屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情

屋久島カレー事情 第59回 森に虹魚介香し島カレー

拝啓 うだる暑さとはこのことを言うのかと、うんざりしながら宮之浦まで買い出しに出掛けた午後。わいわいランドのレジ前で雲水さんのチラシをみやりつつ 土用の丑の日なのでここはやっぱりうな丼かと、店に出向けば満席御礼。ならば味彩さんのうな丼をと車…

屋久島カレー事情 第58回 あざなえる縄の目の間のカレーかな

拝啓 今週の屋久島は大荒れの天気でしたが、禍福は糾える縄の如し。今回は海を隔てた三つのカレーをご案内。 週の初めは、鹿児島市内で一泊し、鹿児島市内で新たなカレーを二つ発見。一つは天文館から中央駅に向かって数分歩いた鹿児島中央ビルの地階「田中…

屋久島カレー事情 第57回 梅雨空のひょうたん島を臨むチャイ

拝啓 栗生診療所で診察を受け向かいの風林堂さんで薬を頂くと、今回もまた時計回りで島を一周。雨上がりの西部林道には其処此処でくつろぐヤクザルの群れや ヤクシカの姿も 屋久島灯台を過ぎ、林道の出口には以前なかった看板が。 永田の集落を抜け、いなか…

屋久島カレー事情 第56回 薫る風命育む薬の島

拝啓 雨上がりの蒸し暑さが梅雨の到来間近しと伝えているような昼下がり。こんな時にはカレーで気合を入れ直すべく、以前から気になっていたあそこへ向かうことに。 原(はるお)の県道沿いに色鮮やかな幟立つ「食堂 もっちょむ山荘」さん。デッキ席に腰を掛け…

屋久島カレー事情 第55回 宮参るカレーひと匙厄払い

拝啓 観光のお客様や移住希望者の方の多くは屋久島を「悠久の時を抱いた森の島、スピリチュアルな魅力に満ちた癒しの島」といったイメージでとらえていらっしゃる方が多いようですがそれは一面、そのもう一面は仕事を求めて若者が島を離れる高齢者の島であり…

屋久島カレー事情 第54回 しぶとさの秘訣は迷わぬ自然体

拝啓 一・二か月に一度、定期的な診察を受けて薬を頂いている栗生診療所まで出向くと、先生は不在。この4月から口永良部の先生がいなくなり、毎週口永良部に出かけることになったそうな。 そのまままた40分かけて同じ道を戻るのもしゃくなので、西部林道を抜…

屋久島カレー事情 第53回 春陽の海を越えゆく森カレー

拝啓 第52回の屋久島カレー事情を掲載してから4ヶ月近く経ってしまいました。その間に屋久島町役場商工観光課と屋久島観光協会が島のデザイナー「niid design」と組んで製作された「Yakushima Pocket Navi」が発刊されました。 そこには六角堂スパイシーブッ…

屋久島カレー事情 第52回 冬籠るカフェの新たな春待たん 今年最後の豆腐カレー

拝啓 12月中旬になっても、日中はシャツ一枚で過ごせる屋久島麦生六角堂ですが、シーズンオフを迎えて冬季休業のお知らせを耳にし目にするにつれ、師走を実感。 原(はるお)のノマドカフェさんも明日から春まで休業と聞き、イートハーブの仕込みもそこそこに…

屋久島カレー事情 第51回 勤労の香りぞ高き島カレー 夏には夏の冬には冬の味わいを

拝啓 この「屋久島カレー事情」は前回の第50回を区切りにしばらくお休みさせていただくことにしておりました。ところが、わずか数年とはいえ多くの島民に愛された安房の「Amara」さんが9月に閉店された跡にカレーも出す新たなお店が開かれたことを知り、シリ…

屋久島カレー事情 第50回 島の濃き緑染み入るカフェカレー 最北のカレー

拝啓 この十年ほどの間、屋久島のあちこちにカフェが開かれてきましたが、その中でも島カフェの風格色濃いお店が島の北西部、永田にあります。場所がわかりにくく、辿り着いた時にはちょっとした探検気分も楽しめる「水照玉」さん。 ここのカレーをずっと以…

