屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

2021年 古事記の旅 第5回 小島の神々 ヒトが居てカミもまします

拝啓 『古事記』は上・中・下の三巻構成。 上巻は、天地開闢に始まり様々な神さんが活躍し、神武が誕生するまで。 中巻は、神武から応神まで、倭建命(ヤマトタケルノミコト)が登場するヤマト族の征服史と新羅の王子アメノヒボコなど朝鮮との関わりを記した巻…

2021年 古事記の旅 第4回 ヒルコ⇛えべっさん⇚コトシロヌシ ご出身はどちらでしょう?

拝啓 一月十日、屋久島の原漁港では粛々と神事が。 ※ 島のカヤックガイド「サウスアイランド 」のフェイスブックから画像を拝借いたしました。 漁港のある集落には必ずと言っていいほど祀られているヱビスさんの様子は、5年前にもブログ特集「島の恵比寿さん…

2021年 古事記の旅 第3回 元旦初詣 尾之間の女神とヱビスと竜神と

拝啓 初詣の最終回は方言で「オネラ」「オネダ」「オナイダ」などと呼ばれる尾之間(オノアイダ)、縄文時代の石器や土器も出土する古い集落の神さん達のご案内。 オネラは「仰ぐ・見上げる」の意の方言、本富(モッチョム)岳、耳岳、割石岳三山の尾根の間を…

2021年 古事記の旅 第2回 元旦初詣 原のホオリとヱビスとウラシマさん

拝啓 麦生の西隣、千尋の滝-龍神の滝-トローキの滝と流れ下る鯛之川(タイノコ)を渡るとハラ、ハルオ、ハローと呼ばれる集落。 今は柑橘類の産地ですが江戸時代には奄美大島から製糖技術が輸入され、昭和中期には大きな製糖工場もあった集落。 (『屋久島町…

2021年 古事記の旅 第1回 元旦初詣 神さんのおさらい+麦生案内

拝啓 旧年中のご愛顧に感謝し、皆様方のご多幸を祈念して、 『古事記』に登場する島の神々を巡る新シリーズ、 5年前に綴ったヱビスさん巡りの記事「島の恵比寿さん」の改訂版ともなる 「2021年古事記の旅」をお年賀に。 元旦の朝は初日の出に「今年もよろし…

屋久島グッドモーニング第13回 & 屋久島ボンボンポイ第56+2回 2021元旦特別編

拝啓 島のほとんどの飲食店が正月休みの最中、 お正月メニューで元旦から営業されたお店を三店ご案内。 その1. 島cafeラ♡モンステラさん 空港近く長峰のモーニング専門店 ラ♡モンステラさんでは 1日と2日のみ「お正月プレート」をご提供。 プレートにはお節…

2021年元旦 有明の月と陽の光に照らされて

謹賀新年 旧年中は六角堂をご愛顧くださいまして、誠にありがとうございました。 本年もお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。 皆様のご多幸と 地球人の無病息災、家内安全、商売繁盛、 世界平和に飢餓貧困の撲滅、持続可能な社会の実現、 そして…

いよいよ来る年 年始の島内飲食難民の皆様への朗報

拝啓 2020年も残り600分ほどになった午後、買い物ついでに昼食をと思うも。 ただでさえ冬季休業で休みの多い島の上、残った店も年末年始の休業。 そんな時に頼りになるのが屋久島空港内にある「エアポートやくしま」さん。 新型コロナウイルスの感染確認が、…

行く年 2020年 今年も六角堂をご愛顧下さりありがとうございました

拝啓 12月30日はフェリー・高速船・飛行機まで全便欠航する荒天。 なにやら今年を象徴するような一年の締めくくり。 それでも無事に年を越せるのは、 コテージにご滞在下さったお客様や、数えるほどしか開けられなかったちんたらBookCafeをご愛顧くださった…

師走に灯る迎え灯 春牧盛久神社と平野

拝啓 先日、春牧・尾之間・平内に灯る島のイルミネーションをご紹介いたしましたが、 ご紹介しそびれていた灯を二つご案内。 一つは春牧の盛久神社。 神社は春牧公民館の裏手。 吊られたボンボリには子供達の絵が描かれて気持ちもほっこり。 拝殿の前には新…

六角堂から皆様へのクリスマスプレゼント

拝啓 穏やかな小春日和に恵まれたクリスマス。 開業以来、六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブは、クリスマスバージョンのメニューでお楽しみ頂いておりましたが、 2014年 頼りなき日々を支える便りかな 2015年 12月は25日(金)・26日(土)、二日連続…

屋久島カトリック教会のクリスマスミサ

拝啓 師走でも秋桜と向日葵の咲く小島。 鎖国されキリスト教は禁教となった江戸時代、 イタリアから布教のために密航した宣教師シドッチ神父を記念して建てられた「屋久島カトリック教会」で12月25日、クリスマスのミサが行われました。 クリスマスは12月24…