屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

こんにちはとさようなら 2023年夏までの飲食店盛衰記

拝啓

明後日、2023年8月31日(木)の満月は今月二度目の満月=ブルームーン。
そして今年最も大きなスーパームーン

ただ、天気予報によれば屋久島は明日の夜からしばらく雨。

 

そこで今夜の月はどんなもんじゃろと母屋のデッキに出てみれば、

平素より数万㎞お近付きになった35万7,000㎞彼方のお月様が、

ふっくら雲間に浮かんでおりました。

 

ブルー&スーパーな満月は少しばかり特別な満月ともあって、ネットの占星術記事でもあれこれと。

www.vogue.co.jp

「今回の満月は、うお座で起こる癒しの満月。救済や優しさという意味合いで感じられる人もいるでしょう。過去、それから心のなかでずっと抱えてきた傷や痛みが、ふとした瞬間に心にふっと蘇ってくることもあるかもしれません。」

などという記事にそそのかされて……と言う訳ではございませんが、

この半年ばかりの間に出会った新たなお店を振り返ってみようかと

 

2月には、

安房から麦生に移転した「おうちごはん オアシス」さんのご案内をこのブログでも致しました。

6kakudo-tegami.hatenablog.com

その後何度もうかがって、週替わりの定食を頂きました。

 

4月には

湯泊の『珈琲はまゆ』さんが閉じられた跡に、

地域ボランティアの方々が茶屋『はまゆ』をオープン。

 

先日のブログ「屋久島あいすくるりん 第39回 初めて頂く島のかき氷 新はまゆ&新月堂&tama cafe」ではスイーツのご紹介をいたましたが、

格安の自家製ジェラートやジュースの他に、

写真の説明はありません。

写真の説明はありません。

もう一つの売りが地元の食材を活かした「ワンコインランチ」

月に一度は行く楽しみを与えて下さいます。

 

そして、

尾之間のサトウパンさんのお隣にお惣菜『コバコ』さんも4月27日にオープン。

食材と栄養に気を遣ったお惣菜を日替わりで楽しめます。

女性一人で切り盛りするお店がまた一つ増えたことは、頼もしい限りです。

その日のおかずはインスタで。

島のおそうざい こばこ(@shimadeli_kobaco) • Instagram写真と動画

 

6月には、

しばらく振りに通った湯泊と中間の間の県道沿い、

ガルバリウム鋼板製ドームハウス前で見つけた「イエロードンク」

屋久島産フルーツ入りゼリーとプリン無人アナログ販売機。

ちゃんと2022年に営業許可を取っていらっしゃいます。

その機械がなんとも言えぬ愛嬌たっぷり。

パラソルを覗き込むとおかしなイントネーションの案内が流れ、

お金を入れるとまたお礼のアナウンス。

冷蔵された商品を六角堂に戻っていただきました。

味も触感も満足できる良品的な商品。

機械がいつまでもつのか、それが心配です。

7月には、

安房の「じいじ屋」さん跡に居酒屋「ごんべえ」さんがオープン。

夕方五時開店。

調理人さんは宮之浦の若大将で働いていたということですが、

敢えて魚ではなく豚を注文。

スタイリッシュな紅白の招き猫と、

爽やかな笑顔溢れるスタッフさんが好印象。

ランチ営業をして下さればと願うばかり。

営業日などはインスタで。

肴処 ごんべえ(@gonbe_yakushima) • Instagram写真と動画

 

そして……

もう一店は昨年末に湯泊の「珈琲はまゆ」さんを閉じ、

平内に移転して新装プレオープンした「SONG LINES」さん。

大工さんが雪苔屋さんと同じなので、どことなく似た雰囲気。

一回目はガレット

二度目はチョコレートケーキを頂きました。

丁寧に焼いたお菓子と丁寧に淹れた珈琲で贅沢なひと時。

 

九月の本オープン後は予約なしで楽しめます。

営業日はインスタで。

SONGLINES(@songlines_coffee) • Instagram写真と動画

 

8月には、

先日のブログでご紹介した二軒が登場。

一軒は宮之浦のコインランドリー&セルフカフェ+トカラヤギの「LIFE」さん。

 

そして、

高平に移転オープンされた屋久然LIFE」さん。

詳細は下記ブログ記事でご覧ください。

6kakudo-tegami.hatenablog.com

 

こうした「こんにちは」の一方、

「さようなら」も。

 

原の木村珈琲さん閉店後、2021年3月から開かれていた、

VEGAN FACTRY kitchen 雪花さんが閉店。

引っ越された小瀬田(長峰)で、

新たなお店を開かれることを願っております。

 

また、

同じく原のラーメンオリオンさんは廃業のお知らせは聞いておりませんが、

もう二年ばかり閉めたまま。

待たれる再開。

 

海から雲に、空から雨に、川から海へと巡る、

島の水の循環の激しさ。

生えては刈られ、咲いてはすぼむ植物にも似て、

新陳代謝の激しい屋久島の飲食店。

 

新たにオープンされたお店の末永い繁盛を願いつつ、

今年の年末、また島の新たな様相をご案内できればと思っております。

敬具