祈念。

奥のお顔が欠けたお姿に里の暮らしの安寧を祈願。

 

遠くに霞む種子島を望む麦生漁港を眺めつつ、

単純素朴に、

海を隔てた世界中の人々の暮らしが、穏やかでありますようにと願った元旦の朝でした。

 

つづく