屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道 第19回 フェリー眺めてセンチメンタルラーメンジャーニー

拝啓

先日「屋久島カレー事情 第53回 春陽の海を越えゆく森カレー」でご紹介したYakushima Pocket Navi」。愛らしくもスタイリッシュな装丁で島内で人気となっているようですが、2017年3月20日初版創刊早々、掲載されていながら店を閉じてしまったお店がもう二軒目。

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一軒は麦生のうどんセットが売り物だった農家食堂「むいごっ娘」さんでしたが、4月に入って「屋久島ラーメンの細道 第13回 めんどうと言わずに運ぶ足やあれ」でもご紹介した安房のラーメン専門店「NABURA」さんも。

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開店から一年経たずしての閉店。

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やはり春は別れの季節かと寂しい思いに引きずりこまれそうになりながらも、Pocket Naviには掲載されていない新たなラーメンとの出会いを求めて宮之浦まで足を運ぶことに。

宮之浦のパチンコ店TAIYOを左に見て、100mほど進んだ海際にハタハタとはためいている「味自慢 がん太ら~めん」の幟を発見。

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こんな所にお店があったとは知らなんだ、と看板を見れば「E・The ⅽafÉ Ganta」

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ホンマにラーメン食べれるんかいな?といぶかりながら入店。窓際の席に腰を掛けて

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メニューを見れば、なるほど

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先日、知人に勧められていた「しょうゆラーメン」を注文して待つことしばし……

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麺は島らしくやや柔らかめのストレート麺。スープは透き通った黄金色でわずかにとろみのある醤油味。チャーシューは程よい厚みであっさりながらしっかりとした味わい。窓の向こうに出航間際のフェリー屋久島Ⅱを眺めて啜れば、如何にも島の旅気分。

何やら海の向こうから渡ってきたかのようなラーメンと窓辺のロケーションのオーバーラップがあればこそのお品代。カフェはやはり空間と時間を楽しむ場なり!と再認識。

ちなみに店名の E・The ⅽafÉ の意味を尋ねれば「居酒屋(E・Tha ca)とカフェ(café)をかけたダジャレみたいなもんです」とのこと。遊び心=ゆとりを失っては島では何事も長続きはしないんだろうなとしみじみ思うセンチメンタル・ラーメンジャーニーとなりました。

敬具



屋久島ラーメンの細道インデックス

  安房  安房Aコープ内 喫茶ケルン
  安房  屋久島らーめん 日高屋
  安房  こしば (冷麺)
  宮之浦  龍鳳 (冷麺)
  安房  ファミリーレストランかもがわ
  安房  あわほ
  安房  喫茶 ケルン
  原     屋久島オリオン
  宮之浦  琉誠
  宮之浦 ヒトメクリ 「屋久鹿タイラーメン」
  安房 NABURA 「NABURA(油)そば」&「しょうゆダレラーメン」※2017年閉店
  尾之間 モッチョムビュー トーン 「ピリ辛みそラーメン」
  宮之浦 味菜 「ちゃんぽん」
  安房 こしば 「サービスランチ」
  宮之浦 龍鳳「とんこつラーメン」
  安房 ファミリーレストランかもがわ「とんこつラーメン」
  安房 八重岳食堂 「ラーメン」
  安房 じいじ屋「塩ラーメン+ミニ豚こつ丼」と「味噌ラーメン」
  宮之浦 ランチボックス「らーめん+小どん」
  宮之浦 王龍(わんろん)「屋久島黒ラーメン」
  宮之浦 楓庵「屋久島もののけラーメン」
  宮之浦  琉誠「屋久島ラーメン」
  安房  南国酒場Amara「屋久島トビウオ・トムヤンクン」※2016年閉店
  安房 萬来軒「ラーメン定食天津飯セット」 ※2016年閉店