屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

鈴虫の鈴やいざよふ秋の空

拝啓
 
日中は夏が戻ってきたような暑さでしたが、日暮れとともに涼やかな夜風にのって鈴虫の音が流れています。
 
五日金曜日の夕方には久しぶりに海から虹が立ち、何やら夏の終わりを告げるページェントのようでもありました。
 
始めはぼんやり海から足が伸び始め
 
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次第に高く空に昇り
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やがて消えていきました
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後には淡い茜雲
 
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それから三日後の八日月曜、中秋の名月の昇りかけは雲の中でしたが、九時過ぎには銀の盆のように輝いていました。
 
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そして今夜は十六夜のスーパームーン。薄く雲が広がっていましたが、それでも名残の月は静かに浮かんでいます。
 
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六角堂の母屋の食堂でCD「銀河鉄道の夜 サウンドトラック」を聴きながら、こんなブログを書いていられるのは、コテージやスパイシーカフェ・イートハーブにお客様が来て下さるおかげと、しみじみ感謝の秋の夜長です。
 
敬具