屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島Pork Song 第4回 島の南は豚盛り AQUA→かもがわ→SAN POURO→みち草→Thank You→味得

拝啓

 

日本国内で「豚肉料理」と言われて一番に思い付くのは琉球・沖縄料理

六角堂「明冥文庫」には沖縄料理の本が八冊ありますが、

その中心は豚肉料理。

 

そんな沖縄にはBuheeeN(ブヒーン)という名の豚3匹のラップユニットが。
リーダー「アグ(あぐー豚)」、メインボーカル「イベリ(イベリコ豚)」、ラップ&低音担当「紅(紅豚)」が歌う「マブタを豚汁」を豚料理を頂く前に聞くべきかもと。

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で、

今回は屋久島の南部(空港から南)のブタさんをご案内。

 

まずは、

長峰の「AQUA」さんの『豚の生姜焼きランチ』

たまたま「本日のメイン」が『豚の生姜焼き』だったので、

それを素直に頂くことに。

まずは前菜。

そしてメイン。

🐖のアップ!

厭味のない優しい味付けでホグホグいただけました。

日替わりランチなのでお値段は1,000円。

十分過ぎるほど納得のいくランチタイムとなりました。

 

二軒目は、

私的に屋久島で最もリーズナブルなレストラン(定食屋)だと思っている、

安房の「かもがわ」さんの「豚の生姜焼き定食」。

実は「豚と言えば生姜焼き」から外れたところを狙いたいという願望もあり、

Aランチの皿にのっかる「ポークソテーにしようかとも思ったのですが……

やはりここは素直に豚のど真ん中をと生姜焼き定食に決定。

🐖のアップ!

定石通りの味付けですが、ペラペラではないプニプニの肉厚生姜焼きに満足。

はずれがないのがかもがわさんだと再認識いたしました。

 

三軒目は、

同じく安房の「SAN POURO」さんの「しょうが焼き定食」。

こちらの定食はこのような誂え。

🐖のアップ!

評判の高い自家製ドレッシングをドボドボ掛けた野菜との相性良し。

ただ、以前から気になっているのは、

味噌汁の具の豆腐と小鉢の冷奴の組み合わせ。

せっかく洒落た器やらオブジェやらを誂えた雰囲気の良いお店なので、

もう一頑張りしていただけたらと欲が出てしまいます。

 

四軒目は、

春牧の「みち草」さん。

売りは「地卵のカツ丼」ですが、

今回は今まで頂いたことのなかった『豚のネギ塩焼き定食』に。

待つことしばし……

🐖のアップ!

あっさりとした味付けがかえって食欲を増し、野菜と一緒にモリモリと。

以前頂いたネギ塩丼やカツどんも良かったですが、定食もまたよしでした。

 

五軒目は、

尾之間の「サンキュー食堂」さんの『ブタフルコース』(勝手に名付けました)。

三品の組み合わせがこちら。

🐖のアップ!

愛知県が本拠地の「武蔵」らしい味噌串カツ、

トロトロの角煮に寄り添うトロトロの半熟味玉の相性も良いですが、

何よりロースカツの揚げ具合が私の好みにピッタリ。

牛はレア、豚はしっかり火を通してという方もいらっしゃいますが、

カツの中心を真っ白コチコチにしない調理に食材管理の自信がうかがえます。

三品を胃袋に収めた帰り道、

自分が千と千尋の神隠しのあの両親の姿のようになっているのではないかと妄想し、その主題歌が聞こえてくるようで、

ララランラン、ホホホッホ、ル~ルルルル~

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そして今回の最後、

六軒目の豚さんは同じく尾之間の「味得」さんの「焼肉定食」。

女将さんに「豚を食べたい」と申し上げると「トンカツか焼肉です」とのお答え。

これまで何度も足を運ばせていただいたお店ですが、

焼肉=牛肉と思い込んでいたのは関西に長く暮らしていたせいかと。

🐖のアップ!

一口頂いた途端、何やらふわっと鼻をくすぐる香りが。

隠し味に味噌、それも赤味噌系を使っていらっしゃるのかもと勝手な推測。

 

そして、これまでの生姜焼きとの違いは添え物のパイナップル

屋久島 Pork Song 第2回 パイナップルと悲しい玩具 万福でも触れましたが、

豚とパイナップルの相性の良さは時代と国を超えたものだと再度認識。

 

お会計の際に「味噌の風味がしたのですが……」と女将さんに尋ねると、

「味噌はどうかわかりませんが、胡麻をいつも擂っております」とのお答え。

 

こうしためんどくさいお客に笑顔で対応して下さる女将さんの接客に感謝。

「ああ、満足満足また来よう」と思えるのはそうした笑顔の調味料が効いているのかも。

 

次回の屋久島Pork Songは、

カフェの🐷特集の予定です。

 

敬具