拝啓
穏やかな晴天に続く屋久島。
本当梅雨入り前のこの季節が人は少なく緑は濃くて、
森・海・川ともに一番観光に向いたシーズンなのに……
5.18屋久島豪雨の影響で、島の観光業はかなりの打撃。そんな危機感からか、
今まで極めてレスポンスの低かった町のHPやFB、
http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/info-living/21192/
http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/info-living/21192/
しっかり情報を発信し始めたのが怪我の功名?
そんな島での買い物ついで、原の木村珈琲さんの前を通ると
今日の日替わりはカレー!
車をUターンさせ、店内に入り「チキンカツカレー下さい」と注文。
「カツカレーじゃなくてチキンカレーです」と訂正される始末。
確かにメニューには
ココナッツ風味のチキンカレー、all デザート付き 800円。
待つことしばし……
やってきたのは手羽元三本入りのチキンカレー
優しい風味、かといって甘ったるくはなくスパイスの軽い刺激にトロトロチキン。
今日は時間に余裕があったので、
+200円の珈琲(チョコ付き)をデザート共に頂くことに。
この木村珈琲さん。関西からの移住組ご夫婦がオーナーさん。
ご主人の趣味で「モーニング専門店」島第1号としてオープン。
それから歳月が流れ、今はお休みなしのランチ営業も。
ただ、オーナーさんがお店に立つのは土日のみ。
他の曜日は数名の女性スタッフが、
自分の得意な味付けや素材・調味料で日替わりメニューを提供。
カレーもパスタもその日の担当者で異なる楽しさ、
常連さんも飽きません。
メニューだけでなく、調理人まで日替わりなのは、
「スーパー間借りカフェ」とでもいえましょうか。
この日、店内でランチを召し上がっていたのは
私と同年配以上の男性3人と20~30代の若者男性2人。
みなさん「金曜ファン」のお客様でしょうか?
日替わり&人替わりカフェ、
近々、テイクアウトメニューも登場とのこと。
いつまでも楽しく繁盛なさいますように。
さて、2014年7月3日にスタートした「屋久島カレー事情」も間もなく5年。
77回の間、ご案内したお店は島内78店、鹿児島市内など7店。
すでにその内24店が廃業、移転されました。
このブログで一番歴史のある島食案内シリーズでしたが、
今回を持ちましていったん終了とさせていただきます。
永らくのご愛読、誠にありがとうございました。
敬具
屋久島カレー事情インデックス
第76回 鹿児島の今風間借りカレー
鹿児島市 「ヒルハナキ」 キーマカレーwithピクルス&アイスコーヒー
第75回 平静でいられぬ特大カツカレー
横峯 「のどか」カレーライス特大カツ
第74回 ラーメンの脇にほころぶカレーかな
安房 「日高屋」日高屋カレー
安房 「万福」 カレーライス
第73回 島外編 胃袋を掴み舌に刻み込め
鹿児島中央駅西口 「匠」 黒豚バラカツカレー
トカラ列島宝島 島バナナカレー(レトルト)
徳之島 地 福咖喱(レトルト)
徳之島 地 福咖喱(レトルト)
第72回 タンカンの揺れる畑にカレー咲く
原 「冬季限定 nicoichi食堂」 ピリ辛チキンカレー
第71回 平成の終わりに昭和を食らいけり
原 「木村珈琲」 黒毛和牛のすじ肉カレーライス
第70回 香り立つうまし島ぞとあきもせず
小瀬田 「ひよりや」
麦生 「ティールーム トローキ」
第69回 ココナツの花咲きにけりカレー皿
平内 「naa yuu cafe」ココナッツチキンカレー
第68回 台風に勝てるものかはカツカレー
宮之浦 「屋久島ふるさと市場 島の恵み館」
第67回 持つものを活かし味わう恵比須顔
宮之浦 「カフェギャラリー 百水」
第66回 神山を愛でる花火に幸願う
宮之浦 「こむぎこ」
第65回 縄文の暮らし偲ばん筍の旬
横峯 「のどか」
第64回 やまがらのかれいなるひぞ梅雨の入り
宮之浦 「やまがら屋」
第63回 歳月の深めしことばあじわえり
原 「ノマドカフェ」
安房 「umi cafe」※2018年閉店
第61回 春雨に閉じて開いて萌える山
安房 「喫茶ケルン」※2018年閉店
第60回 猫舌に優しきごはん冬の海
安房 「Warung Karang」
第59回 森に虹魚介香し島カレー
宮之浦「浜焼き 悠楽」
第58回 あざなえる縄の目の間のカレーかな
