拝啓
雨音と沢音と海鳴りに包まれた屋久島麦生の六角堂。ちんたらブックカフェ営業ありやとお問い合わせのお電話を受けながら、本日お休みのお返事ばかりで恐縮至極。
様々な水のアンサンブルとスパイシーな香りで午後のひと時ゆんるりお過ごしいただきたいのですが、よんどころない事情によりまだ次回開店の目途が立っておりません。
そこでと言う訳ではないのですが、六角堂から車で数分の高平に先週オープンしたカフェスタンドをご紹介。
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島らしい開店祝賀の花輪が立っているのはサル川ガジュマル入り口に立つアクセサリー店「樹之香 Kinoko」さん。
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その県道側に新たなスタンドが増設され、テイクアウトのクレープやドリンクを頂けるようになりました。メニューはどんなか眺めてみれば……
ふむふむ屋久島らしさを出した品揃えも。お薦めを伺えば「たんかんニューヨークチーズクリームクレープ」と「トビウオサラダクレープ」とのことなので、それをオーダー。焼いてくださるのは京都の亀岡から移住されてきた元設計士、穏やかな笑顔のお嬢さん。
店のオーナーさん曰く「まだ作りかけですが奥のデッキで召し上がっていただけます」。ならばせっかくとアツアツを手に持って
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お店の中を抜けて川縁に出れば屋久島情緒あふれるウッドデッキ。
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くるまれたクレープをカウンターに置いてまずはしげしげ、そしてもぐもぐ……
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しっとりした生地のクレープにたんかん風味豊かなクリームがむっちり。
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トビウオサラダクレープはパリッとした生地にケイ水産特有の桜チップの薫りふんわり。ここで疑問が……
とある方の記事には「甘いクレープは歯切れの良い口当たりで、サラダクレープは食べ応えのあるもっちりとしたしっかり生地」という記述。ところが試してみたら正反対で甘いのもっちり・サラダはさっくり。どちらが本来の味わいなのか、再体験してみなければと。
帰り際、看板脇の幟をみて更なる疑問が。
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なぜに「白谷雲水峡の帰りに食べると忘れられない」のか?「近所のななことみなこ」とは誰なのか?
謎や不思議に満ち満ちた屋久島の森や里。それを一つ一つ紐解いていくのも島巡りの楽しさかも。
敬具