屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情 第97回 虹の橋のたもとのあったかカレーライス 宮之浦 絆

拝啓

オリンピックとコロナデルタ株感染急拡大にどよめく本州の都会。

一方、台風9号ルピート、10号ミリネ、11号ニーダさん達が南海上を徘徊する太平洋。

その一隅の屋久島ではお盆準備ののどかな風景。

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徳洲会病院の診察の後、わいわいランド(遊園地ではなく地元のローカルスーパー)に足を運ぶと新盆用のお飾り特売中。

そしてレジ台の前の掲示コーナーには何と。

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宮之浦の「居酒屋 絆」さんで只今、島内行脚中の冷やし中華に加えてカレーライスのランチ営業の案内。

5年ほど前からアルコールを体内に入れると発疹が出て、夜中かゆくて眠れなることもあり、飲酒は控えている身。

島では車移動するばかりなので居酒屋はトンとご無沙汰。

それがランチ営業で冷やし中華とカレーの二点張りならば行かざるを得ません。

 

わいわいランドから港寄りに車で30秒ほど走れば幟がひらり。

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おもむろに暖簾をくぐって店内へ。

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メニューの通り、先に冷麺を頂きました。

その様子は「ブログ『屋久島六角堂便り~手紙』屋久島ラーメンの細道 第41回」でご案内。


で、カレーライス。

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食感は、トロトロ。

味わいは優しさたっぷり。

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徳洲会病院の若い研修医さんたちが喜んで食されるのは、

いわゆる「お母さんのカレーライス」に近似した、ジャガイモのドロリン感に引き寄せられてのことかと。

 

聞けば、このコロナ禍で営業もままならなかった上、愛犬が16歳の長寿を全うして

「ロス」状態に。

昼間一人でいても寂しくて仕方ないのでランチ営業を始められたとか。

「先だったワンコはきっと虹の橋で待ってくれているから、一緒に連れ立って天国に行くのが今の楽しみ」とおっしゃる女将さん。

どうぞお身御大事に、徳洲会病院の皆様に元気を与え続けてくださいませ。

敬具

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