屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島トリッコロール第1回 雑煮にも移住の島の香り立ち 安房 日と月と 宮之浦 雪苔屋

謹賀新年
 
2017年元旦、屋久島麦生はのどかな小春日和。記念すべき屋久島トリッコロール」第1回目、正月のトリと言えばやはり……あれ。
 
宮之浦の益救神社まで初詣がてら、正月三が日限定の雑煮を食しに六角堂を出発。
 
まずは安房の小屋カフェ「日と月と」さんのお雑煮探訪。
 
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広島出身の店主さんなのに、なぜか白みそ仕立ての京風。
 
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微かに漂うあごだしの風味が鶏肉と絡み合う屋久島仕立て
関西からの移住者としては、揚げ餅が丸餅だったらと思いつつ……
 
居合わせたお客様は、同じ集落に棲みながら初めてお話させていただいたご夫婦で、なんと名古屋市に住まわれていた同郷の方でした。
島は広くて地球は狭いことを再認識。
 
頂いた雑煮を車中で啜りながら、一路宮之浦の「益救神社」へ。
 
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家族連れで和やかに賑わう境内には焼き鳥の屋台も出て酉年の風情たっぷりですが、今回はパス。
 
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宮之浦港に車を回すと駐車場はほぼ満車。
年末年始、島を出られた方が置いていった車が溢れていました。
 
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何とか駐車スペースを見付けてフェリーターミナル2Fの「雪苔屋」さんに。
 
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新年に相応しい明るい笑顔のクマちゃんとマリナちゃんが迎えて下さった店内には、「お雑煮 390yen」の表示。
 
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餅の焼き加減はいつものように「焦げ目に」、クマちゃんコーヒーと合わせて注文。
 
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東京下町出身のマリナちゃんの雑煮は玉出のクマちゃん好みに、醤油と鰹と昆布に加えて、干し椎茸の微かな香り漂う関東風。
弾む鶏肉の食感と今が旬の屋久島産タンカンの皮の風味が相まって、酉年の島の正月気分を高めてくれます。
 
雪苔屋さんは今月は3日までの営業で、2月中旬まで冬季休業。
しばらくのお別れですが寂しい限り。
 
青い海を眺めつつトロトロ戻った六角堂の母屋に、益救神社で頂いた干支土鈴を飾るうち、ゆるゆる元旦の日が暮れ掛りました。
 
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屋久島トリッコロール第2回は「島でチキンと言えばあそこ」のお店をご案内いたします。