屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

天地(あめつち)の怒り治まれ益救の島

拝啓
 
台風12号ナクリー(カンボジアの命名で、夜香木=ナイトジャスミンと呼ばれる花の名)は屋久島ではさしたる被害も与えずはるか西を北上しましたが、間もなくやってくる台風11号ハーロン(ベトナムの命名で、ベトナム北部の景勝地の湾の名)は、コースによってはかなりの被害をもたらしそうです。
 
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7月の末に発生して、ずいぶん日が経っているためか台風の目も崩れていますが、いまだに最大瞬間風速60mを超える非常に強い台風です。
 
そんな二週連続の台風の合間の8月3日、屋久島の隣にある口永良部島の新岳が34年ぶりに噴火し、島民が避難する事態になりました。
 
口永良部の現況を伝える「口永良部島ポータルサイトひょうたん島」http://kuchi-erabu.org/には、次の噴火直後の画像が紹介されています。
 
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フェリー太陽は種子島の島間への航路を欠航にして島民避難に当たりました。島民の大事な脚でありながらすぐに欠航する頼りないフェリーですが、今回は大活躍でした。
 
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嵐の前の静けさか、今夜は涼やかな夜風がコテージを吹き抜け北斗七星もくっきり浮かんでいます。
 
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お泊りのお客様の帰路、お出でのお客様の往路が無事であることを祈るばかりです。
 
敬具