屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

ヤクのニクへ ふふっふ~ 第12回 安房 ジビエ王国 屋久島バーガーに変身!

拝啓

8月中旬、Instagramでこんな記事に遭遇。

屋久島バーガー(@yakushima.burger) • Instagram

屋久鹿の卸専門「屋久鹿ジビエ王国」が手掛ける、

真心込めて本気でつくった屋久島バーガー専門店。
【住所】鹿児島県熊毛郡屋久島町安房1287-14
【TEL】 0997-47-1530 ※営業時間内のみ対応
【営業日】(金曜)・土曜・日曜
【営業時間】11:00-14:00L.O.

 

ジビエ王国が手掛ける」って書いてあるけど、

屋久ジビエバーガー専門店」と、

鹿肉レストランの「ジビエ王国」とは違うんかい?

 

住所をGooglで検索するとジビエ王国の位置を表示。

それで、

Facebookで「屋久鹿ジビエ王国」を検索すると……

去年の10月から更新なし。

 

そこから公式サイトに飛ぶと「当面休業、移転に向けて準備中」とありました。

屋久鹿ジビエ王国|世界自然遺産の120%ナチュラル「ヤクシカ」ジビエ (yakushima.love)

 

行けば分かるか……

事実を知りたければ足を運べ!

と思いつつなかなか時間が合わず、

9月になって見たInstagramの画像がこちら。

 

ホッホ~~~、フライとドリンク付きのセットとはいえ良いお値段。

昼は上限1,200円までと決めている身としては躊躇がありましたが、

そこは好奇心が勝ってGO TO BURGER!

 

店の外見は変わらず。

門柱にハンバーガーのメニューが張ってあるだけで、

どこにもハンバーガー屋の看板はなし。

??と思いつつ入店すれば、

店内は前のレイアウトと変わらず。

 

着席してメニューの説明に傾聴。

鹿の尻肉(ランプ)にも興味がわきましたが、

ここは迷わずポテトとドリンク付きの「屋久島バーガー」に決定。

ドリンクはお薦めのジンジャーエール

この日から始まったアイスクリームの「ポンカンジュレ添え」を追加。

 

待つ間に手渡されたうんちくを熟読。

 

待つことしばし、「屋久島バーガーセット」の登場です。

 

横から見たとこはこんなん。

ハンバーグはかなり肉厚。

 

齧るとこんなん。

しっかりとした触感で、鹿特有の臭みは全くなし。

鹿肉を食べつけていない方には食べやすいかも。

 

で、フライドポテトじゃがいもは、

屋久島のNPO法人「じゃがいものおうち」の芋を使用。

NPO法人 じゃがいものおうち – 障がいのある人もない人も、共に生き共に創造し共に育む場 

まぶした塩は「永田の塩(えん)」だとのこと。

芋の触感と言い、塩加減と言い、

素直においしいフライドポテトでした。

 

セット全体としては、

屋久島産を意識した観光客に喜ばれそうな一品。

 

そして食後にアイスクリームの登場。

タンカンジュレの比率大。

こちらも屋久島を堪能できるかと。

 

この日はちょうど、店内で商品宣伝のための撮影作業が行われており、

東京から来られたマネージャーの方から感想を求められました。

そこで僭越ながらあれこれ率直に申し上げたことの一つは……

やや穏やかなハンバーガーをより「刺激的」にする手立て。

 

香辛料&薬味好きの身としては、

鹿肉の旨味を引き立てる薬味があればよいのにと。

気分的には、ハンバーグというよりもローストビーフに近い味わいなので、

ホースラディッシュかな?

いやいや、屋久島産を売りにするなら、

高平の屋久然ライフ」さんが栽培試行錯誤中の屋久島わさび」を使うのもありかもと。

屋久然ライフへのレビュー・商品:鹿児島県|食べチョク|産地直送(産直)お取り寄せ通販 - 農家・漁師から旬の食材を直送 (tabechoku.com)

 

成功していればの話ですが……

 

聞けば、

前回の「ヤクのニクへふふっふ~」でご案内した「古民家レストラン 屋久鹿ジビエ王国」は3月末に休業ではなく閉店されたとのこと。

ヤクのニクへ ふふっふ~ 第11回 島の冬は牡丹ではなく紅葉を イルマーレ & ジビエ王国

 

ただ、ジビエ王国は存続し、

新たに「屋久ハンバーガー」をオープンされたのだそうで。

 

ただ、

ネットで屋久バーガー」を検索すると引っかかるのは、

安房の「モス」と、

今はお店の扉を閉ざしたままの「sungun buruger」さんのみ。

屋久鹿バーガー」で検索すると「モス」の表示のみ。

 

兎にも角にも、

新たな挑戦をされるお店は応援したいものです。

 

敬具