屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

貪婪に満ちたる地球月を食む

拝啓

7月21日に発生した台風5号ノルーは7日に屋久島を去った後、四国近畿東海北陸に爪痕を残しつつ、なお歩みを進めている様子。18日間も暴風雨を維持できるほど日本の近海の温度は高くなっていることを再認識させてくれました。

さて、今日8日の未明は部分月蝕。午前2時23分ごろ始まって3時20分ごろ最大になり4時18分ごろ終了。その終了間際の‏‎4時11分頃、屋久島麦生から拝んだ月蝕。

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少しばかり露出を抑えてパシャリ。

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も少し抑えてカシャリ。

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どんなに科学が発達しようと誰も自分の顔を直接見ることはできません。水面に写し鏡に映した姿は反射でしかなく、写真に写しビデオに映した姿は記録でしかありません。

その虚像から己の実像を、己の今と未来を想像する。それが人間の人間たるところ。

月を蝕む影に己の姿を見出せば、少しは今日一日の暮らし方、人との言葉の交わし方も変わるかもしれないと思った明けのひと時でした。

敬具

追伸
六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブ、次の金・土・日と営業予定。
確定いたしましたら改めてご案内いたします。