屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ボンボンポイ第58+2回 安房 BOSSA 昭和レトロの再生

拝啓

毎年、島の緑が芽吹き始めると、島のあちこちで新しいお店が産声を。

今年も安房川のほとりでまた一つ。

店名はCAPではなく……「BOSSA」

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※ 聞けば、お店の看板がまだできていないとのことので、勝手に画像を加工。

扉を開ければ、ほほう

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天井の感じと言い、調度の色合いと言い、

どこか懐かしさを感じさせる趣き。

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メニューを眺むれば、ドリンクとスイーツ各種。

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「お店の売りは何ですか?」とママさんに問えば、

「コーヒーショップなのでやはり珈琲」とおっしゃるので、

素直にドリップ珈琲を頂くことに。

「ただいまオープン記念で『ミニBOSSAパフェ』をお付けしております」とのこと。

ありがたく頂戴することに。

「ところで店名はCAPなんですか?」と問えば、

「いえ、BOSSAなんです。ボサノバのボッサ。それでBOSSAパフェ。看板を注文しているのですが間に合わなくて」と恥ずかし気にお答えを。

看板の仕上がりが楽しみです。

待つ間に店内ぐるりと巡れば、マトリョーシカ風ペンギンがいらっしゃいませ。

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先に登場したのが、おまけのミニBOSSAパフェ。

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天辺に盛られたブランデーゼリーは上品な色合い。

タンカンピールが美味しさを引き立てておりました。

そしてドリップ珈琲。

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スッキリとした飲み口で好感が持てました。

300円でいいの?

お店は月・木定休。開店時間は朝9時から夕方5時まで。

地元の方が気兼ねなくユルッと過ごされる気さくなお店。

 軽妙なボサノバのBGMが掛かっていたらもっと良いかも。

 

ところでこのお店の建物。

安房つり橋があった頃、まったく同じ姿で写っている写真が屋久島山荘の外壁にある」と耳にして、

川の対岸、車を止めた川縁の公共駐車場前、屋久島山荘さんの裏口外壁の写真を確認しにテクテク。

さすがに吊り橋工事中(昭和5年)の写真には写っておりませんでしたが、

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林芙美子案内のレトロなバスが走っている吊り橋の向こうにくっきりと。

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拡大。

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吊り橋は1975(昭和50)年まであったとか。

バスのリアウインドウの感じからすると昭和30~40年代でしょうか?

そしてこちらが今日撮った写真。

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「CAP」の店名にはInnovationの文字がありますが、

「BOSSA」は古店舗を「Renovation」されたお店。

半世紀以上の月日を越えて存在するお店に宿った新たな命を、

大切に育てて行きたいものです。

末永く繁盛なさいますように。

敬具

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