屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

2023-2024 ゆく年くる年 その② 正月二・三・四日

拝啓

2024年1月2日の朝。

コテージご滞在のお客様の朝食をご用意。

定番のキーマカレーとタンドリーチキンのホットサンドですが、お正月気分が出るように紅白のラディッシュのピクルスを漬け、寿蒲鉾をクミンでサラッとオリーブ炒め。

昼前にチェックアウトされたもう一組のお客様にはランチボックスをご用意。

コテージの片付けをした後、徒歩数分のジェラート屋「そらうみ」さんでお気に入りのアッフォガードを。

店内には若い女性のグループ。

屋久島町は明日3日、「ふるさとを想う二十歳の集い」(旧成人式)が開催。

それに合わせて帰郷された娘さん達でしょうか?

年中、若者や子ども達の笑顔ご溢れる島にすることが、町長、議員、島民の大きな課題なのだと改めて思うティータイム。

六角堂に戻ると+healing tripさんのお二人が誕生祝のホットケーキとピザを差し入れに来てくださいました。

有難いことです。

 
夕方にはクロネコが上の息子家族からの誕生プレゼントを運んできました。

お礼のメールを送ると家族の写真が返送。

下の息子家族からも写真が届きました。

1958年1月2日生まれ、満66歳。
島に移住して10年の大きな節目の歳。

思う所あり。

実は昨秋、さる方から貸して頂いた『捨てるという霊性  聖フランチェスコ一遍上人』(家田足穂著、オリエンス宗教研究所刊)を行きつ戻りつしながら年末に読了。

神さんが迎えて下さる天国も、仏さんが迎えて下さるお浄土も信じぬ身ではあるものの、「捨てる」ことの意味を反芻させて頂きました。

山川の末に流るる橡殻(とちから)も 身を捨ててこそ 浮かむ瀬もあれ

空也上人絵詞伝』

などと申しますが、身を捨てるとは何を捨てることなのか。

そんなことに思いを巡らせていると……

スマホがチャリリンチャリリン。

2日17時47分、羽田空港新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、着陸した直後に滑走路上の海上保安庁MA722A「みずなぎ」に追突

JAL機の乗客乗員は全員無事だったものの海保機の乗員は6名中5名が亡くなられたとのこと。

11月末のオスプレイ墜落事故の捜索活動で海保の巡視船やヘリが飛び交っていた屋久島。

改めて海保の皆様への感謝と追悼の念を強くしました。

www.waseda.jp

 

翌一月三日。

お昼ご飯を新年初商いのオアシスさんで。

正月ランチには屋久島特産の粘りが強い山芋ヤクトロが。

ご飯にかけて山かけ丼に。

澄ましの雑煮と千枚漬け風塩麹カブ漬に満足。
追加で頼んだオデンもデザートのぜんざいもスッキリとした上品なお味。

ご馳走様でした。

 

その翌日、一月四日の朝。

コテージご滞在のお客様のたってのご要望で、朝食はAカップアサカラカレーセットに。

デザートにはバスクチーズケーキ、お飲み物はスパイシーマサラチャイに。
年末年始、屋久島をお楽しみ頂けたご様子、何よりです。
 
つづく