屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ボンボンポイ第42+2回 リンゴ可愛や第1回 Pain de sucre アップルパイ

拝啓

一雨ごとに深まり往く秋の屋久島。

島でリンゴは採れませんが、毎年島のカフェではリンゴケーキが其処此処に登場。

そんな中、秋限定ではありませんが尾之間の「Pain de sucre」(サトウパン)さんで朝一番にショーケースに並べられたアップルパイが何とも美味。

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見た目の愛らしさもさることながら、サクッとしたパイ生地の歯触り、しっかりした食感を残しながらも滑らかに溶けるリンゴの舌触り、鼻に抜けるリンゴとバターの風味。

 

実のところ、生のリンゴはそれほど好物ではありせんが、熱を通して調理したリンゴは大好物の一つ。

オーブンで焼いてシナモン香る丸ごと焼きリンゴはなおのこと。

こんなんや

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こんなんを

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食べさせて下さるお店が一軒でも屋久島にあってほしい。

それがこの秋最大の望みです。

それが無理ならせめて、先日ご紹介した湯泊の「喫茶はまゆ」さんのリンゴのタタンパウンドのような焼きリンゴケーキを頂けるお店を訪ね、

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ケーキを見つめて紅茶を啜りながら、『リンゴの唄』を心の中で口ずさんでみたいもの。

戦後映画第1号『そよかぜ』(1945年10月11日公開)の主題歌として発表された「リンゴの唄」は日本復興のシンボル。

www.uta-net.com

コロナ災禍鎮まらぬ秋、リンゴが人々の慰めとなりますように。

敬具

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