屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情 第91回 みつをが誘う店 宮之浦 海蔵‘S シーグラス

拝啓

しばらくお休みするはずだった「屋久島カレー事情」でしたが、

どうしてもの事情があって、今回ご案内するのがこちらの一皿。

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さてお昼をと思ったものの「木村珈琲」さんはすでに亡く。

屋久島トリッコロール」の最終回を飾るべく、春牧の「のどか」さんを訪ねたものの、今日もお休み。

そこで思い出したのは、

先日お邪魔したばかりの永田の「See & Sun」さんでの話。

宮之浦の姉妹店「海蔵‘S Sea glass」で、See & Sunとは違ったカレーを頂けると聞いたこと。

その上「島内でコロナの感染拡大が進むようなら、お店を閉めないといけないかも」とおっしゃっていたその矢先、

[追加情報]町内で新たに新型コロナウイルス感染症患者が確認されました

の役場からの緊急連絡。

今の内にと車を北上させた次第。

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宮之浦川のほとりに車を止めて、鹿児島銀行の脇、

和菓子の新月堂さんへ抜ける路地の右手にはためくCafe Lunchの幟。

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See & Sunの姉妹店らしく、黒猫がもろ手を挙げていらっしゃい。

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2020年3月に開店し、秋からランチメニューも始めたお店。

他のお客様はいらっしゃらなかったので、一番奥の席に陣取り、

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おもむろにメニューを拝見。

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ほほ~~カレーうどんもあるのですか。

しかしここは「バターチキンカレー」に。

「辛いの大丈夫ですか?」と問われたので「思いっきり辛くても大丈夫」と答えれば、

「では、辛めに調整しますね」とのお返事。

しばし待つ間に店内探索。

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他のお店ではあまり見かけない本の中に、おやおや。

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さて、どんなカレーを頂けるのかと楽しみにしていると、

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穏やかなスパイスの香り漂う一皿が登場。

「辛さが足りなければチリパウダーをどうぞ」と言われましたがお店の味を大切に。

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口に運べばこれまた穏やかな風味の“ほの辛”カレー

聞けば、「島のお客様は普通の辛さでも辛い辛いとおっしゃるので」とのこと。

 

ランチタイムを任されている気さくで明るいママさんは登山が好きで、この春秋田から来島し、秋から海蔵‘S に立っているとのこと。

 

「しょこパン券」が使えるようにと、珈琲を一杯追加すれば、

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氷の結晶模様のような六角形のコースターに何やら親しみを覚えました。

カウンターには、相田 みつをの色紙が。

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「テイクアウトのみ」「デリバリーOK」も仕方が無いご時勢とはいえ、

やはり人と人とが一つの空間を程よい距離で共有してこそのカフェ。

このコロナ禍の折、良い出会いを頂けたことに感謝です。

敬具

追伸

後日、気になっていたカレーうどんを頂きました。

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ご馳走様でした。

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