屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

善き哉と寿ぐ島の初詣 白玉ぜんざい身も心も温まりました

謹賀新年

年が改まって心の折り目節目を付けようと初詣へ。まずは島の神さんの総元締め宮之浦の益救神社へ……向かう途中、元旦早朝から元気に開店されていた安房の小屋カフェ「日と月と」さんに立ち寄り、元旦スペシャルの白玉ぜんざいを頂くことに。

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善哉(ぜんざい)とは、仏教語の「善き哉(よきかな)」=サンスクリット語の素晴らしいを意味する「sadhu」の漢訳。ほめたり、祝福したりするときにいう言葉。店主さんによれば白玉は2018年の「8」をイメージして串刺しに。末広がりの八でなおのこと縁起良し。

北に向かうにつれ雲は厚く風も強くなってきましたが、宮之浦につくと風も弱まって小春日和。益救神社は思いのほか人出は少なく露店もひっそり二軒のみ。

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お参り後、いつもはするっと通り過ぎる本殿両脇、二つの祠が気になりご挨拶。

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鎮座されていらっしゃる方がどなたか分からなかったので、お札の受領所で伺うと「ズイジン様」とのこと。随身とは元々高級貴族の護衛艦のことのようで、お雛様のひな壇にも飾られています。ここでは神さんをお守りしている随身姿の二神。俗に矢大神・左大神と呼ばれるようですが、益救神社の神様の詳細は不明。

帰る足で、麦生弓矢八幡神社

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そして林道の脇、参道の入り口に注連縄が張られた大山祇(おおやまづみ)神社へ。

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苔むす参道の途中に立つ鳥居からは木漏れ日が。

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急な階段を少しばかり登ると昔ながらの祠。

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今年も山幸海幸人幸に恵まれますようにと願って六角堂に戻り、益救神社で頂いた干支の土鈴を安置。

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明日は還暦の誕生日。よい戌年となりますように。