拝啓
今日ご案内するのはこちら。
安房のサンガンバーガーさんで新発売のモツ煮込み。
ここに行きつくまでの道程を少しばかり。
穏やかに晴れた勤労感謝の日。
栗生に所用があって向かう途中、
小島のひまわり畑に。
場所はシドッチ記念カトリック教会に隣接した山手側。
モッチョム岳を背景に撮った写真も陽射しの具合で様々に。
その先の中間の海岸では、
サーファーたちがアザラシの様に波間に漂い……
波に乗る姿があることなど知らない観光客の方も多いのでは。
で、
その先の栗生で分けて頂いたのが月桃の実。
六角堂に帰ってお宿の仕事を一段落させ、
先週届いた絵本三冊を再度開き直して眺めることしきり。
六角堂明冥文庫のクリスマス絵本に加えるとともに、
ちんたらBookcafeの12月メニューの参考にと思ってamazonで注文した
はらぺこめがね作の食べ物絵本シリーズ。
その一冊が、
「はらぺこサンタのクリスマス」。
その中の一番はこれ。
まさに「うひょー!!」のローストチキン。
お次の一冊は、
第9回ようちえん絵本大賞を受賞した「やきそばばんばん」。
そのクライマックスがこちら。
まさにばんばんばん!
そして最後の一冊が、
「にくのくに」。
一番最初に出てくる肉の国の王様が威張る料理が
ローストビーフ。
まさに、にくのなかのにく!
レアの肉をガッツリ食いたい!!
黒毛和牛やなくていい。
霜降りはいらん。
安くてボリュームがあって
ピンク色した厚切りローストビーフを
思う存分食べたい!
そしてここが肝心。
甘いグレイビーソースだけではなく
レホール(ホースラディッシュ=山ワサビ)の辛みが効いて、
そしてピクルスの酸味と触感が楽しい
ピクルスディップをたっぷり塗って食べたい!
もちろん脇には爽やかな辛みのクレソンをたっぷりと。
と眺めれば眺めるほどに激しく思うのでありました。
このところ外食では魚ばかりだった反動でしょうか。
先日ご案内した一湊食堂さんの海鮮丼や漬け丼もそうですが、
屋久島丼紀行第62回&屋久島トッピーサバダバ 第16回 島の海が丼に 一湊 一湊食堂 - 屋久島六角堂便り~手紙 (hatenablog.com)
尾之間のサンキュー食堂さんでも屋久島海鮮丼を頂き、
屋久島丼紀行第61回&おみずの島プロジェクト 狸が呼び寄せるASEAN 尾之間 サンキュー食堂 - 屋久島六角堂便り~手紙
その後に頂いたのがトンカツではなく、
まぐろ味噌カツ定食。
サンガンバーガーさんではトビウオ定食を頂いた後、
屋久島トッピーサバダバ 第15回 ハンバーガー屋のトビウオ定食 安房 sungun burger - 屋久島六角堂便り~手紙
ヘキ(標準和名オヤビッチャ)の地魚定食を。
それ以外に味わったのは、
新規オープンされたヴィーガン・ベジ系のランチや弁当。
肉っ気と言えばジビエ王国の鹿シチューと鹿カレーぐらいでしたが、
いかんせん肉がっつりには程遠く欲求不満がたまって、
肉食べたい度が臨界に。
それに応えて下さったからかは分かりませんが、
サンガンバーガーさんが「もつ煮込みやりますよ」の一声!
で、最初にご紹介したもつ煮込みに辿り着いたという次第。
ただ、元々テイクアウト用に準備されたとのことで単品のみ。
仕方なくと言っては失礼ですが、
定番のミート(ポーク)オンリーWのハンバーガーセットと一緒に頂くことに。
何ともまあ、珍妙な取り合わせとなりましたが、
もつ煮込みはしっかり味が染みて、たいそう美味しゅうございました。
冷え冷えとした夜風の中、トロトロ六角堂に帰り付き、
また改めて「にくのくに」の表紙絵を眺めて思い出したのが、
かつて読んだあの講談社コミックス、
書棚からゴソゴソ全9巻を引っ張り出し、ページを捲ること十数分。
ありました!第5巻に。
「タテだかヨコだか分からんビフテキ」!!
サルマタケの怪人が主人公のコミックスが発刊されたのは、
昭和52年=1977年。
私が大学2年生の時、京都市伏見区桃山の下宿で読んでいたもの。
何時の日かきっと、
タテだかヨコだか分からんステーキを食べてみたいものだと夢見たもの。
それから早や40余年。
光陰矢の如しなれども、思いは変わらず。
進歩とは無縁の食欲中枢。
さて、
12月の六角堂のちんたらcafeでは、
2年前にご賞味頂いたスペシャルカレーや
骨付きタンドリーチキンをご用意しようかと思案中。
代わりにと言っては何ですが、
島のどちらかのお店で
ペラペラのパサパサのヒエヒエではない、格安ローストビーフランチをご提供いただけないでしょうか。
敬具