屋久島の年越し18-19……大晦編 からのつづき
後編 屋久島の年越し18-19 元旦編
2019年の元旦。初日の出は7:17頃とのことなので、6時起床。まずは、一年前に益救神社で頂いた招福干支の犬と一晩隣り合わせで引き継ぎしていただいた猪を
2019年の元旦。初日の出は7:17頃とのことなので、6時起床。まずは、一年前に益救神社で頂いた招福干支の犬と一晩隣り合わせで引き継ぎしていただいた猪を
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7半過ぎから母屋のデッキでカメラを構えて待機するものの水平線の上は厚い雲。中空に浮かぶ三日月を眺めつつ待つことしばし……
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7時半ごろになってようやく雲の隙間からお日様が顔をのぞかせてくれました。
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当たり前のことながら、「日はまた昇る」「朝の来ない夜はない」を実感。肌に受ける陽の温みに、自然に対する感謝の念が湧いてきます。
朝日を浴びる母屋(カフェ)と
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コテージのお客様のチェックアウトの後、部屋の片づけや洗濯の合間を縫って地元麦生の神さん仏さんのもとへ新年のご挨拶に。
まずは公民館の横手に車を止めて弓矢八幡神社へ。
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その隣、アコウの巨木を隔てて本慶寺さん。
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そしてその奥、麦生森山大山神社の祠に向かう参道入口の注連縄をくぐり
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苔むす参道は癒しや安らぎを求める人にピッタリですが、普通のガイドブックにはこうした小さな祠や神社は案内されていないため、訪れる観光客の方はめったにいらっしゃいません。
島民の礒邉自適さんが運営されている「屋久島の神社」というサイトには、そうした神社の様子が掲載されておりますのでご参考に。
https://moon.ap.teacup.com/20070607/
https://moon.ap.teacup.com/20070607/
車に戻り、次は集落の端から港に通ずる細道を下ってエビスさんに。麦生のエビスさんは二体並んでおられますが、向かって左のエビスさんは整った鎌倉武士のようなお顔立ちで彩色もくっきり。
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向って右のエビスさんはお顔が欠けてしまっていますが、
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祠から見下ろす麦生の海は穏やかで岩場には釣り人も。遠く霞んだ沖には種子島がポカリ。
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六角堂に戻った後、昨日買った「お返しプレゼント」をニャーに進呈。
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そうこうするうちに陽は西に傾いて夕闇が。高浜虚子の句「去年今年貫く棒の如きもの」を思い起こしつつ、「去年今年ちくわの如き木偶の坊」と呟いて、「屋久島の年越し18-19」を締めくくらせていただきます。
完