屋久島カレー事情第49回 段々の青き棚田に福来れ 爽やかな女将さんの前途を祝して

拝啓 すでに沖縄では梅雨が明けたとのことですが、屋久島の南の海にも夏雲が立ち昇っています。 風吹き抜ける六角堂の母屋は気持ちよく過ごせるものの、日差しの下では一気に汗がどっと。そんな暑さを吹き飛ばすにはやっぱりカレー。今回ご紹介するのは愛子…

屋久島カレー事情第48回 島に居て上機嫌なる腹の虫 一食の価値あるアートカレー

拝啓 梅雨入りしたものの雨よりも流し虫の方が目立つような屋久島麦生。流し虫については以前このブログでもご説明した( 森にいて杜の守する流し虫 http://blogs.yahoo.co.jp/honeycomcabin/11932843.html)通り、ハチの仲間であるアリとは違うゴキブリの仲…

屋久島カレー事情第47回 夏雲の島に生まれし海カレー 根っからの島民による全国民のためのカレー

拝啓 島の表玄関フェリー乗り場のある宮之浦。 先日、所用で出かけると宮之浦大橋のたもとで「カレー」の幟がはためいているではありませんか⁉以前はカフェだったところに小物屋さんができ、それが知らぬ間に閉店していたその跡地。川縁に車を止めて横断歩道…

屋久島カレー事情 第46回 赤き子の島に生まれし雨後の昼 和洋の狭間に知るカレーの深み

拝啓 屋久島の特徴の一つは新陳代謝の速さ。 虫に食われた葉っぱがあっという間に新しい芽を吹きだし、台風で折れて枯れたように見えた枝からも春には新たな芽が吹き、大雨で転がされた石には半年もしない内に苔がむします。 人の暮らしもそれと似ていて、島…

屋久島カレー事情 第45回 物騒な世を鎮めるや島カレー 明日に向かって撃て

拝啓 連載「屋久島カレー事情」の初回は2014年7月3日。 最新回は2015年12月23日の第44回。 それから約4カ月更新していなかったのはカレーを外食していなかったからではなく、新たにご紹介しようと思うカレーと巡り合えなかったからでした。 さて、この数日熊…

屋久島カレー事情 第44回 年の瀬に飛び立ちて行く背や丸し EBI Fly to the distance

拝啓 六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブのエビカレーは、素揚したインド産のムキエビをカレーに絡め、同じくカリッと素揚げした屋久島産養殖クルマエビをトッピングしたトマト風味のピリ辛カレー。 今週もたくさんのお客様が召し上がって下さりま…

屋久島カレー事情 第43回 和も洋も隔てなきなり島カレー 受けて立った宮之浦の戦い

拝啓 急遽店を開けることになり、ピクルスの材料の紫キャベツを求めて宮之浦のワイワイランドまで。 レジを通って荷物台に向かうと、ガラス窓に貼られた一通の挑戦状が。 これを無視して帰っては「屋久島カレー事情」や「屋久島丼紀行」を綴っている者の名折…

屋久島カレー事情 第42回 春牧に昇る旭日を拝みけり 笑顔は究極のスパイスなり

拝啓 この「屋久島カレー事情」の姉妹編「屋久島丼紀行」で本日ご紹介した春牧の新しいお食事処「喜楽里」さん。 昨夜、そこで鶏めし丼を頂いた際、見つけたこの貼り紙。 「明日も来てね」と微笑みかけているかのようでした。 それを無視することなど、どう…

屋久島カレー事情 第41回 軒先の雫気にせずカレー買う 県道脇のコンテナで作るオヤジに買うオヤジ

拝啓 島のところどころにあるコンテナハウスのお店。 ホームセンターSAMSの向かいにある「モリカフェ」(http://www.yakushima-marche.com/cust-spot/16406/)さんもその一つ。 ジャージー牛のミルクで作ったソフトクリームが売りのお店でしたが、だんだんとメ…

屋久島カレー事情 第40回 新月に隠れてうさぎカレー食い カレーが地球を回している

拝啓 2014年の7月から島のカレーを紹介している『屋久島カレー事情』も第40回。 「小さな島なのによくカレーネタが尽きないね……」とか「島にはそんなにカレーの美味しい店がたくさんあるのですか?」などという感想・疑問も耳にしますが、カレーは一般的日本…

