屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島弁当三昧 第1回 新登場Warungkarangのランチボックス

拝啓

島の緑はいよいよ眩しく、家族連れの観光客のお客様に溢れる春休み……のはずでしたが、今年は新型コロナウイルスのお陰で4月に入ってパタリ(´;ω;`)ウゥゥ

感染防止対策で営業を見合わせる飲食店が増えてきたことは、先日のブログ記事でもご案内。

暮らしへの不安と、行き所なく高まる島民のストレスをどう解消していくのかも、離島の大きな課題。

「食」は体と心と社会の元気の源。お店で召し上がって頂くのが難しければと、テイクアウトサービスを新たに検討、実施されているお店も現れ始めました。

そこで、島に以前からある「お弁当屋さん」と「テイクアウトランチOKのお店」を、島内外の皆様にご案内する企画を発案。

 

その第一回目は、

4月5日からランチボックスの提供を始めた安房の「Warungkarang」さんに。

専用駐車場に入れるのが面倒なので、安房大橋の南にある休憩所の駐車場に車を止め、

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晴れやかな海と空を眺めながら橋を渡ればWarungkarang。

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入り口には「当面テイクアウトのみ」のお知らせが。

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店に入れば「おかずが選べるランチボックス¥800」の表示。

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いつもながらのWarungkarangスタイルで、おかずは5品選べます。

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どんなふうに詰められるんやろと期待しながら待つ間にも、地元の方に加えて観光客のお客様もご来店。

レジ袋に入れて下さったランチボックスぶら下げて、どうせなら旅情を身にまといながら頂きたいと川縁に降りたものの……

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堤防から砂浜に降りる入口は閉ざされていたので、春田浜まで車を走らせ……

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人っ子一人いない海水浴場で、いよいよランチタイム。

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ほう、環境配慮の紙製トレイに割りばし。汁気のあるおかずは別容器に。

で、おーぷんざぼっくす!

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グッと寄れば

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カップの中身をご飯にかけて、ググっと寄れば

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今回選んだおかずは

揚げ茄子と絹揚げおろし
鮭とディルのオムレツ
揚げ玉子のバラドソース
里芋とソーセージのクリーム煮
そしてキーマカレー の五品

絹上げおろしのふわふわと里芋のしゃっきり感、揚げ卵をぱっかり割った時の色どりが何とも楽しく、ご馳走様でした。

手作り弁当は良いけれど、何品もおかずを家で作るのは大変、面倒。

いつものお店の馴染みのお弁当は安心だけど、ちょっとわくわく刺激も欲しい。

そんな方にはピッタリのランチボックス。

帰りがけ、小さなお子様を抱っこしたお父さんが浜をゆるゆるお散歩に。

お店でお弁当を買う機会が少なかった島民の皆様も、「三密」とは対極の開けた海と空のもと、たまったストレスを解放させてあげるのもよろしいかと。

ただ、春田浜海水浴場はシーズンオフのためトイレの使用はできません。

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こんな時節だからこそ、「気晴らしにどうぞ」とトイレが使えるような気配りを、町長や町役場がして下さればよいものを……

敬具