屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島の天地

人として成すべき道に灰被り

口永良部噴火レポート3 拝啓 口永良部噴火で火山灰の降った屋久島の西部林道は、風向きに因るのか灰が厚く積もっている場所が何か所かありました。 その辺りではヤクザルも灰を被ったようで、毛並みが灰色掛っていました。 栗生に下りていく林道はうっすら雪…

噴煙に逃るる者と群れる者

口永良部噴火レポート2 拝啓 今日5月29日の午前10時ごろに発生した屋久島の隣島「口永良部島」の噴火。六角堂のある島の南部麦生では、奥岳を越えてきた噴煙が南の海に流れていくのを確認できただけでしたが、ことは全島避難に及び、怪我人も出た模様。Yahoo…

ひょうたんの駒にはあらぬ大噴煙

口永良部噴火レポート1 拝啓 今日の10時過ぎ、いつもとは違う音声で防災無線が流れ、口永良部島の噴火が伝えられました。テレビやラジオで情報を確認せよとのことでしたが、六角堂にはテレビがなく、ラジオの電波もまともにはいりません。そこで、屋久島町の…

月食らう地球に暮らす命ども

拝啓 昨日4月4日は久し振りの皆既月蝕。安房の埴生窯さんの窯焚きにお邪魔している最中、今夜が月蝕だったことに気付きました。 カメラは有れど三脚は無し。庭先の狛犬の頭を借りてカメラを固定しつつの手持ち撮影。300mmズームでは手振れが止まらず上手く…

一日を照らす朝日の昇りたり

拝啓 例年であれば、島の冬を赤く彩るポインセチアが秋の台風で痛めつけられて今年はさっぱりです。ただ、秋に新芽を吹いた桜の木は、季節外れの紅葉で目を楽しませてくれています。 この桜は、京都のとある女子校の校庭のさくらんぼの実から育てて6年目にな…

星めぐり月の巡りて寒の入り

拝啓 年が明けて早六日。小寒の今日は風雨で開けて穏やかな小春日和で暮れた一日でした。 1年365日の内の1日目は365分の1過ぎただけですが、6日間経てばはもう61分の1が過ぎたことになります。明日が暮れればもう52分の1が終了。まさに光陰矢の如し、歳月人…

月影のさやかなる夜は甘きラム

拝啓 台風18号ファンフォンの後片付けに追われる間もなく、台風19号ヴォンフォンの接近。18号は島の南部の送電線を40ヵ所以上も断線したとのこと。その上、2週連続の19号の来襲となると観光業や飲食店の経済的被害甚大です。 そんな台風の谷間の8日夕刻、尾…

野分去る深夜のお客六連星

拝啓 瞬間最大風速秒速40mを超え、数年来で一番風の強かった台風18号。「台風第18号に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報第12号」(平成26年10月6日05時45分鹿児島地方気象台発表)によれば次の如し。 4日00時から6日05時までの最…

鈴虫の鈴やいざよふ秋の空

拝啓 日中は夏が戻ってきたような暑さでしたが、日暮れとともに涼やかな夜風にのって鈴虫の音が流れています。 五日金曜日の夕方には久しぶりに海から虹が立ち、何やら夏の終わりを告げるページェントのようでもありました。 始めはぼんやり海から足が伸び始…

天地(あめつち)の怒り治まれ益救の島

拝啓 台風12号ナクリー(カンボジアの命名で、夜香木=ナイトジャスミンと呼ばれる花の名)は屋久島ではさしたる被害も与えずはるか西を北上しましたが、間もなくやってくる台風11号ハーロン(ベトナムの命名で、ベトナム北部の景勝地の湾の名)は、コースに…

沖に立つ入道雲に夏を知る

拝啓 朝から久しぶりの強い陽射し、午後からは夕立のような強い雨、そして夕方には沖に立つ入道雲…… 奄美大島は昨日梅雨明け。屋久島も今日の空の様子では、もう梅雨が明けたかのようで、夜半には寝待の月に光る銀の海。「流し虫」は現れませんでした。 台風…

撮りたての梅雨の晴れ間の天の川

拝啓 今日(6/19)の午後は、シトシトというありきたりのオノマトペがぴったりくるような雨空でした。 屋久島では今、100円無人市でもA-コープでもスモモ(プラム)があふれています。六角堂でも一週間ほどおいて完熟させたスモモを今日の午後、ジャムに仕上げ…

月影に活かされてある梅雨の杜

拝啓 先日は、麦生の集落のあちこちで屋久島梅雨の風物詩「流し虫(空飛ぶシロアリ)」が発生していたようですが、今日までのところ六角堂はその襲来を免れています。 そんな梅雨に入って最初の満月の夜。六角堂では海から昇り来る月の出を見ることはできま…

満月の鏡に変わる島の海

昨夜は満月。買い物の帰り、東の海からぐいぐい上ってくる月の明かりが凪いだ海を金色に染めていきました。 六角堂に戻って写真を撮ろうとしたのですが、月はだいぶ上がってしまい、月の出の迫力は減っていましたが、きらめく海の様子はご覧いただけるかと…