屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

初春を祝うカレーは何色ぞ

拝啓
 
厳しい寒波で始まった2015年も、三日目は穏やかな日の出の朝となりました。尾之間の漁港に行くと消防団が出初の訓練。こうして島の安全を守って下さっている方々の姿に、頭が下がります。
 
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さて、新年の六角堂香草食堂スパイシーブックカフェ・イートハーブの営業。新年は4日から開くような思わせぶりも申し上げておりましたが……
1月11日(日)・12日(月:成人の日の祝日)・13日(火)からスタートさせて頂くこととなりました。
 
月・火は夜7時まで営業、お時間があればごゆっくりお過ごしください。
 
定番以外の「今週のカレー」につきましては追ってご連絡申し上げます。屋久島らしい新春色のカレーをお召し上がりいただけるよう努力いたします。
 
そして2015年最初の「今週のお薦め絵本」は、新年にちなんで「愛と誕生」特集です。
 
一冊目は『愛についての ちいさな おはなし』
著:マリット テーンクヴィスト 、訳:野坂悦子、小峰書店1998年初版
 
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愛とはあこがれること、希望をいだくこと、そして思いつづけ信じること。この本は44枚の繊細な絵の中に、そんな愛の要素を表現しています。1996年オランダ・銀の石筆賞を受賞した愛する心を繊細に描いた絵本です。
 
二冊目は『愛のほん』
著:ペニラ・スタールフェルト、訳:川上麻衣子、小学館2010年初版
 
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女優川上麻衣子が翻訳した愛とセックスを伝えるスウェーデン絵本。「愛することは世の中で一番かんたんなこと。そして世の中で一番むずかしいこと」と本書の中で書かれているように、愛するとは何かという誰もが直面する深い命題に真正面から向き合い、独特な感性でユニークに表現しています。
 
三冊目は『赤ちゃんの誕生』
著:ニコル・テイラー、写真:レナルト ニルソン、あすなろ書房1996年初版
 
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受精から誕生までを、最新の撮影技術を駆使して記録した写真絵本。神秘的なカラー写真を使って、赤ちゃん誕生の謎にせまります。
 
四冊目は
『あかちゃん でておいで』
著:フラン・マヌシュキン、絵:ロナルド・ヒムラー、偕成社1977年初版
 
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おなかの中の赤ちゃんが育つまでの一家を無彩色の線画で描くアメリカの絵本。今では絶版となっていてなかなか手にはいらない一冊。お腹から出てくるのを嫌がっていた赤ちゃんが、外に出たくなったきっかけが素敵です。
 
その他、下記の絵本を目に留まりやすい場所に並べておりますので、是非お手にとってご覧ください。※初版順
 
■『ピーターのいす』作:E・ジャック・キーツ、訳:木島始、偕成社1969年初版
■『あかちゃんのうた』文:松谷みよ子、絵:岩崎ちひろ、童心社1971年初版
■『ぼくどこからきたの?』著:ピーター・メイル、訳:谷川俊太郎、河出書房新社1974年初版
■『赤ちゃんのはなし』作:マリー・ホール・エッツ、訳:坪井郁美、福音館書店1982年初版
■『あなたが生まれるまで』作:ジェニファー・デイビス、絵:ローラ・コーネル、訳:槙朝子、小学館1999年初版
■『フレネ学校 「愛」について』作:フレネ学校の子供たち、訳:武者小路実昭、あすなろ書房2000年初版
■『うちにあかちゃんがうまれるの』文:いとうえみこ、写真:伊藤泰寛、ポプラ社2004年初版
■『おへそのあな』作:長谷川義史、BL出版2006年初版
■『Photo Book 赤ちゃんが生まれる』 監修:北村邦夫、編著:WILL子供知育研究所、金の星社2007年初版
 
みなさまの新春一番のご来店、心よりお待ち申し上げております。
 
敬具