拝啓
屋久島には何故だかいくつも窯元があります。
ガイドブックなどでよく紹介されているのが平内にある「屋久島焼新八野窯」(http://yakushimayaki.com/)さん。穴窯で焼かれた青釉の皿などが印象的です。
小島地区には二つの陶房が。
一つは楠の木陶房(http://saksak.info/c/kusunoki-t.shtml)さん。屋久島産の米の藁から作った釉薬を掛けた淡いブルーの焼き物が特色です。
もう一つは「陶工房 恋泊」(http://ameblo.jp/koidomari/、http://yakushimatabi.com/koidomari.html)さん。女性の作家さんらしく愛らしい小物もあります。
安房にも二つの窯元があります。
一つはヨロン坂の「うりずん窯」(http://yakushimaurizun.jimdo.com/)さん。安房出身で沖縄で修業された作家さんの作品は、愛らしい象の置物などが目に付きます。
そしてもう一つは松峯大橋のすぐ近くにある「埴生(はにい)窯=旧阿多良窯」(http://ycnetwork.blog84.fc2.com/blog-entry-25.html)さん。作家の山下正行さんは1986年から登り窯で作陶をされています。今月は、23日から埼玉県さいたま市にある「あるぴいの銀花ギャラリー」(http://www1.ocn.ne.jp/~al-ginka/)で行われる個展に向けての作陶中。
そこで、その窯入れから窯出しまでの様子をご紹介したいと思います。
第1回 窯入れ、そして火入れ
本当は11日に火入れするはずだったのが台風18号で延期。昨日から登り窯に火が入りました。
下の写真は、11日に伺った時の写真。
登り窯の外観
登り窯の全景
窯に入れられた作品
作業場
ギャラリー
その中で、柔らかな丸みと落ち着いた色合いが気に入って珈琲茶碗を二客頂いて帰りました。
さて、午後9時。六角堂にご滞在中のお客様が母屋にいらっしゃる「営業時間」は終了。今から差し入れを持って、真っ赤に火が燃え盛っている登り窯を見学に、埴生窯に行って参ります。
敬具