屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

年を越す人の笑顔に島の風

拝啓

屋久島には歳末大売り出しの賑わいはなく、正月気分の浮かれた風情もなく、ひたすら地味な年越し。そんな島のゆく年くる年のページ繰りを、年末年始にご滞在のお客様をご案内した道筋をたどって少しばかりご紹介いたします。

大晦日は島内一周ドライブ。麦生の大山祇(おおやまづみ)神社と恵比寿さんの祠からスタートして、トローキの滝・千壽の滝・大川の滝と滝巡り。どこも人影はまばらでしたが、西部林道では……

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ヤクザルが陽だまりでゆったり毛づくろい。

永田の屋久島灯台からいなか浜に降り、臨んだ口永良部島にエールを送りました。

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一湊の矢筈岬の八幡様をお参りし、六角堂に戻って一休み。

夕食後、夜11時過ぎに宮之浦の久遠寺さんへ

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奉納されたキャンドルが灯され

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除夜の鐘を撞く人が列を作っていました。

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その足で益救神社で行われる「益救神太鼓年越祭」へ

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勇壮な太鼓の音が境内に響き

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篝火が空の半月を焦がさんばかりでした。気付けばとうに2016年。

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元旦は、初日の出を拝むこともなくゆっくりぐっすり朝寝坊されたお客様に

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大晦日の夕方、La tableさんが届けて下さったお節料理と


六角堂の特製雑煮の朝食を召し上がっていただきました。

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そして午後からは、サウスアイランドさんの「シーカヤック-トローキの滝ツアー」
島の南海岸が穏やかな冬場にお薦めのツアーです。

モッチョム岳を背にした原(はるお)漁港から人生初のカヤック体験

恵比寿さんが見守ってくださる港から

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元気よく出艇

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ポン・タン館の先にある展望所で待ち構えていると、はるか海上に

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岬を回り込み、入り江に入って

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滝壺に向かいます

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滝をバックに記念撮影

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岩場の陰の砂浜で特製ホットケーキを焼いてもらって一休み

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屋久島の年末年始、雪の積もる奥岳からご来光を拝むお客様もいらっしゃいますが、こんなゆったりのんびり新体験の過ごし方もお楽しみいただけます。

1月下旬から2月一杯はポンカンの収穫期。島の冬の畑は灯りをともしたように明るく穏やかな風情。のんびり一息つきたい地球人の皆様のご来島、心よりお待ち申し上げております。

敬具