屋久島カレー事情 第39回 人の世を写して流る秋の雲 ブタにも「六」がありました

拝啓 「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、寂しくなる初冬の屋久島に新しいカレー専門店が安房のAコープ内、安藤精肉店の隣にオープンされました。 その名も「ポルコ」、パルコじゃないよ。 イタリア語でブタさんのことだそうです。 ポルコさ…

屋久島カレー事情 第38回 春にまた戻る日を待つ渡り鳥 また来ってこいよ南国Amara

拝啓 昼間は初夏のような陽気の屋久島麦生でしたが、今日もまた冬季休業のお知らせが。 安房の『Amara』(http://amara-yakushima.jimdo.com/food/)さんの今季営業が来週11月10日までと知り、まだ頂いていなかったこの秋限定発売の「ダルカレー」(スリランカ…

屋久島カレー事情 第37回 神代より天下りたり愛の秋 「姉弟そろって豆カレー」

拝啓 秋が深まり冬が近付くにつれ、「冬季休業」のお知らせが落ち葉のように舞い落ちてくる屋久島。そんな中、11月1日より新しい飲食店がOpenしたのは朗報。 平内の『サウスヴィレッジ』さんの「ビレッジ食堂」が閉店し、代わりに生まれたのが『アイノワ(愛…

屋久島カレー事情 第36回 あきもせず くるりくるりの島時間 「港に香るカレーの風味」

拝啓 台風21号は、どうやら台湾方面に向っている様子。 屋久島には大きな影響はなさそうですが、台湾・華南の皆様がご無事でありますように。 関西に住んでいる時には台風は直撃でもしない限りニュースの一コマほどにしか気に掛けませんでしたが、海にポツリ…

屋久島カレー事情 第35回 島に逃げ極楽とんぼの島カレー 「南の村の豆カレー」

拝啓 8月も残りわずか、もう夏休みも終わりかと思いきや、すでに島の小学校でも二学期の授業が始まっているとか。 これも文部科学省推進の学力テストの影響でしょうか。 いくら授業時間を確保をしたところで、こどもの心や体がシャキッとしなければ学力とや…

屋久島カレー事情 第34回 透き通る海を背中に浜カレー 「浜辺でスパイシー」

拝啓 8月に入って快晴続きの屋久島。 観光客の方も増え、立秋過ぎても夏真っ盛りです。 夏といえば海、海といえば海水浴場の浜茶屋、浜茶屋といえばやっぱりカレーでしょう。 島の公式海水浴場は島の南西の栗生(くりお)海水浴場・南東の春田浜海水浴場・真北…

屋久島カレー事情 第33回 梅雨明けを手土産に来い11号 「ここは南国」

拝啓 この梅雨、同時発生した台風9-10-11号の内、フェリーを三日間欠航させた9号は朝鮮半島に去り、10号は消滅。 行方が気になる11号ナンカー(パラミツ=ジャックフルーツ)ですが、その後を追っかけてハワイから日付け変更線を越えて12号ハロラ(ハワイの言葉…

屋久島カレー事情 第32回 どこにでもあれどどこにもないカレー 「どこでもカレー」

拝啓 全国各地で「こだわりカレー」の幟を立てたお店を見かけることがあります。 今日あのドラえもんそっくりのコンクリート像が立っている楠川の「楠川ふれあいセンターじょんこう茶屋」にも幟が立っているのを見付けました。 そこでさっそくいただくことに…

屋久島カレー事情 第31回 梅雨空に割りてすがしきカレーパン 「モーニングカレーパン」

拝啓 「明けぬ夜はなく、止まぬ雨はない」と昔の人は言いました。 とは言うものの梅雨入り後一か月、梅雨の中休みもないままに雨が降り続く屋久島。 6月の日照時間は平年の三分の一ほどしかなかったとのこと。 しかも、日本列島に沿って伸びている梅雨前線に…

屋久島カレー事情 第30回 海山にガッツリカレー連れテイク 「ガッツリ登山弁当カレー」

拝啓 島の南部の弁当屋さんでカレーが買えるのは安房バス前の「かもがわ」さん。 屋久島カレー事情 第6回 「レストラン」のカレー(http://blogs.yahoo.co.jp/honeycomcabin/12229865.html)では「かもがわ」の隣にある「ファミリーレストランかもがわ」の「モ…