拝啓
八月もいよいよ終盤。
この夏の『屋久島あいすくるりん』の締め括りをと伺った二つのお店をご案内。
一軒目は、
安房のスマイリーさんのアイスクリーム付ジュース。
いわゆるフロート。
自家製ジュースにぷっかり浮かんだアイスを、
沈めては浮かばせつつ涼を楽しみました。
ただ、ジュースは何種類かから選択できましたが、
何を選んだのか忘れてしまいました。
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」
ゆめこフロート、ひと夏の体験有難うございました。
そして二軒目は、
小瀬田(長峰)の樹林さん。
こちらでかき氷をされていることに、この夏まで気付きませんでした。
ママさんに「お勧めシロップは何かな?」と伺えば、
自家製タンカンか甘夏とのことなので、
今回は「甘夏のバニラアイスのせ」をチョイス。
氷はサラサラでもフワフワでもシャキシャキでもガリガリでもなく、
絹ごし豆腐のようなシットリ系。
上品な甘夏の風味とアイスクリームの滑らかな触感が絶妙でした。
樹林さんのすぐ近くのSAMSの駐車場では、鹿児島から揚げのキッチンカーが店を仕舞い掛けておりました。
一番の売りは「鹿児島醤油からあげ」だとのこと。
それと一緒に「肉巻き」を頂いて帰ることに。
肉巻きが「おにぎり」だったことに気付いたのは、
六角堂に帰って一口齧った後のこと。
白内障の手術の経過はとても良いのですが、
眼から入った情報を認識する脳の方は劣化の一途。
「忘れ得ぬ人とは遠き人を云うなり。人は常に忘れ得ぬ人を忘れよと云う」
まだまだ続く残暑と次々襲い来る台風。
どうぞみなさまご安全に、ご自愛くださいませ。
敬具