屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

2023-2024 ゆく年くる年 その① 大晦日と元旦

謹賀新年

寒緋桜が花ほころばす2024年新春の屋久島。

本年もご愛顧よろしくお願い申し上げます。

 

と、元旦にご挨拶せねばならぬところ、毎度毎度のちんたらぼちぼち。

屋久島と六角堂のゆく年くる年をゆるゆるご紹介。

 

2023年12月30日。

麦生のオアシスさんで一足早めの年越しそばランチを頂き、

六角堂で新年を迎えるお客様のお迎え準備を開始。

2023年12月31日大晦日

正月飾りと新春用の鉢植えを。

今年は葉ボタンを手に入れることができなくて、シクラメンで代用。

夕空眺めるニャーを横目に、炭焼きBBQで年越しをされるお客様の準備を終え、

改めて年越し蕎麦を頂くことに。

テレビのない六角堂の母屋でネットニュースを眺めつつ、ズズリズズズっと。

本当はスッキリとした鰹と昆布の合わせ出汁に浮かぶニシン蕎麦を蕎麦屋で頂きたいところですが、鹿児島では叶わぬこと。

23時前にザザバとシャワーを浴びて身を清め、ステップワゴンスパーダで宮之浦に向け出発。

従業員のニャーはいつも通り留守番猫。

 

23時40分、宮之浦の久本寺さんに到着。

すでにゴ~~~~ンと鐘の音が境内に響いておりました。

63番の順番札を頂き、グイッと曳いてゴ~~~~~~~~~ン。

煩悩まみれの生涯を改めて思いつつ、向かったのが益救神社。

鳥居をくぐる前から奉納和太鼓の響きがドンドコドコドン。

来たるべき災厄を火で払って頂けたのなら幸い。

干支の縁起物を社務所で頂いた帰り際、ふと眼の合った愛らしげな辰の干支神籤を連れ帰ることに。

六角堂に戻ったのは2024年1月1日午前1時過ぎ。

ともあれパタリと床に着き……

午前7時前にデッキに出て待つことしばし……

明けましておめでとうございます。

干支の引継ぎ式をして、神籤をゴショゴショ引き出して見れば「小吉」。

笑顔と感謝でこつこつと。

後はこれまで通り「天命に安んじて人事を尽くす」のみ。

 

身支度整え、8時過ぎに伺ったのは長峰のラ・モンステラさん。

一番乗りで頂くお節の味わい。

ふうふう啜るぜんざいに新春の温み。

善き哉善き哉。

その足で向かったのは春牧のTama Cafeさん。

京風白味噌仕立ての雑煮を頂けるのは島でここだけ。

ありがたや。

 

腹ごしらえの済んだところで地元麦生の神さん仏さんに新年のご挨拶。

まずは弓矢八幡さん。

山に登って大山祇の神さん。

本慶寺の仏さんと水神さん

海に下ってヱビスさん。

ぐるりと回って正八幡さん。

この一巡りをする人は、集落のお年寄りでもなかなかないかも。

 

六角堂に戻ってソファでうつらうつらしていると、

スマホが何度もチャリリンチャリリン。

能登半島震度7の大地震

北陸沿岸では津波の被害も予想されると警報が。

なんとも言われぬ元旦の夕べ。

2024年は波乱の年か?

 

つづく