屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道 第21回 R77のラーメン

拝啓

屋久島ラーメンの細道第20回 ベトコンの上陸したる港町でご紹介した安房の「麵屋 りんたろう」さん。大将の纏うTシャツの背に書かれた「隠れ家」の文字が気になって、なおかつ「ベトコンラーメン」と「担々麺」にどれ程の違いがあるのかを知りたくて再訪。

まずは「たんたんめん」。今回は100円UPの大盛りで。

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第一の違いは器の色。ベトコンラーメンは黒い鉢でしたが、たんたんめんは白い高鉢。そして盛られたネギがベトコンラーメンは青ネギの小口切りでしたが担々麺は白髪ネギ。白さの中で青梗菜の緑が鮮やかに。

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レンゲでスープを一掬い。何やら水っぽさを感じてこりゃあかん……あかんのは麺の方ではなく食べ方。担々麺は汁なし汁ありの二種類がありますが、いずれにせよ食べ方の基本はひたすら具に面が均一に絡むほど混ぜること。それを思い起こしグイグイ混ぜれば、ハチの底に沈んでいた練りごまベースの芝麻醤(チーマージャン)がスープと溶け合い麺と肉とネギがシンフォニックに響き合い……程よい辛味と甘みにご馳走様でした。

さて、もう一つの問題はTシャツでしたが、何と今回出向くとTシャツが前回の黒地から黄地に衣替え。しかも背文字は上から「R corporation」「麵屋 りんたろう」・「麵屋 琉誠」「創作酒家隠れ家」の四行に。

対象に「R corporation」の意味を問えば、宮之浦の琉誠を立ち上げる時に付けた名前で、三店舗ともりんたろうの大将がオーナーさんなのだそうです。

同じオーナーさんが二つのラーメン店を経営しながら、全く違った味わいのラーメンを出していることに軽いショック。

島の北と南を結ぶ県道R77に近接した三つのお店が、それぞれの味わいを活かしながら繁盛することを願って止みません。

とりあえずTシャツの文字についての疑問は解けましたが、看板をしげしげ見直せば

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右端に「久永式ラーメン」と。これまたなんのこっちゃ?次回は食べそびれた日替りラーメンセットを頂くとともに、「久永式」を解明しようと期する次第です。

敬具



屋久島ラーメンの細道インデックス

  安房 麵屋 りんたろう
  宮之浦 E・The ⅽafÉ Ganta がん太ラーメン
  安房  安房Aコープ内 喫茶ケルン
  安房  屋久島らーめん 日高屋
  安房  こしば (冷麺)
  宮之浦  龍鳳 (冷麺)
  安房  ファミリーレストランかもがわ
  安房  あわほ
  安房  喫茶 ケルン
  原     屋久島オリオン
  宮之浦  琉誠
  宮之浦 ヒトメクリ 「屋久鹿タイラーメン」
  安房 NABURA 「NABURA(油)そば」&「しょうゆダレラーメン」※2017年閉店
  尾之間 モッチョムビュー トーン 「ピリ辛みそラーメン」
  宮之浦 味菜 「ちゃんぽん」
  安房 こしば 「サービスランチ」
  宮之浦 龍鳳「とんこつラーメン」
  安房 ファミリーレストランかもがわ「とんこつラーメン」
  安房 八重岳食堂 「ラーメン」
  安房 じいじ屋「塩ラーメン+ミニ豚こつ丼」と「味噌ラーメン」
  宮之浦 ランチボックス「らーめん+小どん」
  宮之浦 王龍(わんろん)「屋久島黒ラーメン」」※2016年閉店
  宮之浦 楓庵「屋久島もののけラーメン」
  宮之浦  琉誠「屋久島ラーメン」
  安房  南国酒場Amara「屋久島トビウオ・トムヤンクン」※2016年閉店
  安房 萬来軒「ラーメン定食天津飯セット」 ※2016年閉店