鹿児島市内
「田中屋」
「鹿児島市立病院レストランだんらん」
安房 「ちーぞー」
第57回 梅雨空のひょうたん島を臨むチャイ
永田 「sea & sun」
第56回 薫る風命育む薬の島
原 「食堂 もっちょむ山荘」※2017年閉店
第55回 宮参るカレーひと匙厄払い
宮之浦「宮カフェ」
第54回 しぶとさの秘訣は迷わぬ自然体
一湊 「なっちゃん食堂」
第53回 春陽の海を越えゆく森カレー
小瀬田「moricafe STAND」
第52回 冬籠るカフェの新たな春待たん 今年最後の豆腐カレー
原 「ノマドカフェ」
第51回 勤労の香りぞ高き島カレー 夏には夏の冬には冬の味わいを
安房 「山カフェ」※2018年閉店
第50回 島の濃き緑染み入るカフェカレー 最北のカレー
永田 「水照玉」
第49回 段々の青き棚田に福来れ 爽やかな女将さんの前途を祝して
椨川 「たぶ川」※2018年閉店→楠川へ移転
第48回 島に居て上機嫌なる腹の虫 一食の価値あるアートカレー
麦生 「DAVIS」
第47回 夏雲の島に生まれし海カレー 根っからの島民による全国民のためのカレー
宮之浦「やくしま食堂」※2018年1月閉店
第46回 赤き子の島に生まれし雨後の昼 和洋の狭間に知るカレーの深み
安房 武田館キッチンハウス「かたぎりさん」
第45回 物騒な世を鎮めるや島カレー 明日に向かって撃て
原 「ノマドカフェ」
第44回 年の瀬に飛び立ちて行く背や丸し EBI Fly to the distance
安房 「田中屋」
第43回 和も洋も隔てなきなり島カレー 受けて立った宮之浦の戦い
宮之浦「雲水」※2019年閉店
第42回 春牧に昇る旭日を拝みけり 笑顔は究極のスパイスなり
春牧 「喜楽里」
第41回 軒先の雫気にせずカレー買う 県道脇のコンテナで作るオヤジに買うオヤジ
小瀬田 「モリカフェ」
第40回 新月に隠れてうさぎカレー食い カレーが地球を回している
麦生 「DAVIS」
第39回 人の世を写して流る秋の雲 ブタにも「六」がありました
安房 「ポルコ」※2017年11月閉店
安房 「Amara」 ※2016年閉店
第36回 あきもせず くるりくるりの島時間 港に香るカレーの風味
宮之浦 「雪苔屋」※2018年5月閉店→永久保に移転
第35回 島に逃げ極楽とんぼの島カレー 南の村の豆カレー
平内 「サウスビレッジ」※2015年閉店
第34回 透き通る海を背中に浜カレー 浜辺でスパイシー
一湊海水浴場 「カレー専門店 屋久島カレー グロース」
安房 「ジャングル・キッチン近未来」 ※2018年閉店
第32回 どこにでもあれどどこにもないカレー どこでもカレー
楠川 「楠川ふれあいセンターじょんこう茶屋」
第31回 梅雨空に割りてすがしきカレーパン モーニングカレーパン
尾之間「ペイタ」
第30回 海山にガッツリカレー連れテイク ガッツリ登山弁当カレー
安房 「かもがわ」
第29回 台風も賑わうアジアの交差点 パワーアップして帰ってきたAmara
安房 「新Amara 南国酒場」※2016年閉店
第28回 屋久島にアジアの緑風巡り来る 京都からやってきたアジアンカレー
安房 「かもがわ」
第29回 台風も賑わうアジアの交差点 パワーアップして帰ってきたAmara
安房 「新Amara 南国酒場」※2016年閉店
第28回 屋久島にアジアの緑風巡り来る 京都からやってきたアジアンカレー
尾之間 「バリスタイル レストラン&バー Warung Karang」 ※2017年6月閉店→安房へ移転
第27回 ラーメンをスープにさらう島カレー ラーメン屋のカレー定食
宮之浦 「王龍(ワンロン)」 ※2016年閉店
第26回 脇役のカレー目当てに蕎麦すする カレーやってます
尾之間 「手打ちそば屋」※2016年閉店
宮之浦 「王龍(ワンロン)」 ※2016年閉店
第26回 脇役のカレー目当てに蕎麦すする カレーやってます
尾之間 「手打ちそば屋」※2016年閉店
第25回 春雨に煙る木立のカツカレー 縄文登山のカレー
第23回 県道に萌え出づる春カレーあり 年季の入ったかわいい系喫茶店
小瀬田「花鈴」
※ 番号の重複をご容赦ください
第21回 対岸に香れるカレー求めけり 海を渡って
鹿児島市 「チチビスコ、スリランカ かごしま」
第13回 食べることそれは生のあかしなり 木枯らしの吹き荒れる海ボンカレー
陳列棚のカレー 2
尾之間「モッチョムビュー トーン」 ※2017年閉店
安房「田中屋」